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あれはガーゼや、アベノやない…。

オミクロン株の猛威が止まりません。
皆様は大丈夫でしょうか?

マスク生活がまだまだ続きます。
油断はなりません。
新型コロナウイルスに振り回されて早2年近く。
普段逢っている人の素顔が解らないなんて方が、
まだ多いかもしれません。
(小中学校なんかそうらしいですが)

さて、本題に入ります。

「アベノマスク」の嫌われ方。

政府が2020年に配布したこのマスクを巡ってのドタバタや批判が、
何時までも続いています。

  • 布マスクはコロナウイルスに対して何の役にも立たない。

  • 保管費用が掛かり過ぎ。

  • 製造メーカーと政府側との癒着。etc…。

そこで政府は、無用の長物と化してしまった布マスクを、希望される方に、100枚単位で無料配布する方針を纏めました。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/mask_haifu_kibou.html

(注:「申し出フォーム」からの受付に変わりましたが、それ以前に、メールでExcelのフォームを入力して送信した方の分は、受け付けたそうです。なので、再度応募すると、二重に発注する恐れがあったそうです)

「アベノマスク」ではありません。

リステリンのCMより。

「アベノマスク」と言う表現が嫌いです。
個人的には「クールビズ」「ウォームビズ」「億り人」と同じくらいに。
あの政権(政党も含む)の横暴さや誤魔化し方やいい加減さに腹を立てていたので、聞くだけで嫌悪感すら抱きます。
本来なら、言葉も使いたくありません。
(今回は使わないと意味が通らないので、やむなく使っています)

政治や行政が文化・芸術関係(に限らずか)に少しでも関わると、大概つまらなくなったり衰退したりと、勢いが無くなって行くものです。
寄りによってガーゼマスクまで衰退させるとは…。
嘆かわしい限りです。

「ガーゼマスク」が正解です。


昭和時代のガーゼマスクのパッケージより。

昔からあるガーゼマスクが好きです。
ガーゼ素材なので着け心地も柔らかいし、何よりも温かい。
不織布マスクだと、皮膚の潤いを吸収して肌がカサカサになりがち。
モノに依っては、時には唇も荒れてしまいます。

昭和から平成にかけて(2000年に入った頃まで)
マスクと言えば、ガーゼマスクが主流でした。
ただ、顔を覆うガーゼ生地が大きい為か、
着用が恥ずかしいとの理由で、
好んで着用する人は、男女ともそれ程いなかった筈です。

それでも、人々の健康を維持するアイテムとして、
ガーゼマスクは永年、重宝されて来ました。

「ガーゼマスク」が、時代の流れに飲まれた。

そんなガーゼマスクも、
簡単に使い捨てが出来て単価も安い、
不織布マスクの流布に押されてしまい、
段々と姿を消して行くようになりました。

各メーカーが徹底して機能性を追及した使い捨てマスクは、
新型コロナ禍でも重宝されています。

各施設で

  • 「不織布マスクの着用をお願いします」

  • 「(布マスクの方はお断りします)」

と張り出されていたのを見かけました。
ガーゼマスクの肩身は、ますます狭くなって行きました。

そこに追い打ちをかける様な出来事が

(どんなニュースをリンクしても大して変わりないので、とりあえず、このニュースにしておきます)

布マスク自体は後に、ハンドメイドで出来たりファッション性も加味したりで、生き残っています。
しかし、昔ながらのガーゼマスクは、政府の件もあり、すっかり邪道扱いです。嗚呼、永年人々の健康を守ってきたアイテムが、あっさり捨てられるなんて…。

「ガーゼマスク」一端の末路。

「物は使い様」と言いますが、既にマスクとしての機能を失くした使用方法が増え、紹介されています。
保冷剤を入れて赤ちゃんの背中に付けるとか、解体してガーゼのハンカチにするとか。
「カイワレ大根を栽培」って、何なんでしょう。小学校の理科の実験かよ。
本来のガーゼマスクの使い方から外れてしまっているのも残念で、やはり「政治が文化を潰す」を露呈している風に見えます。
その政府が、分解して「産着に使える」と国会で紹介したとか。
永年のガーゼマスク好きとしては、嘆かわしい限りです。

あれはファールや。ホントはホームランだったが…。

1959年(昭和34年)6月25日木曜日)。
後楽園球場「巨人×阪神」第11回戦。
21時12分、9回裏、先頭バッターの長嶋がレフトポールぎりぎりにサヨナラ本塁打を放ち、5 - 4で接戦に終止符を打った。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E8%A6%A7%E8%A9%A6%E5%90%88#%E3%83%97%E3%83%AD%E9%87%8E%E7%90%83

この天覧試合で、9回裏に打たれた村山実氏が
「あれはファールや」と言う言葉を遺しました。
しかい確認すると、明らかにホームランでした。
往生際が悪いと言えば悪いけど、当たりを認めたくない。
この気持ちは理解出来ます。

本当は「ガーゼマスク」なのに「アベノマスク」等と言う蔑まれた言い方(「侮蔑言葉」と言い切ってよいか)になってしまった「ガーゼマスク」は、個人的にはこの、天覧試合の「あれはファール」と被って映ります。

ガーゼマスクの地位を戻さなければいけません

「ガーゼマスクの復権」を。

そこでyurihakaでは「ガーゼマスクの復権」を掲げて行きます。

実は政府が配布する布マスクに300枚、応募しました。
届いたら、ある場所で協賛品として提供する予定です。
勿論「ガーゼマスク」として…。

配送費にも税金がかかると言いますが、払えと言えば着払いで受けますよ、それくらいは。

あれは決して「アベノマスク」と揶揄されるものではありません。
「ガーゼマスク」なんです。

この話題は政府が動けば動くほど、情報がアップデートして行くので、
今後も続けて行こうと思います。
協賛品の行方なども、書いて行きましょうか。




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