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30歳のおっさんが7つ下の女の子と付き合えた理由。

 先日紹介した「質問カードゲーム」を利用して、「30歳のおっさんである私のどこを好きになったのか?」と、彼女の本音を聞いてみました。

 質問カードゲームとは、合コンの場や恋人同士で楽しむゲームで、相手に聞きたい質問をカードに書いて順番に引いていくという超シンプルなゲームです。普段は恥ずかしくて絶対話してくれないような質問でも、ゲームの中でカードを引くと自然と答えてしまうという魔力を持っています。

 「30歳と23歳」と言えばまぁそこまで違和感はないかもしれませんが、「自分が大学生のときに小学生だった」と考えると、なかなか驚くべき年齢差カップルです。どうしてこんなおっさんに、23歳の可愛い女の子が興味をもってくれたのか。気になったので「質問カード」を利用して聞いてみたんです。

 恥ずかしそうに教えてくれた理由は「本当に仲の良い女友達2人くらいにしか話したことがない、過去の仕事のトラブル話のようなものを初めて男の人に話せたから」でした。

 やはり「聞き上手」というのは女性の好感を得ることができる重要な要素なんですね。年齢差がある場合、一層「大人(おっさん)ならではの魅力」に感じられるのかもしれません。

 実際、私は女性とのデートで会話する時は「いかに(他の人には話していない)深い話」を引き出すかを重視しています。

 その際にいろいろ意識しているポイントがありますが、最も重要だと感じるのは「相手の心に土足で踏み込むワードを使わない」ということです。

■相手の心に土足で踏み込むワードを使わない。

 「自分が興味のある話題」というのは、得てして相手にとってはナイーブな話題だったりするものです。恋愛や仕事の悩みに関する話は好奇心をそそるテーマですが、ストレートに聞いた結果、警戒心を強められたり、デリカシーのない奴だと思われたりするリスクもあるわけです。

 私は、「このテーマは地雷を踏む可能性もありえるな」という場合は、絶対に真正面から質問しないことを強く意識しています。

 たとえば仕事についての話で「前職を辞めたばかりで、いま転職活動中なんだよね〜」と言われたら、「なんで辞めたの?」「前職は何の仕事だったの?」「次はどんな仕事に就くつもりなの?」などは聞きたくなるポイントでしょう。

 しかしこの話題、ストレートに聞くと地雷を踏んでしまう可能性があります。

 もし前職を辞めた理由が、社内の人間関係がうまくいかなかったからとか、いじめにあったからとか、会社が潰れたからとか、口に出して言いたくないネガティブな理由だったとしたら、ストレートに「なんで辞めたの?」と聞かれても、相手は答えづらくて口をつぐんでしまう可能性が高いでしょう。

 そして心の中で「こいつデリカシーのない奴だな」と悪い印象を抱いてしまうのです。

 もちろんその時の相手のテンションによっては、全然ストレートに聞いてしまって問題ない場合もあります。しかしその場合でも、「ちなみに辞めた理由って、聞いても平気な話題...?」のように、ちょっと遠慮気味に尋ねる(相手を気遣う)配慮があるだけで、印象は大きく変わってきます。

 しかしそれ以上に、こういう話題については、いきなり核心に触れる質問をするのではなく、相手が話しやすいようなパスを重ねながら、向こうから自然と話してしまうような流れを作った方が、うまく会話を引き出すことができるのです。

 というのも、もし「ちなみに辞めた理由って、聞いても平気な話題...?」と聞いて、「いや〜あんまり話したくないんだよね...」と言われてしまったら、それ以上深掘りすることができなくなってしまうからです。

 これでは「他の人には話したことがないような深い話」を引き出すことができません。つまり親密度を高めるきっかけを掴み損ねてしまいます。

 ではどのような会話をすればよいのか。

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