幸せに働くことを突き詰めた結果、HERPに入社しました

初めまして、HERPの渡邊洋輔と申します。この4月に入社した人間です。今日は、僕がどんな人間で、どんな価値観で働いているか書き連ねたいと思い、支給されて2ヶ月経つものの未だにぎこちないMacのキーボードを叩いております。

僕は、早稲田大学卒業後、新卒で設立4期目のベンチャーに入社し、その後電通インドネシアやANDPADを経て、HERPに入社しました。業務内容は、営業を中心としながらも、新規事業立ち上げ/新組織立ち上げ/事業戦略/企画全般と色々やってきました。営業としての業務も、ナショナルクライアントのTVCM提案〜SNS運用といった広告全般から、お店の看板1つ取り付ける仕事まで、幅広い営業を担当してきました。こう言ってしまうと、「あれ、渡邊さんって、やりたい仕事とか無い人なんじゃないの?適当に仕事してる人なんじゃ?」という一見軸が無い人に思えるかもしれません。
そう思われたあなた。…勘が鋭いですね。正解です。そう、僕はやりたい仕事は特にないです。
「えーーーっ、そんなこと入社エントリーに書くのかよ!」と思われたあなた。ご安心下さい。一つ断言するのは、僕は”働く”ことに関して、適当に考えたことは今までの人生で一度も無いです。むしろ、”働く”ことは人生を幸せに生きることができるかどうかに最も影響しうる要素と捉えています。今日は、僕が”働く”ことをどう捉えているか、これから順を追ってお伝えしていきますね。

”働く”ことへの価値観


まず、”働く”ことが人生のどれくらいの割合を占めるか考えてみましょう。1ヶ月単位で見てみます。1日9時間労働・20営業日だと180時間。1ヶ月トータルの時間が30日×24時間=720時間ある中で、睡眠時間が30日×7.5時間=225時間とすると、起きている時間(活動時間)は495時間。180時間(働く時間)÷495時間(活動時間)は約36%なので、起きている時間の3割強は働くことに使うわけです。20歳前後で働き出してから定年までの40数年、人生で最も自由に頭も肉体も使える時期に、”働く”ことが人生の3割強を占める。こういった考え方もできるのではないでしょうか。なので僕は、”働く”ことが幸せであることが、人生の幸せに強く結びつきがあるんじゃないか、というスタンスに立っております。もちろん、仕事が人生の全て!と考えているわけではないです。家族との時間や、気の知れた友人との時間。自分の趣味に没頭する時間も、人生の幸せに大きく関わる要素と考えています。ただ、”働く”ことが幸せであることで、人生で最も活動的な時期の1/3幸せになると思ったら、けっこう大きな要素だと僕は感じています。
「ふーん、まあ、そういう考えもあるかもしれんけど」と思ったあなた。もう少し僕の話を聞いて下さい。なぜ僕はこう考えるようになったか、原体験になっているお話を次にしますね。

原体験となっている出来事


僕は、学生時代は自分のやりたいことができそうな学校を選んできました。高校ではサッカーがしたかったのでサッカーの強豪校へ。大学では自由で多様な人達と何かしたかったので、それを最も感じた早稲田へ(結局サッカーサークルに入ります)。そんな人間が、大学3年までサッカーを真剣に週6くらいでやっていると、周りの友人達がザワザワし出します。「渡邊、就活、どんな感じ?」その時の僕のリアクションはこうです。「シュウカツ?美味しいのそれ?」はい、僕は全く働くことについて考えていませんでした。とりあえず、大学3年の冬までサッカーサークルをやりきってから考えよう!そう思っていました。いざサークル活動が終わり、シュウカツとやらをスタートさせます。その時僕が感じたことは、「働くこともしたことないのに、どうやって働く先を選んだらいいんだ…」ということです(そう、僕はバイトもろくにしていない学生だったのです)。そこで僕が取った行動は2つ。一つは、働く大先輩である父に話を聞いてみること。そしてもう一つは、実際に働いてみることでした。
父に話を聞いてみました。「働くことって、何を基準に選ぶの?」父はこう答えました。「食っていけるかどうか。仕事自体に楽しさはない。人生の充実は、仕事の休みをどう楽しめるかだ」僕は衝撃を受けました。たぶん、聞いた瞬間に10秒くらい固まっていたと思います。働くことは楽しくない…だと…?そんなことがあるのか。自分の父親に。これを俺は受け入れられるのか…いや、受け入れられない。何とかできないのか?ここが、僕が”働く”ことを考えることになった原体験の一つです。(ちなみに勘違い無いように補足ですが、この歳になって感じるのは、父親は本当に偉大な存在ということです。育て上げてくれたことはもちろん、自分の好きに人生を歩ませてくれたことや、僕の意志を尊重してアドバイスをくれたことなど、感謝してもしきれないくらいの存在です。今でも仲良しです)
次に、実際に働いてみました。やりたいことを仕事にしてみたらどう感じるか知りたかったので、当時僕が最もやりたいと思っていた仕事のバイトに応募したらたまたま受かり、仕事ができることに。これはさぞかし楽しいのでは…と思っていた僕は、衝撃を受けました。確かに仕事は楽しいけれど…何かが違う…そう感じてしまったのです。ここで僕は、「”仕事内容”で職場を選ぶことは、自分がしたいことでは無いんじゃないか」という風に考えます。では、何が僕にとって重要な要素なのか?その答え探しの旅が始まりました。これが、僕の”働く”ことの価値観を大きく揺さぶった原体験の2つ目です。


そんな僕が、なぜHERPを選んだか


そんな僕が、色々な会社を経て、なぜ今HERPで働こうと決めたか、お話します。それを話すにあたって、以下の順番で話しますね。


自分の人生観→仕事観→なぜHERPか

ものすごい大きな話ですが、人生は何のためにあるか、皆様はどうお考えですか?僕は、人生に意味や目的も無いと思っています。死にたくない、ただ生きていく。それで充分と思います。けど、それが幸せかというと、そう思えない自分もいます。ただ生きているだけでなく、喜びを感じたい、人生を生きる幸せを噛み締めたい。そういうエゴがあります。それを感じることができることはどんな時か?僕は、関わる人の幸せ・良い変化に影響できた時に、それを深く感じます。なので、その喜びを今後も追求していくと思ってます。(この辺の話は長くなるので、ご興味ある方は延々と話しましょう)
では、仕事は人生の中でどういう位置付けにあるのか?僕は、生きるため+人生の喜びを感じるため、その両軸で考えたいと思っています。自分と家族が自由に生きるために必要なお金を得ること。それに加えて、上記で述べたような、人生を彩る幸せを実感できる機会を得たいと思っています。父親に対して、働くことが幸せになる証明をしたい、という気持ちもあり、とても大事にしたい僕のスタンスです。
では、それが実現できる環境とは何か?僕は、一言で言うと「人」だと思っています。自分が、「この人達と共に影響し合いながら、より良い影響を社会に与えたい」「こんなに良い人たちと、その人達が作るサービスを、世の中にもっと発信させたい」こう思えるかどうかが、僕にとっては決定的に重要な要素です。なので、僕にとっては”何をするか”は最優先事項ではなく、”誰とするか”が、唯一と言っていいほどに重要な要素です。
なので、HERPで働くことを決めた理由も、「人」です。もちろん、他の要素も上げられますが(成長性ある事業と思えるかどうか、シリーズAのフェーズで人数規模的にも数十人かどうか等)、決定的な要素は「人」でした。面接でお話した方はもちろん、オフラインでお会いする現場メンバーの方々、どの方も僕は好きになれたし、こういった人たちが働く会社をもっと広めたいと思えました。それに加えて、僕がもともと大きな課題感を持っていた”働く”ことに関係する事業だったことも、働きたい!と感じる後押しになりました。どんな人かをもう少し言葉にすると、HERPには素直で純粋な思いを持っていて、でもロジカルでビジネスを突き詰めて考えているような人間がとても多いです。ダメなところや弱みを開示して、それを受け入れて補完しあおうというスタンスで接することができる人たちです。そんな素敵な人達がいる組織を、僕はもっと世に広めていきたい。そう思っています。


”働く”ことが幸せに感じるための条件


「よくわからんけど渡邊さんは人が大事なんだね」そう思って頂いたあなた、ありがとうございます。ここまで読んで頂ける方はあまり多くないはずなので、とても嬉しい気持ちです。そんなモノ好きなあなたに、僕から何か役に立てる話もしたい気持ちが出てきました。ここから少しだけ、あなたが”働く”ことをどう感じているか、リトマス紙になるようなお話もできればと思ってます。
僕が最近読んで感銘を受けた本で、「科学的な適職 」があります。Kindle Unlimitedで読めるはずなので、もし加入されている方はぜひ。そこで書いていることの中の一つに、仕事の幸福度を決める要件は7つある、という記載があります。
自由/達成/焦点/明確/多様/仲間/貢献
上記を確認するための質問例として、下記が記載されています。
①自由:その仕事に裁量権はあるか?(労働時間/仕事のペース/タスク内容など、どの程度自由に設定できるか)
②達成:前に進んでいる感覚は得られるか?(仕事のフィードバックはどのように得られるか)
③焦点:モチベーションタイプに合っているか?(攻撃型/防御型のどちらか)
④明確:なすべきことやビジョンはハッキリしているか?(ビジョン達成のためにどのような仕組みがあるか)
⑤多様:作業の内容にバリエーションはあるか?(プロジェクトの川上から川下まで関与できるか)
⑥仲間:組織内に助けてくれる友人はいるか?(組織内に自分が好きになれそうな人はどれくらいいるか)
⑦貢献:どれだけ世の中の役に立つか?(自分の行為が他人に良い影響を与えた事実を可視化しやすいか)
ぜひ、試しに上記7つの問いかけをしてみて下さい。僕はこの問いかけをすることで、自分の価値観にますます確信を持てるようになりました。この問いが、何かあなたの人生の役に立つと嬉しいです。

最後に。


さて、ここまで長々と僕のお話をしましたが、これはあくまで僕の一例であり、HERPには色々な原動力を持った人がいます。それも含めて、僕は大好きなやつらが集まっている会社だなあと最近改めて感じています。
もしこの記事を見て、「面白いやつもいるもんだな」と思ってくれた方がいれば、ぜひお話しましょう!そうでなくとも、自分が幸せに働けているか確認したくなったあなた。今の職場に不満があるわけじゃないけど、他社の話を聞いてみたいあなた。転職検討中で、色々な業界の営業を経験している人に話を聞いてみたいあなた。僕でお役に立てそうなことがあれば、お話したいです。そんな稀有な方がいらっしゃれば、下記のフォームよりご連絡下さい。心より、お待ちしてます。


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