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コミュニケーション下手な人がテンポよく会話をつなげる方法

 コミュニケーションに自信がある人は、相手がどんな質問や発言をしてきても、適切な「間」でうまく切り返せる自信をもっているものです。

 こういう人は頭の回転が速い場合が多いのですが、なにも相手の発言のあとの一瞬で、常に100%の答えが浮かんでいるわけではありません。

 たいていの場合、オチを先読みしてリアクションを準備しているか、とりあえずおきまりのリアクションを出して時間を稼ぐことで、そのあとに続ける言葉を考えている場合が多いのです。

 今回は、予想外の発言や答えづらい質問を受けたときに、変な間を作らずテンポよく会話をつなぐために、私がよく使っている「お決まりのリアクションパターン」を6つ紹介します。

1、「はいはいはいはい!」

 これは大多数の人が使っている最もシンプルなやつです。とりあえず相手の発言に同意する場合や、こちらの意見を留保する場合のつなぎ言葉。「はいはいはいはい」と言っている間に、その後の言葉を考えます。

女の子:こないだ渋谷に新しくできた◯◯って知ってる? 女の子に超人気のやつ!

私:はいはいはいはい! えーとあの、あれね! ごめん、知りません(笑)

女の子:いや反応テキトーすぎでしょ(笑)

 全く知らなければ、いきなり「いや、知らない。なにそれ?」と会話を続ければいいのですが、考える時間が欲しい場合は「はいはいはい」と一旦留保しておきます。思いつけばそれを言って、思いつかなければ、あたかも知ってるように反応しておきながら結局知らないことを白状することになり、笑いが生まれます。

2、「いやいやいやいや!」

 これもよくあるリアクションですね。とりあえず相手の発言を否定したり、その場の空気を制止する場合のつなぎ言葉です。「いやいやいやいや」と制止している間に、次の言葉を考えます。

女の子:なべおつっていつも発言テキトーすぎない?

私:いやいやいやいや! なんてこと言うんですか! めっちゃしっかり考えてますよぉーーー。

女の子:いやその発言がテキトーだから(笑)

 ガチ反論しても変な空気になっちゃうので、よりテキトーにみえるような言い方をして笑いにつなげようという判断を、「いやいやいやいや!」と言っている間に考えています。

3、「すみません、◯◯じゃないんで(笑)」

 相手が予想外の発言やリアクションをしてきて、返しに困ったときの前振りに使います。くりぃむしちゅーの上田さんがよく使っています。

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