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MLB30球団ファン合同noteでニューヨーク・メッツを担当しています。プロの野球観戦オタクへの道を邁進しています。

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  • MLB30球団ファン合同note

    • 2,181本

    MLB30球団のファンのnoteが集まる場所です。各球団のファンがそれぞれのペース、それぞれのスタイルでMLBに関するnoteを更新していきます。

  • MLBオブセッション

    MLBに取り憑かれた君たちへ。

  • どうする巨人軍

    ジャイアンツ、プロ野球について考えたこと。

  • ボールパークの楽しみ方

    MLB各スタジアムの現地観戦記。

  • SHCで学んだこと

    スポーツヒューマンキャピタルを受講して学んだこと。

最近の記事

  • 固定された記事

【MLB】大谷を迎え入れるための"大谷最適化"されたチームの条件とは

162試合のレギュラーシーズンも各チーム残り10試合を切り、ポストシーズンの枠も半数程度埋まってきました。 そして、来週には1か月のポストシーズンがあり、MLBはクライマックスを迎えます。 ポストシーズンが終わるとストーブリーグ。 待ちに待った、みんな大好き大谷がメディアの主役になる季節がまたやってくるのです。 大谷は先発投手としても打者としてもMLBトップレベルの成績を残せる選手であり、チーム力を一気に向上させることのできる、いわば劇薬。その分、チームにとって副作用的

    • 【MLB】エンゼルスは"アフター大谷"をどう戦うのか。

      今オフの最大の関心事であった大谷翔平の移籍先が、ついに決まりました。 一時はジャイアンツ、ブレーブス、そして直近ではブルージェイズが大谷獲得のチャンスあり、なんて報道がありましたが、結局は大方の予想通りロサンゼルス・ドジャースと10年$700Mで契約。 大谷本人のインスタグラムにも、こんなコメントが。 そう、野球界のために"strive"するためには、グローバルにブランド価値があり、野球以外のファンにも十分に訴求力のあるチームでプレーしている必要があります。ヤンキースが

      • 【MLB】それでもドジャースが大谷翔平を求める理由

        個人的には既存の戦力状況を鑑みると、ドジャースの大谷獲得は”なし”なのではないかと考えています。 来季のドジャースは先発ローテーションが穴だらけですし、ベッツ・フリーマンというドジャース打線が依存しきっている二人の野手の長期契約が残っており、今後の起用法に影響が出る可能性があります。そして何より、大谷なしでもレギュラーシーズンを十分に戦えるため、コストパフォーマンスが悪いのです。 ただ、それでも、ドジャースが大谷獲得に動く理由があると思っています。 ブランド価値の向上

        • 【MLB】ドジャースにとって大谷翔平は"最適解"なのか。

          レンジャーズがワールドチャンピオンになり、2023年のシーズンを終えたMLB。 そして、ポストシーズンと同じくらいの熱量で注目を浴びるのが、シーズンオフの移籍市場でもあります。 今年の注目はもちろん大谷翔平。 ノラ、スネル、ベリンジャー、そして日本から山本と、それぞれ$200Mレベルの契約が予想される選手が複数いながら、今オフの移籍市場はすべて大谷と獲得を狙うチームの交渉が落ち着いてからになるでしょう。 今オフも例によって、各メディアでは主要なFree Agentの選手の

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        【MLB】大谷を迎え入れるための"大谷最適化"されたチームの条件とは

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        記事

          【MLB】2年前、なぜレンジャーズはコーリー・シーガーを選んだのか。

          今季、7シーズンぶりにポストシーズン進出を果たし、リーグチャンピオンシップシリーズでは同ア・リーグ西地区のアストロズを下して12年ぶりのワールドシリーズ進出を決めたテキサス・レンジャーズ。 そのレンジャーズの躍進を支えている選手の一人は、コーリー・シーガーです。 シーガーは今季のレギュラーシーズンはケガで119試合の出場にとどまるも、打率.327、33HR、96打点、OPS1.013を記録。もし異次元の活躍をしていた大谷が同じリーグにいなければ、シーズンMVPの最有力候補

          【MLB】2年前、なぜレンジャーズはコーリー・シーガーを選んだのか。

          【MLB】アストロズに迫り来るチームの過渡期

          ポストシーズンでの結果で、その年のチームの出来不出来を述べることは無理があると思っています。 今季のポストシーズンではレギュラーシーズンで100勝以上を記録したブレーブス、ドジャース、オリオールズが地区シリーズで一方的に敗れたこととが印象的でした。これらのチームにとって終わり方はよくなかったのですが、2023年シーズンは十分成功だったと考えています。 ただ、レギュラーシーズンで好調だったチームのポストシーズンでの敗戦が、”チームの過渡期”を象徴するようなこともあります。

          【MLB】アストロズに迫り来るチームの過渡期

          【MLB】Too Strongという落とし穴

          今季のMLBのポストシーズンは、現地10/22時点で両リーグともにリーグチャンピオンシップシリーズの第6戦に突入。それぞれのカードがほぼ一方的だったワイルドカード、地区シリーズとは異なり、両チームともに勝ち進むチャンスがあるようです。 さて、今季のポストシーズンでは地区シリーズにおいて、レギュラーシーズンで100勝を達成しているチームが早々に敗れたのが印象的でした。 両リーグ最多の104勝を挙げたブレーブスは、同ナ・リーグ東地区2位のフィリーズに1勝3敗で敗北。 また、

          【MLB】Too Strongという落とし穴

          【MLB】ナ・リーグ地区シリーズ ダイヤモンドバックスはいかにしてドジャースを破ったのか。

          現地10/7から始まったナ・リーグ地区シリーズ。 レギュラーシーズンで100勝し、2位に16ゲーム差をつけてナ・リーグ西地区を制圧、地区優勝したドジャースの相手は、その2位のチームであるダイヤモンドバックス。 ドジャースは、もう重労働はできないもののマウンドに立ちさえすれば確実にゲームを作るカーショウを筆頭に、夏場から一気に覚醒したベッツ、フリーマンの1、2番コンビ、経験豊富なブルペンと野手陣を中心にメンバーがそろっており、大方はこのシリーズの勝者はドジャースを予想していた

          【MLB】ナ・リーグ地区シリーズ ダイヤモンドバックスはいかにしてドジャースを破ったのか。

          【MLB】ポストシーズンにおける”ワンチャンス”の攻防

          今年もMLBのポストシーズンが始まりました。 ワイルドカードシリーズでは4カードすべてがスイープで終わり、今は地区シリーズが行われています。 個人的には東西地区の優勝チームが出てくるこの地区シリーズこそ、ポストシーズンが一気に盛り上がるタイミングだと考えています。 さて、ポストシーズンのような短期決戦で難しいものといえば、継投。 2020年のワールドシリーズで、ドジャース相手に好投していたスネルを交代した後すぐに逆転された出来事は今でも語り草になっています。逆に、2003

          【MLB】ポストシーズンにおける”ワンチャンス”の攻防

          新しい巨人のリーダーズに期待すること

          二年連続でBクラスとなり、クライマックスシリーズ出場を逃したジャイアンツ。 近年の負けっぷりを考えると何かしら変化は必要であり、その矛先はやはり監督になさざるを得ません。そして、2019年から3回目となるジャイアンツの指揮を執っていた原監督が退任することになったようです。 原監督の2002年の第一次政権では、就任1年目には清水の1番、河原のクローザー起用というファインプレーがありましたが、それ以上に選手の層の厚さで他を寄せ付けない強さを見せ日本一になりました。ただし、翌年

          新しい巨人のリーダーズに期待すること

          【MLB】レギュラーシーズン最終戦の楽しみ方。

          現地9/30のゲームでポストシーズンに進出するチームがすべて決まり、10/1の各チームの最終戦(9回表でサスペンデットとなって明日再開予定のマーリンズ対メッツの試合はどうなるのか・・・)は例年通りデイゲームで全試合が同じ時間に開始。アストロズが最終戦で逆転の地区優勝を決めました。 この最終戦のあと、ポストシーズンに進むチームはギアを一段階挙げ、目の色を変えてDead or Aliveのゲームに臨みます。 また、シーズン終了となったチームは、課題を振り返りながら来季に備えるこ

          【MLB】レギュラーシーズン最終戦の楽しみ方。

          プロ野球はなぜ犠牲バントが多いのか。

          読売ジャイアンツは、2021年以降3年連続で今季も優勝を逃し、クライマックスシリーズ進出も絶望的な状況となっています。 原因のひとつはバッティング面での勝負弱さ。 2位のヤクルトに41本の差をつけてセ・リーグでダントツのチームホームラン数(163本 9/28時点)を記録しながら、得点数は阪神、ヤクルトに次いでリーグ3位(517得点)。 投手陣もリリーフを中心に崩壊気味であったため、リーグ3位程度の得点数では物足りず、直近のDeNAとのカードでも二試合連続で完封負けをするな

          プロ野球はなぜ犠牲バントが多いのか。

          【MLB】ニューヨーク・メッツが求めていたピッチング

          現地、9/25にシアトルで行われたアストロズ対マリナーズの一戦。 両チームの先発はそれぞれバーランダーとカスティーヨという、ポストシーズンの初戦のようなエース対決。 ただ、結果はカスティーヨが序盤にアルバレスに被弾、6回にもタッカーにダメ押しとなる一発を打たれ5失点。 一方で、アストロズの先発バーランダーは9回途中(9回の先頭バッターにヒットで出塁を許し、8回0/3で降板)8奪三振、1失点と好投。 試合はアストロズが勝利しました。 このバーランダーの投球を目の当たりに

          【MLB】ニューヨーク・メッツが求めていたピッチング

          【NYM】ニューヨーク・メッツにとって2023年とは何だったのか。

          現地9/21の試合でメッツはフィリーズに4-5で敗れ今季82敗目を喫し、シーズンの負け越しが決まり、翌9/22も連敗しポストシーズン進出の可能性もなくなりました。 さて、メッツにとって2023年とは何を意味したのでしょうか。 昨季101勝を挙げ、ワールドチャンピオンを目指した今シーズン。 大富豪スティーブ・コーエンオーナーのポケットマネーで実績のあるベテランを次々に獲得し、開幕時点の年俸総額は$353Mと2位のヤンキースに$80M近く差をつけ、ニューヨークのシン・悪の帝国

          【NYM】ニューヨーク・メッツにとって2023年とは何だったのか。

          【MLB】ブレーブスとの敗戦でも垣間見えた、ドジャースが血液レベルで王者たる所以

          大谷はホームラン王だけでなく、打点王も獲れるのか!? 大谷の右ひじの怪我は避けられなかったのか、FAにはどんな影響があるのか、二刀流はどうなるのか!? 大谷と千賀が初対戦! 大谷の同僚がウェーバーにかけられ、チームは解体! 大谷の前を打つ新人がデビューからヒットを継続中! 今日も大谷は礼儀正しい! 今日も大谷”は”大活躍! 国内のMLB報道は相変わらず大谷を中心に回っている今日この頃。 アメリカ現地では、8/31からドジャース対ブレーブスというナ・リーグチャンピオンシップ

          【MLB】ブレーブスとの敗戦でも垣間見えた、ドジャースが血液レベルで王者たる所以

          【NYM】ニューヨーク・メッツはどう生きるか

          今季のニューヨーク・メッツのテーマのひとつは、ブレーブスを倒せるか、でした。 昨季、メッツは開幕から好調を維持し、101勝を挙げるシーズンとなりました。 ただ、メッツはシーズン当初からナ・リーグ東地区の首位を走っていた一方、同地区のブレーブスがじわじわと追い上げ、シーズン終了間近9/30からのブレーブス3連戦でメッツはデグロム、シャーザー、バシットという当時のローテーションの先頭3投手をぶつけながらも3連敗。 結局ブレーブスに追い越され地区二位となり、ポストシーズンのワイ

          【NYM】ニューヨーク・メッツはどう生きるか