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エッセイ&コラム(あっさり)

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その日、もしくは前日に感じたことを「あっさり」短めに、 まとめた文章です。 推敲した最終稿をここに載せます。 <これまで【note】に綴った日記をカテゴリー分けしました。 その… もっと読む
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2018年1月の記事一覧

赤い月の焔

赤い月の焔

今夜の皆既月食。
『スーパーブルーブラッドムーン』という、青なんだか赤なんだか、とにかくすごく珍しい月らしい。日本では35年ぶりという数字がネットに出ていたが、その頃少女だったわたしは、この月を観たのだろうか?

夜のニュース(NHKの『ニュース9』)でも、番組開始からお祭り騒ぎ。9時51分に月が太陽の影に隠れると、北海道や六本木ヒルズから中継していた。

「スーパームーン」+「ブルームーン」+「

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♪すきすき!ナットウスキー

♪すきすき!ナットウスキー

夫が今朝、インフルエンザA型と診断された。
日曜日の昨日から絶不調で、我が家で開くはずの『カニ鍋パーティ』を急きょ中止にし、寝込んでいたのだが、やはり発症していたとのこと。

家族は厳重に要注意!とのことで、仕事帰りにお気に入りのスパゲッティの店へ。迷わず「あさり納豆スパ」を注文した。
納豆などの発酵食品がインフル予防には良いと、ネットに載っていたからである(真偽のほどは定かではないです)。

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ハワイ土産といえば

ハワイ土産といえば

コレ!このチョコレート。
ロケ帰りのディレクターから頂き、久しぶりに出会った。

親戚からハワイ土産に頂いて、初めて食べたのは小学生の頃だったと思う。大きな箱にぎっしり入っていて、子供心にわくわくしながら、なんて美味しいんだと感激した。中に入っているマカデミアナッツも当時はまだ日本で珍しく、南の島のアーモンドは白いんだと勘違いしていたほど。

グリコの「セシル」(とくにアーモンドチョコ)が大好きで

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雪あられ

雪あられ

東京で、朝から雪が降り続く今日。
幸いにも外での打ち合わせもなく、急を要する仕事もない。
こんな日は、「ちょっと特別な」家事をしようと思い立つ。洗濯や料理でなく、ふだんは手の届かない家のこと。
初めは食器棚の皿の整理をしようと試みたが、キッチンに立つと底冷えの寒さで、すぐに断念した。しかし何か、ふだんとは違うことをしたい。

そうだ、「あられ」を揚げようと決めた。
10日ほど前に鏡開きをしてカビを

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Hvad koster det ?(いくらですか?)

Hvad koster det ?(いくらですか?)

2018年センター試験の地理Bで、物議を醸している「ムーミン問題」。

そもそもなぜ「東京在住の高校生ヨシエさん」は、「北欧三カ国」にしか行かなかったのか?
デンマークをこよなく愛するわたしは、何よりそこがとても気になった。
北欧は基本的に「四カ国」(フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク)を指す。デンマークだけ外すのは納得がいかない。

設問の冒頭には「コペンハーゲンを経由」して、三

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インスタ映え

インスタ映え

豪華な刺身盛りを前にして、友人たちと交わした第一声は「インスタ映えする!」。

皆、携帯を取りだし「いい感じ〜」「横より縦かな」とはしゃぎつつ、それぞれが写真に納めた。

そんな場面が当たり前のようになったのはいつからだろう?
Instagramが登場するずっと前、FacebookやTwitterなどのSNSが始まった頃からだろうか。いや、携帯にカメラ機能が加わったあたりからかもしれない。

時は

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こだわりと日常と人生と

こだわりと日常と人生と

本屋でじっくり本の中身を比べたいとき(たとえば参考書とか歴史書とか)、わたしは新宿の紀伊國屋書店へ行く。

スパゲッティは、90%の確率で「ボンゴレ」を選ぶ。

食後に頼むのは、ホットコーヒー(たまに紅茶)。

今日はそれらを一通り済ませて、ああどれもわたしの「こだわり」だなと思う。

こうした些細な「こだわり」が日常を形成していくのかもしれない。

「いつもの」日常。
それはとても壊れやすくて、

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くまモンの「いいね!」は最強だ。

くまモンの「いいね!」は最強だ。

いつになく落ち込んだ仕事帰り。
俯き加減に歩いていたら、人にぶつかりそうになった。
「すいません」とよけると、くまモンがいた。
正確にはスーパーの軒下に、セール品として置かれていたトイレットペーパーである。そのお茶目な笑顔がなんとも愛らしく、次の瞬間には手に取り、レジに並んでいた。

そこから始まった、わたしとくまモンの旅。
仕事先近くのスーパーだったから、一緒に電車に乗ることになった。夜8時近く

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小雨の町を大食漢がゆく

小雨の町を大食漢がゆく

押上は、今でこそスカイツリーが聳え立つ観光地だが、川沿いを少し歩けば、江戸の面影が今も残る下町である。

今日は冷たい小雨が降るなか、この町を夫婦で歩いた。

まずは、古くからの友人の店へ。新年の挨拶がてら、手打ち蕎麦と珈琲(&美味しいチーズケーキ)をゆっくり。(店内撮影禁止なので写真はないけれど、本当に素敵な蕎麦カフェです)

帰り道、そういえば覗いてみたい店があるという夫に連れられて行った先は

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ナイスミドル麻雀部 2018 ①

ナイスミドル麻雀部 2018 ①

『ナイスミドル麻雀部』という名の、麻雀仲間がいる。

皆50代で、わたしがいちばん年下のメンバー四人(ほかの3人はおもに広告業界で仕事をしている)。
全員のスケジュールが合うときに、不定期に集まるので、数ヶ月に一度くらいだけれど、今日はその新年最初の部活動だった。

のっけから、マンガンを2度も振り込み、はこてんになってしまったわたし、、、。

その直後、仕切り直した東一局。
いきなり親の三倍万と

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決まりごと

決まりごと

『三が日を過ぎたらパンを買いに行く』。
気づけばここ数年、お正月の決まりごとになっている。
アンデルセンの「ニューイヤーブレッド」。
店とパンの種類まで決めているのだが、今年は閉店間際に行ったのもあり、あいにく売り切れだった。
あーしまった、もっと早く来ればよかったと後悔しつつ、「2018」と同じように刻印されている「幸せのぶた」というパン(フルーツとナッツ入り)を見つけ、レジへ持っていこうとして

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いいじゃないですか。

いいじゃないですか。

今日2日は箱根駅伝往路。
事前番組の『絆の物語』で取り上げた選手たちの動向が気になるので、今回は自宅でのんびりとではあったけれど、しっかりとテレビ観戦した。

本選とはまったく関係ないが、箱根駅伝をテレビで観るもうひとつの楽しみは、CMだ。新年の特別バージョンや、この箱根駅伝のときだけ流れるコマーシャルもある。それぞれが工夫を凝らしていて、見ごたえのあるものが多い。

今年は、ソフトバンクの作品(

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キリッと!

キリッと!

夕方テレビをつけたら「一週間に一度は褒められた方がいい」という話をしていた。思わず「そうだそうだ!」と頷く。

その後しばらくして、別の番組で今度は小さな子供は(発達障害がある子供にはとくに)「とにかく褒める」ことが大切だという。
またしても「そうだそうだ!」を膝を打った。

人は「褒められてこそ」。
わたしは褒められたおかげで今があると実感する。
以前にもこのnoteに書いたが、わたしは書くこと

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