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電子楽器演奏用にネックスピーカーを使ってみる

気温は高くても電子ドラムを叩きたいが、夏場のヘッドフォン使用に嫌気がしていました。
ドラム用スピーカーも販売されていますが、そもそも音を抑えるための電子ドラムなのにスピーカー使う?ましてやドラム用なんて、低音がしっかり出るようになっているはずなので、小さい音でも結構響くでしょう。

耳を圧迫せずに音を聴くには、
・インナーイヤホン
・骨伝導スピーカー
・ネックスピーカー
が候補になります。

外部の音が全く聴こえないのは困るので、インナーイヤホンは除外。
骨伝導とネックスピーカーはワイヤレスが主流ですが、楽器演奏に遅延は致命的なので、色々と調べてみます。

骨伝導はランニングをしながら使うようなコンセプトで、Bluetooth接続の商品が多く、楽器と接続出来ません。また、音も軽めで、フロアタムやバスドラムの低音は難しいと思いました。

ネックスピーカーには、映画やライブ映像を観ながら使用出来るよう、専用の送信機を使ってほぼ遅延なしという商品はありましたが、大容量バッテリ使用で本体重めという感じ。

意外と用途に適したものが無く、諦めかけていたのですが、ゲーミングネックスピーカーというのを見つけました。

『「ファイナルファンタジーXIV」のサウンドチームと共同開発。迫力のあるゲームサウンドを実現するゲーミングネックスピーカー』という謳い文句。

有線接続のため、遅延がありません。ただ、USB3.0接続となっており、アナログ接続は出来ないのかと思いきや、USBで電源を取りつつ、オーディオケーブル接続可能!バッテリー無しで軽め。

ケーブルが2本になるので煩わしいですが、希望に近いものがありました。
値段も1万数千円で、まぁ試してもいいかなと。

早速、Amazonで「ほぼ新品」の商品を購入。完動で付属品もあれば問題ありません。
電子ドラムは、ATVのaD5。イヤホンジャックにオーディオケーブルを挿し、ネックスピーカーと繋ぎます。ネックスピーカー本体から出ているUSBケーブルはiPhoneの充電器経由でコンセントに。
USBケーブルを繋ぐだけで電源が入ります。

肝心の音は、、、
もちろん遅延はなく快適です。
低音はもう少し出てくれるといいですが、まあこんなもんでしょう。
選択するキットによっては、タムの音が少し割れてしまいます。
音漏れについては、音量を上げればもちろん盛大に聴こえてしまいますので、注意が必要です。
ただ、耳を圧迫せずにドラムが叩けるのはかなり良かったです。

電子楽器向けのこのような製品が出るといいなぁと思いました。


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