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普通の子育て主婦が、noteを書きはじめるまで① ~SNSから起業家の世界を覗いてみた~

 子育てをはじめて、もう10年が過ぎたのか…。
大人になってから、長く続いているのはこれくらいしかない。

 こどもがまだ幼い頃、私は出来るだけこどもの前で携帯電話を触らないように気を付けていた。携帯電話を使うときは、こどもと離れている時か、子供が何かに集中している時に、ささっと済ませていた。一人目のこどもの事。一挙一動計画的に、何事にも必死だった。

 今は、日常生活にIT機器を家庭に取り込んでいるが、家族と過ごす時には、本当は画面を見ずに過ごしたほうがいいだろうな、とは思っているし、子供にも出来るだけゲームや携帯電話に触れる時間を短くして欲しいと、思ってはいる。

 私が結婚後に就いてきた仕事はサービス業のパートに出る程度。出産や転勤でいつも短期間で辞めることになり、どの経験も中途半端。3月から始める予定だったパートが、コロナの影響で出勤がなくなり、連絡待ちの状態。2人のこどもとのゆっくりな時間を過ごしている。

 SNSとの出会いは数年前。
ママ友に教えてもらったFacebookで、育児の記録を中心に日常の写真と文章を載せ始めた。(当時はSNSという言葉すら知らなかったよ。) 投稿を始めてみると、少しずつFacebook上で友人関係が広がってきた。日常生活を送るだけでは関わることの無かっただろう遠く離れた人や、環境の違う人、時折昔の仲間に再会することが出来た。リアルな世界とはまた別の、もうひとつの楽しい自分の世界が生まれ、そこでのひとの暮らしや思いを拝見する事、自分の思いを載せることが楽しみとなっていた。自分が発信したことに、反応が返ってくることも、とても嬉しい事だった。

 でも、良かれと思って書いたことが、何故か人を不快にすることがあるようだ。とても気を遣っていても…。だから、下の子のママ友とは、SNSで繋がることをせず、子供の生きたいときに行きたい公園へ行く生活の中から、人と繋がるコミュニティーが出来た。昭和のような生活。心地よかった。(今のSNSの世界と似ているのかもしれない。)

 今から3年前、私たち家族は関東から関西に引っ越しをした。
ここで出会ったママ友と話していると、「携帯を使いこなしてるね!!」と驚かれる事が何度かあった。ある時、私がGoogleマップのストリートビューを使っているのを見て驚かれたのだが、それに私も驚いた。私は当たり前に使っていたけれど、必要がない人にとっては驚く事だったようだ。一人で知らない土地を歩くことがない人にとっては、通常必要がない機能なのか。そりゃそうだ。知らない土地をうろうろする事が好きな私にとっては、Googleマップは生活に欠かせないものになっていたけれど。

 有る頃から、お友達のお知り合いで起業されている方の活動を、Facebookで垣間見る機会が増えてきた。 起業なんて考えたことも無かったし、周りは皆雇用され働いている人たちばかりで、起業のきの字も知らなかった私は、その世界のことが気になり始めた。

 その方が主催されるお茶会というものに参加することにした。そこでは、雇用される人たちの世界とは違い、事業の大小関わらず自らの意思で道を切り開かれている、前向きな方々の発言ばかりを聞くことが出来た。何も考えていなかった私も、何かできるのではないか?やりたい!なにかやらなきゃ!と思うようになったのです。

 すると、ビジネス関係の事へのアンテナが自然と立ち、色んな情報が頭に入ってくるようになった。しかし、実際に動こうとすると、いったい私には何ができるのか?何がやりたいのか?どうしても、周りと比べて自信がなくなり、何をすればよいのか分からなくなってしまう…。

 もやもやっとした日々が続きました。

 …

続きはまた今度。




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