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欲望に素直になると"面白がる"感度が高まり、"やりたいこと"が見つかる。

 ただただプライベート旅行の思い出についてつづった、前回前々回のエントリー。久々の旅行だったのでとにかく楽しくて、記録に残しておきたいと思って書いたのですが、読者の方からすると「どうでもええわ!」という情報だったと思います。(スミマセン)

 旅行に行ってみて感じたのは、タイトルにあるとおり「欲望に正直になる」ことの大切さです。

 私が会社を辞めて引きこもり、コミュ障に陥っていた時期は、仕事以外のことにまったく興味が沸かず、「これがやりたい」という欲求や、遊びに対する興味がほとんどなくなっていました。

 友達から遊びに誘われても延々と断り続け、「これ面白くない!?」と言われても(社交辞令で「そうだね」と言えばいいのに)どうしても「面白い」を肯定することができない時期が長く続きました。

欲望を我慢し続けると
「面白がる」感度が鈍くなる

 「お金がないから我慢しよう」「今そんなことしている時間はないからやめておこう」のように我慢を続けていくと、欲望を「叶えない」ことがデフォルトとなってしまい、いつの間にか「面白そう」とか「やりたい」と思えることがなくなってしまいます。つまり興味・関心の感度が鈍くなっていきます。

 引きこもっていたときに一番欠落していたのが、この「面白がる」気持ちでした。

 今回の旅行は、長いことそうした状況が続いた後だったので「変に我慢しないで、行きたいという欲求に素直に従ってみよう」と思い、参加を決めました。(コミュ障の期間であれば興味すらもたず断っていたと思います)

 まぁ行ってみたらとにかく楽しくて。帰ってきてからは「もっと旅行に行きたい!」「男女グループで行くのもいいし、一人旅もいいな」「男友達と二人旅して現地でナンパするのもいいな...」のように、次々と「やりたいこと」が浮かんでくるようになりました。

 一つの「やりたいこと」を叶えると、不思議なもので次のやりたいことが自然と見つかるんですね。それは欲望が満たされたことで、「楽しい」「面白い」と思える感度が高まったからだと思います。

 たとえば私の場合、今の仕事はパソコン一つあればできるので、平日休日問わず、一人で地方へ行って、おいしいものを食べて、その場で仕事をするといったこともできます。(そのままナンパすることも)

 「月に2回は国内・海外問わず旅行しよう。旅先ではこれまで経験してないことを試してみよう」-こうした想像を膨らませていくと、自然とワクワクしてきて「じゃあそれを叶えるためにはどうすればいい?」と前のめりに考えられるようになります。

 心から「やりたい」「欲しい」と思えるご褒美があるからこそ、やるべきことへのモチベーションが高まります。それが努力を継続させる原動力となって、結果的にその欲望を叶えることができます。

欲望を素直に受け止め
「面白がる」感度を高める

 そのためには、やはり「面白がる」気持ちをもてているかが肝になります。なぜなら自分が「面白い」と思えることでないと、「心からやりたいこと」にはならないからです。

 だからこそ、自然と湧き上がってきた「欲望」はむしろ大切なものなんだと自覚して、素直に受け止め、できるだけ早く叶えてあげることが大切です。時間が経ちすぎると欲望のもつ力が衰えてしまうからです。

 すぐにできることなら、下手に我慢せずに即座に叶えてしまってもいいと思います。我慢しすぎると、次第に「まぁいいや...」「どうでもいいや...」となって叶えることを諦めてしまい、モチベーションの原動力としての効果を発揮できないまま萎れてしまうからです。

  欲望を叶えるからこそ、新しい欲望が生まれてきます。

 欲望が次々と生まれてくることは、モチベーションを維持しやすい状況でもあるので、何かを成し遂げるためには非常に有利な状態といえるのです。

「やりたいこと」を思いついたら
すぐに条件を設定する

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