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ボールパークの楽しみ方

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MLB各スタジアムの現地観戦記。
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MLB現地観戦の楽しみ方

2020年のメジャーリーグがようやく開幕したと思いきやもう折り返し地点。 今年はタイトル争い、優勝争いもまだ白熱せず、トレードデッドラインでも例年のような盛り上がりはないまま9月を迎えそう。 そして、無観客。 もう無観客の試合観戦には慣れてきたものの、全30球場でMLB観戦を目標としているボクは毎年のようにアメリカに渡っていたのだけど、今年はできず非常に残念・・・ さて、ボクは例えば9連休があれば7泊9日でアメリカに行き、7試合観戦するような人間です。 が、 もち

2019年MLB現地観戦まとめ

2019年9月は、結局8泊10日アメリカに滞在し、6都市、7スタジアム、8試合のMLBを観戦。基本的にはAMに移動し、16時頃には球場にイン。 整理すると、こんな感じ。 東京→サンフランシスコ サンフランシスコ→アリゾナ アリゾナ→デンバー デンバー→セントルイス セントルイス→アトランタ アトランタ→ロサンゼルス ロサンゼルス→東京 なかなかタフな移動であった。 今回のトータルの感想として、試合自体が少し緊張感に欠けていた気がしている。 というのも、最

オラクル・パークの楽しみ方

オラクル・パークはサンフランシスコにあるジャイアンツの本拠地。もともとAT&Tパークという名前だったけど、2019年のシーズン前にオラクルが2038年までの20年間の命名権を取得。入場ゲートの球場名もしっかりと変更済み。 ちなみに、オラクルはサンフランシスコに本社がある超巨大IT企業。詳しい住所は"100 Oracle Pkwy Redwood City, CA"。もはやオラクル通りなるものが存在し、そこにオフィスを構えているのである(ちなみに、JFAのオフィスであるJFA

ブッシュ・スタジアムの楽しみ方

今回紹介するのは、セントルイス・カージナルスの本拠地、ブッシュ・スタジアム。 ぼくがMLBを認識しだしたきっかけは、当時カージナルスとカブスのそれぞれの主砲であるマーク・マグワイアとサミー・ソーサの猛烈なHRチェイスである。 当時、年間最多HR数は1961年に記録したロジャー・マリスの61本。それが、37年後1998年に二人のスラッガーがお互い本数を競いながらあっさりとその記録は更新されて、結局マグワイヤが'70本、ソーサが66本。そして、HRのたびに満員のカージナルスの

クアーズ・フィールドの楽しみ方

今回紹介するのは究極の打者有利の球場、クアーズ・フィールド。コロラド州デンバーにあり、ロッキーズの本拠地である。 標高1600メートルの高地にあるため気圧が低く、打球が異常に飛ぶことで有名であり、標高0メートルの球場に比べて打球が10%伸びるという打線全員がギガキングで振り回りているようなチート球場。 例えば、通算HR数294本、通算打率.238の終身名誉ブンブン丸マーク・レイノルズ。ロッキーズ移籍前まではOPSが.700をウロウロしていたところ移籍後2年間は.806、.

チェイス・フィールドの楽しみ方

今回紹介するのはアリゾナ・ダイヤモンドバックス(D・バックス)の本拠地、チェイス・フィールド。 当時、D・バックスは平野が在籍していたのだけど、まあ平野である。NHK BSでD・バックスの試合が放送されることはなかったであろう。おそらくこの球場の知名度は低め。 また、このシーズン前にゴールドシュミットがカージナルスにトレード、更に夏にグレインキーもアストロズにトレードと、この日のレッズとの一戦は完全に消化試合・・・ さて、チェイス・フィールドのあるアリゾナ・フェニックス

ドジャー・スタジアムの楽しみ方【2019】

2013年に続き、ドジャー・スタジアムに来たのは2回目。 スタジアムレポートはこちらで。 今回は純粋に観戦記です。 前回の観戦では車で行って、渋滞に巻き込まれてタフだったので今回はバスで。 Union stationからドジャー・スタジアムエクスプレスというバスがあって、「ドジャー・スタジアム アクセス」とググるとたいていこのソリューションにたどりつくのですが、なんとこのバス、試合開始90分前からしか運行しません。 プレイボール2時間前の開場と同時に入るぼくとしては

トゥルーイスト・パークの楽しみ方

※2020年にアトランタ・ブレーブスはホーム球場の名前をサントラスト・パークからトゥルーイスト・パークに改名したようです。 アトランタではメルセデス・ベンツ・スタジアムにも行きましたが、本来の目的はアトランタ・ブレーブスの本拠地トゥルーイスト・パーク。 この球場も2017年に開場した新しい球場です。 このトゥルーイスト・パークはアトランタ郊外にあって、アクセスがとても悪い・・・ 基本的には車でのアクセスが基本になるので電車はなく、観光者はバスがマスト。ダウンタウンから

【番外編】メルセデス・ベンツ・スタジアムの楽しみ方

今年の夏、3年ぶりにアメリカに行ってきました。 もちろんMLBの球場巡りが目的で、現地で8泊して6都市8試合を観戦。もちろん新しく訪れた球場があるので、おいおいレポートするつもりです。 さて、今回は番外編。メルセデス・ベンツ・スタジアム。 ここは野球場ではなくて、NFLアトランタ・ファルコンズとMLSアトランタ・ユナイテッドFCの本拠地。 2017年シーズンに開場して存在自体は認識していたのだけど、初めて見たのは2019年のスーパー・ボウル。 ※NBC sports

エンゼル・スタジアムの楽しみ方

大谷が入団して、認知度急上昇中のLos Angels Angels。 イチローがシアトルにいた頃は強豪チームで、ぶっちゃけ嫌いだったけど、 2010年に松井が入団してボク的には好感度高いです。 今はスーパースター・トラウトとスーパーレジェンド・プホルスで有名ですが、 そもそもはスモールベースボールの元祖で、 2004年にゲレーロ様をFAで獲得してから金満球団です。 さて、エンゼル・スタジアムはすごく好きな球場で、学生の時、社会人2年目の時と2回訪れています。 社

リグレー・フィールドの楽しみ方

6年1億2600万ドルでダルビッシュと契約したカブス。 そのカブスの本拠地であり、クラシカルでユニークな球場でおなじみのリグレー・フィールドには2016年の9月に行って来ました。 MLB好きなら、フェンウェイとここはMUST GO。 まずは行き方。 オヘア空港から電車で50分くらいでダウンタウンへ。 市内は電車が色々あるので、移動には困らないです。 ちなみにアメリカの都市ってだいたい小さくて、シカゴも同じように市内観光なら歩いて色々行けます。 リグレーに行くには

Tモバイル・パークの楽しみ方

※セーフコ・フィールドは2019年からは球場名がTモバイル・パークとなり、本記事のタイトルも「セーフコ・フィールドの楽しみ方」から変更しています。 5年半ぶりにイチローが戻ってきたマリナーズ。 今回はその本拠地セーフコ・フィールドをご紹介します。 個人的にセーフコ・フィールドはお気に入りの球場のひとつです。 ちなみにセーフコ・フィールドのネーミングライツは、今季で終了の模様。 正式に延長しないことがアナウンスされていて、次期スポンサー候補としてボーイング、アマゾン、

ペトコ・パークの楽しみ方

今日はペトコ・パーク。 ペトコ・パークといえば、第一回目WBCの決勝会場。 と共にサンディエゴ・パドレスのホームスタジアム。※こっちがメイン パドレスって地味だよね。 10年前ピービーがいた時はプレイオフに出ていたんだけど、ここ数年ずっと最下位候補で、今年もアカン。 MLBエリートファンにとっては、牧田が入団したし、若手有望株が目白押しだしで注目球団ですが。 そのせいかどうか認知度低なのですが、ペトコ・パークはマジでいい球場です。 個人的にはMLBナンバーワンの

ヤンキースタジアムの楽しみ方

"ブランド" って聞いてすぐに出てくるのはヴィトン、エルメス、グッチといったファッションブランド。 でもコカ・コーラも、ユニクロも、がりがり君もブランドであって 機能以上にユーザーに価値、体験を提供できる無形資産がブランド。 例えば、ナイキ。 機能性があるのはもちろんだけど、あのスウィッシュがついている靴を見て 街にお出かけしたくなるのはなぜ? 無性に走りたくなるのはなぜ? これがナイキが提供するユーザー体験。 といったマーケティング的には普通なことからヤン