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ドジャー・スタジアムの楽しみ方

ドジャー・スタジアムといえば

その名の通りロサンゼルス・ドジャースの本拠地。

実はドジャー・スタジアムは開場が1962年で、意外と古い球場です。

今でも古臭くない個性的なボールパークなので、開場当時はかなりインパクトがあったのかなと思います。

スタジアムへのアクセスですが、基本的には車orタクシーorバスです。電車はありません。

ボクが行ったときはダウンタウンからのシャトルバスがなかったので、レンタカーで移動しました。

球場周辺はバカでかい駐車場になっていて

そのバカでかい駐車場に止めた車が、試合終了後には一斉に帰宅するため
渋滞がハンパない、、、

交通規制もするようで、ナビで言われるルートをそのまま通ると同じ道をぐるぐると回って

結局15分くらいでホテル到着のはずが1時間以上かかりました。


さて、ドジャー・スタジアムの特徴的なところは

地域密着の球場でありながら、ドジャースという世界的ブランドの発信地

であること。

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地域密着だとローカルチームになりがちだし

世界的、全国的に有名なチームだと地域性は薄くなってしまう。

もちろん例外もあるけど、プロ野球でいうと

地域密着であれば楽天

全国的なチームといえば巨人

全国にいるジャイアンツファンはチームが好きであって、TOKYOに特別な思い入れはない

その一方、

楽天ファンはほとんどが東北地方のファンであって、同時に彼等の地元愛がチームに対する熱狂を生んでいます。

その対極を同時に達成しているのがドジャース。


まず地域密着。

LAのドジャースファンはドジャーブルーの血が流れているというほど、ドジャースが大好きで、球場もブルーで統一。

チケットは比較的安いし席も傾斜がなだらかなので、グラウンドとの一体感もバツグン。

そして金曜の夜には誰でもグラウンドに降りることができて、ファイヤーワーク。

基本的にベースボールキャップ、ユニフォームはストリート系のファッションですが、

LAはそのファッションがまさしく似合う場所で、ダウンタウンでも違和感なく着ることができるから、球場ダウンタウン間の境界線を感じません。

彼らにとってドジャースは生活の一部。


次にグローバリゼーション。

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これはLAが持つ地域のイメージを球場がそのまま体現しているところ。

LAはヒスパニックやアジア系が多く、人種が多様です。

さらに、NYと比較するとカジュアルで、世界中の人々にとってハードルが低くなじみやすい地域だと思います。

そのLA感を存分に出しているのが、ドジャースタジアム。

外野席の奥には森林が広がっていて、開放感があると同時に、まさしくこれはHALLY WOODの景色と同一。

青と黄色のシートは太平洋の海と、天気が良い日が多いカリフォルニアの気候とピッタリ。

コンコースのいたるところで売っているドジャードッグにオニオンを乗せまくって、

LAの青いベースボールキャップを被って

周りのファンと同じようにブーイングして、チャンスで立ち上がって叫べば

もはや自分にもドジャーブルーの血が流れているのではないかと思ってしまう。

どんなバックグラウンドがあっても、この球場に行けば同じ価値観を共有しているように錯覚してしまうんです。

ドジャースを親しみやすいグローバルブランドにしているのが、まさしくこのドジャースタジアムです。


試合ですが、ボクが観戦したのはLAD vs. BOS。

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ハンリー・ラミレスの一発で決着、という淡白な試合だったのだけども

LAの空のもと、周りのファンと一喜一憂した体験はとても濃厚でした。

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