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ベイスターズ選手名鑑 笠原祥太郎 背番号47 「濱口・東に続くチェンジアップの使い手加入。再起を誓う先発候補」

おはようございます。なべマガジンです。
連日キャンプ中継を楽しんでおります。
年々記載しておりますが、ベイスターズの選手層の
厚みが増していることがよく分かります。

また、ここでご報告。
11日~13日で3年ぶりに宜野湾キャンプに行って参ります!!
久しぶりすぎて、ワクワクが止まりません。
しっかりと選手をチェックしてこようと思います。

そして、本題へ。
本日は背番号47 笠原祥太郎選手です!!!

1.経歴

新潟県新潟市秋葉区出身。(旧新津市)
小学2年から地元のスポーツクラブに加入、中学時代は軟式野球部に所属していた。高校は新津高校に進学。2年春からエースとなるも、2年夏は1回戦敗退、3年夏も2回戦で敗退と、目立った活躍は無かった。大学は理学療法士を目指し、地元の新潟医療福祉大学へ進学したが、野球部が新設することをしると、学科を変更し、野球に取り組んだ。プロ野球を本格的に目指していた訳ではなかったが、2年から3年にかけて球速が一気に伸び、一部リーグ昇格に貢献。3年秋のリーグではリーグ新記録の奪三振をマーク、4年春のリーグでは6勝0敗とMAX147キロまで成長し、一躍大学ナンバー1左腕投手と称されドラフト候補に。2016年ドラフト4位で中日ドラゴンズから指名され、新潟の大学から、直接入団した初の選手となった。

2017年(1年目)は中継ぎスタートもシーズン終盤に先発へ転向。プロ初勝利を手にした。2018年(2年目)は開幕ローテーション入りを果たし、中盤2軍落ちも再昇格からは安定した投球をみせ、6勝をマークと飛躍した。オフには侍ジャパンに選出され、先発も経験。

そして2019年(3年目)は、2年目の勢いそのままに、開幕投手となり、5回無失点と、その後も4試合2勝をマークしていたが、不整脈の診断から抹消。
その後、復活し一軍登板もあったが、影響があり8試合の登板に終わった。2020年(4年目)は、右内腹斜筋損傷の影響で、プロ入り初一軍登板無しに終わった。2021年.2022年(5.6年目)は、計8試合に先発も1勝と結果を残すことができず、ドラゴンズの強力な投手陣に割って入ることができていないかった。

そして史上初の開催となった、現役ドラフトで横浜DeNAベイスターズに指名され、入団が決まった。

2.ベイスターズの獲得理由

不安定なローテション改善へ先発候補の獲得である。

これは最優先の課題だったため、現役ドラフトでの獲得は適材適所となった。では詳細をみていこう。
ベイスターズは石田投手から始まり、ドラフト上位で左腕をこぞって指名。左腕王国とも言われる投手陣を高田前GM、吉田前スカウト部長と一緒に作り上げた。その選手たちが現在ピークを迎えている。石田・今永・濱口・東の4兄弟が今年はフル回転の可能性もあるかもしれない。右腕では二桁勝利をマークした大貫を中心に、昨年途中加入で後半結果を残したガゼルマン。そして復活を目指す上茶谷や平良、ブレイク間近の京山、背水の陣である阪口、ダークホースの徳山、新戦力でドラフト2位の吉野と抱負に名前はあがる。

しかし

ベイスターズの一番の難点は、ベストメンバーで1年間戦うことができていないことにある。これは野手陣にも言えることだが、怪我での離脱が多く、中々揃わないことが続いている。これはファンの皆様も、もどかしさを毎年感じていることでしょう。国吉投手をロッテに放出してまで、先発だった有吉投手を獲得しており、球団もその点はシーズンを通じて考えはあるのでしょう。

一方リリーフは、山﨑の残留、伊勢・入江のブレイク、トレードで森原の加入、万能屋の平田・田中、新戦力のウェンデルケン、ドラフト5位の橋本、復活を目指す三嶋とオトコハダマッテナゲルダケ、エスコバーが控えている。ブルペン陣はリーグでも屈指だ。比較的に先発陣よりも安定しており、優先度で言えば、先発陣の方が優先である。

そこで実績も経験もある左腕の笠原選手に白羽の矢が立った。
上記の左腕4兄弟が常にローテションにいる可能性もあるが、無い可能性もある。もちろん、ローテションに入るくらい結果を残してもらうことが一番だが、もし二軍スタートでも一軍での出番を見据えて調整を続けていれば、必ずチャンスはあると思いますし、一枚加わることによってぐっと厚みが増します。結果的に砂田・細川⇔京田・笠原のトレードとなりましたが、中日にとっても横浜にとっても素晴らしい移籍になったことは間違いないでしょう。

3.選手のチェックポイント

★チェンジアップを中心に緩急を操る★

ご存知、東投手にチェンジアップを教えるほどのチェンジアップの使い手で、2種類を投げ分ける。落差のあるチェンジアップとブレーキの効いたタイミングを狂わせるチェンジアップを操り、そのほかでは、スライダー・カーブ・カットボール・ツーシームを投げる。そのため、笠原投手の復活の鍵はやはり「ストレート」になるだろう。ストレートは最速147キロと言われているが、平均球速は140キロ前後。球速差が大きい分、球種を見切られやすいとスコアラーから指摘も受けている。怪我以前の切れの良いストレートを取り戻して、早めに打者を追い込むカウントを作りたい。制球面も良い方ではないため、できる限りゾーンでの勝負を期待したいところだ。イメージでは、狙って三振も奪えるグランドボーラーとして活躍して欲しい。

4.現在の立ち位置と起用方法

ローテション候補の一人になるだろう。しかしながら、優先度は現状高くは無いため、現有戦力での怪我や不調から先発のチャンスを伺うというポジションと思われます。実力だけでいけば、現状のローテーションは今永・濱口・石田・大貫・ガゼルマンの5枚まではほぼ固い。6枠目を上記で挙げた選手及び、二軍から這い上がる選手で争うことになり、狭き門ではある。しかしながら、何度も言うようにローテションは1年間きっちり回ることは可能性として低い。谷間の先発も発生しますし、笠原投手にはモチベーション管理が難しい立ち位置ではありますが、結果を残しつつ、ローテション候補の一角としてスタンバイし、優勝への1ピースになって欲しい存在です。

5.まとめ

優勝に向けて、現役ドラフトで適材適所の補強。ローテション候補の一角として準備し、怪我の影響を跳ね除け、以前の投球を取り戻したい。

笠原投手が指名できたことは非常に良かったと思います。
ドラフトで松尾捕手・林内野手とセンターラインの強化はできていたので、左腕4兄弟に続く、実績経験豊富な左腕として、これ以上無い獲得となりました。これで怪我以前の投球ができれば、一気に投手王国も見えてきます。ローテション争いがこれほど熾烈な年は初めてかもしれませんね。
シーズン開幕へ誰がその座を奪うか楽しみです!!!

本日は背番号47 笠原 祥太郎投手を紹介しました。

次回は、背番号49 JB ウェンデルケン投手を紹介します。
次回もお楽しみに!!!



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