言語では基本的に、文（sentence）を作ることでアイデアを伝えます。つまり相手の言っていることを理解するということは、相手の作った文を理解するということです。
そのため、単語を覚えるだけでは、相手の言っていることは理解できるようになりません。そこで、文を作るときのルールである文法（grammar）を学ぶわけです。

しかしこれらが完了しても、おそらく多くの英語はまだ理解できません・・・
この段階でぶつかる問題は２つあります。

１つ目は、単語は文脈によって意味が変わるということです。単語は複数の意味を持っていることが多いため、どの意味で使われているのかを文脈から判断する必要があります。
これは、実際に読んだり聞いたりして訓練していくほかありません。

２つ目は、単語は組み合わせによって意味が変わることがあるということです。代表的なものは、群動詞（phrasal-verb）と熟語（idiom）といわれるものです。
これについては、そもそも意味が変わる組み合わせを知っている必要があります。

つまり、基本的な単語と文法を覚えたら次のステップとして、覚えた単語を活かして、それらの組み合わせからできている群動詞や熟語を覚えることが必要になります。