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Danish Holidays ③ アフタヌーンティー

帝国ホテルで開催中の、デンマークフェア。
いよいよ待望の『アフタヌーンティー』へ!

この3段重ねの美しい盛り付けを「すてき!」と共感したくて、かねてからお世話になっているデンマーク語の先生をお誘いした。

先生の門を叩いたのは、もう4年ほど前になる。
個人レッスンをして頂いているのだけれど(語学学校ではデンマーク語がレアすぎて講座がない、というのが発端だった)、仕事の都合で数か月休ませて頂いたり、宿題も儘ならなかったりと、たいへん不勉強なわたしであるため、語学力は遅々として進んでいない。それでも先生はとても寛容で優しく、わたしのペースに合わせて下さる。まったく予習できていないときはデンマークの興味深い話をして下さったり。授業の外でもランチやお茶にお付き合い頂いたり。今では友人のような存在で(勝手にそう思ってます)、小学生の可愛いお嬢さんとも仲良くさせて頂いている。

そんな二人で楽しんだ、恭しきメニューはこちら。

アフタヌーンティーとはいえ、ランチのつもりで11時半に店内へ。

一段目は、デンマークでは『スモーブロー』という、伝統的なオープンサンド。本国では黒パンだけど、白パン好きな日本人向けにピタパンが。「なぜピタパン?」とは先生が洩らしたひとこと。

二段目は『フレスケスタイ』と呼ばれる豚肉料理。ラズベリージャムを添えて。
先生曰く「デンマークではローストされてて塩コショウがしっかり効いてますが、これはあっさりしてますね。美味しい!」本国とはまた違った美味しさだったようだ。

三段目は、北欧ならではのルバーブのジャムが入ったトライフルと、チーズケーキ、マカロン。
このルバーブがとても美味しく、先生も大感激されていた。

そのほかに、スコーンとデニッシュのシナモンロール(デンマークでは「スネール」)。シナモンロールは一階のパティスリーでも売っていて、わたしが大感動したもの。スコーンはイギリスだが、おそらく通常のアフタヌーンティーのメニューにもあるものだろう。おかわりしたいくらいの美味しさで、クロテッドクリームの柔らかさ&はちみつのまろやかさに驚いた。

チョコレートとナッツ(アーモンドとピスタチオ)も。最後に心憎い演出!

そういえば最初には、スープと前菜の『デンマーク風ポテトサラダ』を頂いた。ポテトサラダはどこがデンマークだったのかな?(先生は生クリームでやわらかく伸ばしてるところかな、と。マッシュポテトはよく食べるそうなので)

先日、ひとりでブッフェに挑戦したときも、さすが帝国ホテルだなあと感嘆するほどすべての料理が素晴らしく、満足したが、今日はそれ以上に楽しい午後になった。
アフタヌーンティの可愛らしい一口サイズの、見た目の美しさももちろんあるが、先生とひとつひとつ声をあげながら「美味しい!」と言い合えたことが何より嬉しかった。

やはり共感しあえる誰かと一緒に楽しむことは、大切である。

先生には言葉や文化だけでなく、映画やドラマや、現在のデンマークの政治、王室の話題など、本当にたくさんのことを教えて頂いている。

わたしのデンマーク好きは、先生に出会えたことで、より深まっているのだ。

今日のアフタヌーンティーが、とても有意義な『課外授業』となったことは言うまでもない。

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