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「好きなことを仕事にする」に対する今のアンサー

今回は好きなことを仕事にするというテーマ。
自分自身、20代は本当にこれに悩んでいて、20代の悩みは大小様々だけど、ほぼこの「好きなことを仕事にできてないのでないか」という不安が大きかった気がする。
もちろん今でも好きなことを仕事にできているような、100%はできてないような感じではあるんだけど、最近読んだ本や実体験でうまく整理できそうだなと思ったので、noteにまとめようと思う。

20代悩んでたのがとてもわかる2年前くらいのnote。クオータークライシスという単語を知った時に、「これ俺じゃん!」ってなったのをなんとなく覚えている(笑)

「好きなことを仕事にする」へのアンサー

本題に移る。好きなことを仕事にするというときのポイントになることとして、好きであることだけを足がかりにしてしまうとうまくいかないこと。好きなんだけど、仕事になった途端に好きじゃなくなってしまったりもするし、この好きなことに引っ張られ過ぎていたなーと自分でも振り返ると感じることはある。

そして、この好きなことに引っ張られずに好きな仕事を見つけるための思考方法として、「自分をいかして生きる」という本で紹介されている「自分がお客さんでいれないことをベースに考える」ということがとてもしっくりきた。

例えば自分の場合、サーフィンやサウナが大好き。でもサーフィンは自分でサーフボードやウエットスーツ作ろうとかレンタルショップ開こうとは思わないし、サウナも本当に大好きだけど自分でこだわって作るイメージは全くない。
一方で例えば自分がお客さんでいると「こんなに素晴らしいサービスやってるのか、悔しいな」とか思うこともあったりすると思ってて、そう言ったものがとても熱量高くできることなんじゃないかなって思う。

自分が今時点でやろうとしている仕事は、自分が直接のお客さんになったわけじゃないのだが、すでにサービスを提供している既存のプレイヤーがそこまで質が高いと思えなくて、「お客さんも幸せじゃない、これはなんだか嫌だな」と思ってその領域をやることにした。
今のところはとても打ち込めるし、これならとても面白いチャレンジができるなということを確信できている。

自分のケースを振り返ると、①放っておけないなという心のざわざわを自覚する→②調べたりやってみる→③好きになるという順番だったなと思っていて、冒頭の好きなことから探すのと全く逆のアプローチなんだなと改めて思った。
この「お客さんではいられない」とか、「心のざわざわ」とかは好きよりももっと前にある感覚的なものであって、そこを捉えるといいんじゃないかなと思った。

前述のクォータークライシスは、加速度的なAIの台頭で20代に限らず今後もっと幅広い年代で起こっていくアイデンティティクライシスという社会課題になりつつあると認識している。
例えば就活の魅力的な履歴書や志望動機をChatGPTで作って入社したとして、その後に「あれ、俺は誰なんだ」と思ったりするようなこととかも多くなってくると思う。そしてもちろんAIがやってくれる仕事もどんどん増えるから、その時に自分は何をやるの?という問いは常に付きまとう。
引退した60代も色々AIで便利すぎる時代になり、今まで仕事していた時間も空いたことで「自分のやりたいことは何だろう?」と改めて悩んだりする人も多い。

そんな時にこの「お客さんでいられない」という感情的な感覚を大事にしていくことがより重要になってくるんじゃないかなと思うし、そうやって好きなことを仕事にして自分の中から生まれてくる力で熱狂している人が多い社会になると最高だな。

おわりに

このnoteで紹介した本は友達におすすめしてもらったんだけど、ここで紹介したこと以外にも本当に学びの多い良い本だったので感謝を伝えたい。
信頼のおける友人や尊敬する人のおすすめする本は即買うのはめっちゃおすすめ。

そして読んだら必ず感想を言う。そうすると感想次第でまた別のおすすめの本を教えてくれたりすることもある。これを数珠繋ぎお勧め読書本収集と名付けたい。

本は心の栄養。たくさん読んで自分のOSアップデートしていくぞー。
ちなみにトップ画像は吉田松陰の名言@松下村塾。知を深めて行していこう。

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