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20代、ドリーマーなきみへ

最近はもうだいぶひんやりしてきたところではあり時間が経ってしまったが、この夏の7月末に29歳になった。
ずっと昔からのイメージで大人=28歳っていうイメージがあったので、29歳はちょっと未知の、大人の先の世界に入ってきた感覚がある。
誕生日の近くで伊豆白浜に行ってきた。白浜へ行った理由はサーフトリップ(サーフィン×トリップ)をするためで、ものすごく海が綺麗で最高な数日間だった。そんな白浜に時代はずれなネオンな感じの一角があり記念に撮った写真が今日のトップ画像。

29歳、ラスト20代に突入した。思い返すとずーっと悩んできた20代後半だった気がする。新卒で入った大企業、2社目のスタートアップ、そして今の会社と環境は全く違えど、常に悩んできた。もちろんプライベートも。

悩むこと自体は全然ネガティブじゃなくて、「むしろ何も考えてないやつの方が思考停止だろ」とか尖ったことを考えたりもしてたけど、やっぱり悩むのは結構大変で、飲みながら定期的に将来のことを語れる友人が何人かいて上手くガス抜きをしながらなんとか乗り越えて来れた感じ。

20代後半の悩みが尽きない現象に名前をつけたいw的なことを考えてたらちょうど見つけた、知り合いのTweet。20代後半の人たちが悩む現象は既に名前がつけられていて「クォータークライシス」というらしく、これは自分だけじゃ無いんだ〜とちょっと安心した。

結局自分は何で悩んでたのか、自分なりの解釈をすると、自分の中で理想な姿(ドリーム)と現実で過ごしている時間のギャップがあることを常に悩んでいたな〜と思い、その中でのもがいていたことが俺にとってのクライシスであった。気持ち的には新卒で入った会社の社長になるくらいにはなりたいし、日々生きていると次々とやりたいこと、なりたい姿が見つかってくる。

自分自身ずっとドリーマーでいたいし、ドリーマーな人の方が魅力的に映ったりもするものの、現実は色々ある。
ドリームを叶えるためのHow toだったりTipsみたいなものは上手くいってる人たちが本だったり何かで紹介していると思うので、「悩んでていいんだ」とか「俺のドリームって何だろう」って思うコツとかヒントみたいなちょっと一般ピープルでも参考になりそうなものを、自分のこの20代後半の悩みの中でヒントとか発散のタネになったものをnoteに残そうと思う。


まずは映画部門。「LIFE!」は間違いなく、20代後半のドリーマーな全ての人に最高な映画。

何かあるとすぐに空想に入り込んでしまい、現実とのギャップに疲れるばかりの主人公。そんな主人公が図らずも現実の世界でいろんなところへ冒険をする話。
「普通の人でも思い立てば色々できるんだなー」ってすごく勇気づけられるし、主人公の年齢になっても色々できるという意味では、20代で何か成し遂げなくても焦らなくていいなとも思える映画。
映画主題歌のJose GonzalezのStep Outは映画観てハマった人には、間違いなくモチベーションソングになると思う。


次は本編。吉野源三郎の「君たちはどう生きるか」を強くお勧めしたい。

初版発行は1937年とかーなり前なんだが、本質の本質が詰まった一冊。多分30代とか40代になるとこの本に書かれている本質が少し本質すぎて眩しくなってしまうと思うので、20代とかで読む方が沁みる内容だと思う。
この本を読んで自分自身いろんな着想に至ったし、本当に人生でちゃんと読んだ本何冊あるんだろうという自分だけど、これは珍しくたまに読み返しているくらいの大切な一冊である。


次は旅編。これは特定のどこってのは無いんだけど、ズブズブの途上国に行くと良いと思う。
自分の場合は一社目の仕事の関係でアフリカ(主に西アフリカ)に結構な頻度で行くことはすごく恵まれたなーと思う。
なぜ20代後半の多感な時期に途上国に行くことがいいのかは、自分らが先進国に生まれていることがそれだけで有難いことだなと確認できるから。
最近親ガチャとか何とか色々話題になっているけど、自分が生まれるところは本当に選べないし運なわけで、途上国と先進国でほんとに全く異なるなと再確認できる。
先進国の人たちが当たり前にできることが途上国の人には出来なくて、これは例外はあれど事実だと思う。なのである程度それを目の当たりにして、先進国に生まれた以上、途上国の人たちが当たり前にできないことを俺たちは思いっきりすべきで、その責任というか義務があるなとさえ思った。
これは途上国にちょっとした旅行に行くというよりは、それ以上に関わりが持てるとすごくいいと思ってて、それでも2週間くらいいると色々見え方も変わってくると思う。
とにかく自分らの常識の外に行く、行ってみて初めてメタ認知した自らの環境や境遇を踏まえて、自分はどうしたいか考える。そんなきっかけになるような経験を積むのは、今の仕事を少しサボってでもする価値のあることだと思う。


今回ピックアップした3ジャンルで以外にも「これが良かったな〜」と思ったことは色々あるんだけど、とりあえずこんな感じ。

さいごにまとめると20代後半は大人の青春だったなと思う。もちろん30代以降も青春なのかもしれないけど、青臭い春的な感覚大人ver.は20代での経験以上には無いと思う。別にドリームを持って追いかける必要はなくて、何かに本気になれてちょっと恥ずかしいなとかそういことが出来ると万々歳だなーと思った。

さて俺は29歳になって来年30歳になるまであと数ヶ月ある。やりたいことは死ぬほどあるのでかなり楽しみな数ヶ月。20代後半の集大成期間であるので、一番大きなチャレンジをしていきたいなと思うので、本気で白目になって駆け抜いていきたい。

不安を凌駕する楽しみやワクワク感。自分への根拠なき自信を根本に添えて、失敗前提で挑んでいく。待ってろ30歳!

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