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ゆずの香りとキムチのご飯

【12月に書いた熟成?下書きを蔵出しします】 冬至にはかぼちゃを食し、ゆず湯に入る。 どんなに忙しくてもやってきた私の習慣。 母の代から続くうちの習慣。 私にも息子にもちょっとヘヴィーな出来事が続いて、 もやっとしたり眠れなかったりで精神的にちょっと参っていた。 今週月曜の冬至の日、かぼちゃを入れたほうとうを食べ、 夜中ゆっくりゆず湯に浸かった。 ああ、あったかい。 何となくささくれ立ってしまっていた気持ちが、まあるくなっていく。 きっと今日はあの子もこうして気持ちが明る

    • HELP EVER HURT COVER

      寒い日が続いている。 東京はそれほどでもないけれど、日本海側は本当に大変そうで、少し前の報道は見るたびにどうか皆さんご無事で乗り切って!と願わずにはいられなかった。 雪の予報もあった東京、今日は息子のサッカーも中止になり、気になっていた服と本の片付けを決行。BGMには8月にも書いた藤井風くんの2枚組デビューアルバムの DISC2「HELP EVER HURT COVER」 1月24日は藤井風くんのデビュー1周年ということもあって、敢えての選曲。 そして敢えて露出の少ないD

      • やすみながら

        頭の中がいろんなことでいっぱいになってしまっていた。 あっちへぐるぐるこっちへバタバタ、歩いたり走ったり。 3歩進んだと思ったら、別件を思い出し違う方向へ5歩、 進んだところでまた別件を思い出しさっき3歩踏み出した地点に戻る・・・ そんな日々。 そんな日々を何とかくぐり抜け、ふと気が付くともう11月も半ば・・・あっと言う間の1ヵ月。 慌ただしく過ぎた週末、日曜の夜けるぼんさんの「やすもう。きょうは、やすもうよ。」を読んだ。 ああ、朝聴けばよかった。。。 そして何もしない

        • 地獄のお話? この世のお話。

          ある地獄のお話。 そこにはテーブルに美味しいスープが用意してあるらしい。 でも、彼らの片手は縛られていて動かすことができず、 利き手には柄の長いスプーンが、これまた縛り付けられているのだと。 そこに居る人々はみな必死でスープを飲もうとするのだが、 如何せん、柄が長すぎてどうしても口に運べない。 それでも皆、ああでもないこーでもない、と必死に目の色を変え 思うようにならない自分の身体で柄の長いスプーンと格闘しているのだと。 いくら頑張っても時間が経ってもご馳走にはありつけ

        ゆずの香りとキムチのご飯

          8月31日

          8月31日の夜に書いて、下書きのまま投稿し損なってしまったもの。 10日遅れだけど。 【2020年8月31日】 今朝はいくらか涼しいかと思ったのだけれど、朝とはいえ、外を歩くと汗が滴る。 2年前の8月31日、私は病床の父に会うべく西に向かっていた。 あの日も本当に暑くて、 もう9月の声を聴こうというのに陽射しは容赦なくて、 新幹線を降り、最寄りの駅から妹と病院に向かって歩く道すがら何度も何度も汗をぬぐった。 病院に到着するとすぐにICUに通された。 父は人工呼吸器をつ

          8月31日

          さよなら夏休み

          私の夏休みが終わった。今年はたった4日の夏休み。 ここ何年か夏になるといつも思い出すのが、小学生の頃の夏休みだ。 朝早く起き出してラジオ体操に行く。 上級生にハンコを押してもらって、お友達とぺちゃくちゃおしゃべりしながら 午後に遊ぼう!なんて約束して家に帰る。 「ただいまー」 家はドアも窓も開け放っていて、暑くても風が通る。 本が好きだった私は、午前中はよく読書をして過ごした。 扇風機をつけて、団扇で自らも扇ぎながら貪るように本を読んだ。 セミの声と、生温い空気と、あの

          さよなら夏休み

          【追記あり】音楽に愛されて、出るべくして出てきた人

          やっと梅雨が明けたと思ったら、東京は容赦無い暑さが1週間以上続いている。 未知のウイルスが蔓延っていようが、季節はちゃんと巡ってくる。 体調管理が必要なのは解っているのだけれど、図らずも最近寝不足が続いた。 原因はこの人、藤井 風 くん。 彼のYouTubeを夜な夜なチェックして眠れないどころか、仕事の行き帰りにも音源を聴いている始末(笑) 最近露出が増えているので、同じく殺られている方も多いのではないだろうか?  彼は小学生の頃からYouTubeにピアノ演奏の動画をア

          【追記あり】音楽に愛されて、出るべくして出てきた人

          『空港ピアノ』と人生と

          特に予定の無い休日。 午前中にちょっと息子の自主練に付き合い、午後は家でゆっくり過ごす。 つい何か月か前まで、予定の無い休日がほぼ無かったのが嘘のようだ。 『空港ピアノ』という番組を知ったのはいつだったろう? もともとテレビ番組を撮って観る習慣も無く「観る番組は一期一会」と思っているかなりいい加減な視聴者だ。『駅ピアノ』も含め、これまで数えるほどしか観ていなかった。 この日たまたま時間が空き、そしてたまたまテレビをつけたら流れてきたのがピアノの音。『空港ピアノ』のオースト

          『空港ピアノ』と人生と

          「当たり前」を見直す

          誰が名付けたのか「ゴールデンウィーク」黄金週間(笑) 今年は全国的に「ステイホームウィーク」になった。 不思議なものだ。 思えば息子がサッカーをはじめて以来ずっと、この期間は練習試合や大会で毎日あちこちに出かけていて、一日中家に居られる日など無かった。 Google Photoには「この日の思い出」というのが毎日のように表示される。 ああ、2年前は大会でここにいたなぁ、3年前はこんな所まで遠征したっけ。束の間眼を閉じると、あの日の日射しやワイワイと騒がしい子供達の声が蘇って

          「当たり前」を見直す

          今あらためて思うこと、今だから思うこと

          いつの間にか桜の花が散り、見上げればハナミズキ、遠くに目をやるとツツジの鮮やかな色が目に飛び込んでくる。 ウイルスが私達の日常を大きく変えてしまっているというのに、 俯瞰の目で地上を見下ろすといつもと変わらず時は流れ、いつの間にか季節が移り変わっているのが判る。 子供の頃、よくお人形遊びをした。人形を持って動かしていると、ふと自分も人形で、この世界の上の方でもっと大きな人が私達を操っているんじゃないか?と思ったりしたものだった。 見えない大きな手が私をこっちへ向かわせた

          今あらためて思うこと、今だから思うこと

          つぶやき

          先が見えない…とみんなが言う。 たくさんの不安が、どこにぶつけていいか判らない感情の数々が、街中あちこちに散らかっていて、どうにも切ない。  ティッシュやトイレットペーパーの買い占めが落ち着いたと思ったら、お米が棚から消えたり。 ウイルスは感染した人間の身体を苦しめるだけでなく、 感染していない人間の思考をも狂わせていく。 ウイルスがどこまで意図しているかは判らないけど、お前ら脳は発達しても進化しねーな、と言われているようで全く不愉快だ。 もちろん自分の命は大切なんだけ

          つぶやき

          桜の季節に亡き父の声を聴く

          なんと自転車で派手に転んでしまいスマホの画面が割れてしまったので、 ちょうど替え時だったこともあり、先日スマホを新しくした。 割れた機種はお店で引き取ってもらったが、 家にはその前に長年使っていたiPhone4Sがまだ置いてあって、 今はただ目覚ましのためだけに使っている。 先週のこと。 目覚ましを設定しようと4Sを手に取ると、電話のアイコンに通知が。 休校で家に居る息子から昼間にあった着信だった。そうか、同期してるからこっちにも着くのね、と納得しついでに、何の気なしに留

          桜の季節に亡き父の声を聴く

          【追記あり】きっと知ることになっていた

          生きてると日々いろんな事がある。 泣いたり笑ったり、驚いたり焦ったり。憤ることもあれば胸が締め付けられることも。でも私の場合それもこれも大抵は自身で選んだこと、やったこととその結果であって、自分の責任なのだから仕方がない。ひっくるめて全て甘んじて受け入れよう。 しかし世の中は広い。 自分の力の及ばないところで人生を左右される出来事に遭遇し、生きる人生もある。 彼女達は自分の意思とは関係のない一方的な暴力によって自身の人生を侵された。その上被害者であるにもかかわらず、地域社

          【追記あり】きっと知ることになっていた

          書く理由

          なぜnoteを始めたのだろう。 脈絡もコンセプトも無く、日記とすら呼べないような事をつらつらと、 誰に向かって、何のために書いてるんだろう?  お正月、#note書き初め の記事を書いている時に、ふと頭をかすめた。 とにかくこれを発信したい!とか、アウトプットしなくては、という強い思いがある訳ではなく、何か特別な体験をシェアする訳でも、知識を披露する訳でもなく、もちろん仕事とは関係なく。。。隙間時間の中でこうして画面と向き合っているのは、いったい何故なんだろう。 若かりし

          書く理由

          ジレンマ

          言いたいことをストレートに言えないことほど、 ストレスが溜まることは無い。 どうして言えないのかなと考えてみると、結局それですべてがおしまいになるのが怖いのだ。だから言えない。 過去に、言いたい事を言えたな、という場面では「ええい、もうどうにでもなれ!」という気持ちがあったと思う。物別れになっても構わない、仕方ない、という覚悟ができていた。だから思いの丈をぶつけられたのだ。 結果、ストレートな私の想いは相手の心に突き刺さったのか(笑) なんとも煮えきらない状況を打破するき

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          書き初め

          明けましておめでとうございます。 今年はお天気も良くほんとに穏やかな年明けで、 ついついのんびり炬燵でまったり家族と過ごしている。 お節も以前に比べれば随分と簡素化(笑)してしまったが、毎年いちおう用意して、 子供に縁起物の説明などしながら食す。息子は話はそっちのけで、黒豆と栗きんとん(やはりまだ子供…)かまぼこをメインに、うまいうまいと口に運ぶ。 まあ話を覚えているかどうかは別として、そういう時を家族で過ごした記憶が彼の中にかすかにでも刻まれていたらいいなと思う。 大

          書き初め