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ベイスターズ2020年選手名鑑 スペンサー・パットン 背番号53「球団歴代最多登板の将軍。来季の去就はどうなる?」

こんばんは、なべマガジンです。

本日は、背番号53 スペンサー・パットン選手を紹介します!!!

1.経歴

アメリカ出身 2014年2015年テキサス・レンジャーズ(トレード) 2016年シカゴ・カブス(自由契約)を経て、2017年に横浜DeNAベイスターズに年俸9000万円、1年契約入団しました。1年目からセットアッパーとして62試合に出場。31HPを記録し、山﨑投手がクローザーを降格した際も、代役を担った。日本シリーズ出場にも貢献し、年俸1億3000万円、1年契約で、球団に残った。2018年も58試合に出場し、5勝33H防御率2.57と活躍。更に2019年から新たに2年契約を結んだ。2019年は、シーズン当初から不安定な投球が続き、8月3日巨人戦で、審判の判定を不服とし、ベンチの冷蔵庫を殴打。第5中手手根関節の脱臼骨折が判明し、アメリカで患部の整復手術を受けた。クライマックスシリーズには復帰を果たしている。そして、球団の歴代外国人投手で最も多い146試合に到達し、ベイスターズの歴史に名を刻んだ貢献者である。

2.ベイスターズの獲得理由

山﨑投手に繋ぐセットアッパーの強化。大リーグ時代から投球回を上回る奪三振を記録しており、三振を取れる投手を獲得したかったことが分かる。獲得時の年齢は、28歳と若く中長期な活躍も見込んでいただろう。最近の傾向でも、脂の乗った年齢28~30歳での獲得が多く(育成選手以外)、DeNAの外国人戦略だろう。

3.選手のチェックポイント

★ストレート・スライダーのコンビネーションで高い奪三振率★

150キロを越えるストレートと140キロ前後のスライダーをメインに操る。割合は少ないがチェンジアップも投じている。コントロールに難があり、特に2020年は、登板しないと調子の良し悪しがはっきりしない。圧巻の投球を見せる時もあれば、四球でランナーをためて、タイムリー・ホームランを打たれるケースも珍しくない。ここ数年の安定感は影を潜めてしまっている。球のキレを見る限り、冷蔵庫殴打による怪我の影響は無さそうだ。

4.現在の立ち位置と起用方法

6.7.8回での登板になり、セットアッパーとして役割ではなく、勝ちゲームだけでなく、ビハインドゲームでの登板も増えている。山﨑投手同様に安定感が欠けており、首脳陣からの信頼を失っている証拠である。今年は、オープナーとして先発を経験したが、2回持たず9失点で降板する形になってしまったが、流石に可哀そうな登板になってしまった。国吉投手・石田投手もセットアッパーとして起用されつつあり、勝ちパターンの1人という認識は薄れてしまっている。平田投手・伊勢投手も安定した投球を続けており、外国人枠の兼ね合いから来年の契約も危うい。年俸も高いことから、再契約時は、ダウン提示が濃厚。しかしながら、若手投手の活躍や、年々成績が落ちていることも踏まえて、ベイスターズ側から契約しない可能性が高いだろう。

5.まとめ

ブルペン陣の成長・ムラのある投球から来年の契約は難しい可能性が高い。

苗字が同じアメリカの陸軍大将ジョージ・パットンにちなんで、MLB時代から「将軍」という愛称で呼ばれており、グローブにも漢字で刺繡が入っている。ブルペン陣のまとめ役としても活躍しており、ブルペン陣全員に「bull(牛)pen」Tシャツを配るなど、紳士な対応が有名である。

感情的になりやすい性格だが、人に厚い人情味がある人物なのである。引き続き、結果を残せるように応援したい。

今回は、スペンサー・パットン投手を紹介しました。

次回は、背番号56 濱矢廣大投手を紹介します!!!

※背番号54 浅田投手 背番号55 田部選手は紹介済み

次回もお楽しみに^^

20年以上ベイスターズ・プロ野球を見てきた自分だからこそ発信できることをこれからも発信し続けていきますので、良ければ、サポートをお願い致します^^