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漫画依頼の衝撃

背もたれはない。

真四角のBOX。

でこぼこな座面。

バランスとって座ってる

だからちょっと気持ちがブレるとすぐにそこから転げ落ちる

健康のために、椅子にランダムに敷物を丸めて、バランスとりながら座ってる

この姿勢が仕事するときのデフォルト


バランスボール使えばいいじゃん

と思うだろう

バランスボール使っていたんだ。

黄色くてよく跳ねる元気なバランスボール。

ただ、さらに元気な子ども達が投げて遊ぶものだから、置物が転げ落ち、ありとあらゆるものを破壊してしまうのだ。



写真立てだって。
立てかけたスティック掃除機だって。
ぬいぐるみだって。
おけらだって。

…おけら?

おけらってなんだ…。

まあいい。

そんな彼らも、急に飛んできたバランスボールのタックルには到底かなわない。


大勢の犠牲を払うなら、自分が転げ落ちた方が良いだろう。
私が犠牲になれば みんな(置物)は無事なんだ!
ということで、自作バランス椅子を使っている。


厳密にいうと、バランスボールも使っている
空気を抜いた状態で。

バランスボールも「でこぼこな座面」の一部だ。

よく跳ねるバランスボールも
たっぷり入る真四角の収納BOXも
ふかふかに包み込むタオルケットも

すべてのいい所を「でこぼこな座面」に凝縮して。
なんという贅沢なイスを使っているんだろう。

そんな状態で腹筋使って座ってるから、腹の力がゆるまると一気にバランスを失う。

電話が鳴ったとき
ピンポンとなったとき
少しの眠気に襲われたとき



「うわああああーーー」

油断してしまった!
このままでは腰を強打してしまう…!

渾身の瞬発力を使って、私の右足が踏ん張る。
たまに左足。


彼らはどんな時でも腰を守ってくれる。

でも

そんな彼らでも踏ん張れないときがあった。





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