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お江戸スタイルブック no.012

江戸時代中期頃の、武家の若侍。

小花柄の裃に振袖の若衆。
振袖の文様は羽と紐の意匠です。

現代では「振袖といえば女子」というイメージが強いですが、
本来は若衆(少年)の装いを
芸人の女たちが真似たという説があります。

振袖若衆の破壊力!
かわいすぎる…!!

特に、上下(かみしも)+振袖+袴
という組み合わせが、個人的にツボ。

西川祐信『四季風俗図巻』より


引用元は、西川祐信の肉筆画です。
紹介できそうな画像を探しましたが、見つからなかったので
載せるのはやめておきます。

こちら、ボストン美術館所蔵 肉筆浮世絵展『江戸の誘惑』
という展覧会図録に載っていたものです。

この展覧会は、2006年10月〜12月に
江戸東京博物館で開催されていました。

ボストン美術館が誇る、日本美術コレクションの数々!!!
あーもー、毎度のことながら
「いいもんもんじゃんじょん…!!!!!」(by クレヨンしんちゃん)
うらやましいですね〜;;

『江戸の誘惑』図録の25ページに載っている子です。
西川祐信の肉筆画『四季風俗図巻』は、
裕福な武家の春夏秋冬の風俗を描き表した作品です。
人物たちが生き生きと描かれていて
着物の柄やコーデもすべてかわいいし、着方もよくわかるし、
当時の生活風景も伝わってくるし、資料としても一級品です。

現在でも、古本でお手頃な価格で手に入ると思うので
気になる方はぜひ見てみてくださいね。

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