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ナンパ師としての正しい歳の取り方について考えてみた。

 今年で30歳になりまして、いよいよ若者ノリが似合わないおっさんの年代に突入して参りました。

 2013年に「渋谷で働く営業マンのナンパ日記」をはじめたときは、「ノリが気持ち悪い」とか「そんなテンション、30代の自分にはムリだ」といったコメントをいただいていました。

 当時は「年齢なんて関係ないでしょ。自分は30代になっても今のままのテンションでいたいし、いられる自信があるわ」と思っていたのですが、いざ30歳になってみると、いや、正確に言うともっと前の28歳くらいから、これまでのテンションだと「無理をしている」感が出てしまって、自分の中でしっくり来ていなかったんですね(笑)

 端的にいうと、終始高いテンションで騒いでいることが恥ずかしいと感じるようになって来てしまいました。

 最初は「コミュ障になった期間があったからその影響でテンションの上げ方を忘れてしまったのだろう」「昔のテンションの方が自分に合ってるから、これから取り戻して行こう」と思っていたのですが、どう頑張っても元のテンションに戻ることができず、どうやらこれは年齢とともに内面に変化が置きているのではないかと思うようになりました。

 私が最近ハマっているNetflix版のテラスハウス「IN THE CITY」編に登場する寺島速人さん(29歳)は、入居してすぐ「ここの住人同士で好きな人とかはいないの? ねぇ、どうどう?」のような絡みをしていて、そのノリの軽さを24歳の女子メンバー美咲ちゃんから「29歳でそのテンション...?」のように若干引かれていました。

 確かに私から見ても、29歳のノリとしてはどこか薄っぺらく映ってしまい、自分もこんな風に見えているのか...と反面教師的に見るきっかけになったんですね。

 20代の頃は、基本的にハイテンションなコミュニケーションで相手のテンションも上げていった方が、盛り上がるし楽しめるし、それが勝ちパターンだと考えていたんですね。

 そのためこれまでのブログでも、テンション高めのコミュニケーションをおすすめしてきました。

 しかし30代に入ると、このノリでは「落ち着きがない、みっともない、ガキっぽい」と見られてしまい、好感を得られる(モテる)テンションではないのではないかと感じるようになったわけです。

 とはいえ、「クールな無口キャラ」が自分に会っているとも思わないので、相変わらずお調子者のよくしゃべるキャラのままで、声のトーンやノリ、チョイスする言葉、所作などを少し落ち着かせようと思います。

 20代におすすめしていたのがアンタッチャブル・ザキヤマさんのようなノリだとすると、30代からはチュートリアルの徳井さんのようなイメージです。

 実際、最近は全然テンションを上げられず、低いトーンで話すことの方が増えてきているのですが、それによって女の子から退屈に思われるということは特になく、むしろ年相応のテンションとして評価されているようにさえ感じます。(先日会った大学時代の男の先輩からも、「昔のお前より今のお前のほうが絡みやすい」と言われました)

 20代には20代のノリやテンション、30代には30代のノリやテンションがあるんだなと学んだので、今後はナンパシミュレーションのテンションも、次のようなテンションに変えていこうと思います。

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■20代のナンパ(ハイテンションモード)

「こんばんは〜!!」
「お姉さん今からどちらへ!?」
「えーっ!!まだこんな早い時間なんですから絶対もう一軒行っといた方がいいですって!」
「ほな◯◯が美味しいお店お連れしまーす!」

■30代のナンパ(落ち着きモード)

「こんばんは」
「お姉さん、今からどちらへ?」
「いやいや、まだこんな時間ですから、せっかくなんでもう一軒はさんどきません?」
「◯◯が美味しいお店があるんで、そこ行きましょう! ごちそうするんで!」

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↑あんま違い、伝わらないですかね(笑)

 ひとまず20代の方は、過去のブログ記事をご参考いただき、30代の方は、これから更新されていく記事を参考いただければと思います。

 30代のなべおつもよろしくお願いします。

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