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「架空のアウトライン」を観た。


原因は自分にある。「架空のアウトライン」4/26(金)大阪公演@フェニーチェ堺に行ってまいりました!
雑多ではありますが観測記録として、以下に記していきたいと思います。

昨年11月のLivejack 2023 SMASHBEAT SPを見てハマり帰り道でFC加入、春ツアーのチケット当選とここまで怒涛の勢いで沼にズブズブな私。
ここ数ヶ月労基ギリギリ限界社会人ですが、この日ばかりは残りの仕事を来週の自分(と上司)に託してタクシーぶっ飛ばして会場入り。
春休みシーズンの平日なこともあってか学生さんの割合が比較的多かったのと、ガーリーな服装(巷でいわゆる量産型)がほとんどかと思いきや、古着系やモード系もいたり、あとは男性ファンもかなりいたのがとても印象的で全体的にお洒落な雰囲気のファンの人が多かったです。

○セトリ・演出について

1.マルチバース・アドベンチャー
2.原因は君にもある。
3.シェイクスピアに学ぶ恋愛定理
4.GOD 釈迦にHip-Hop
5.ダイヤモンドリリー
6.キミヲナクシテ
7.貴方に溺れて、僕は潤んで。
8.美しい人
9.In the Nude
10.推論的に宇宙人
11.チョコループ
MC
12.545
13.ラベンダー
ダンスパート
14.ケイカクドヲリ
15.Museum:0
16.『誰も知らない歌』
17.夢に唄えば
18.嗜好に関する世論調査
19.ギミギミラブ
20.ネバーエンドロール
21.桜Ground
22.THE EMPATHY
23.原因は自分にある。
24.灼けゆく青


「もしも◯◯だったら」という“仮定法”をテーマにしたコンセプトEP「仮定法のあなたへ」を引っ提げたホールツアー。

そのリード曲である「マルチバース・アドベンチャー」から架空のアウトライン開幕!
はじまった〜!というワクワク感と曲名の通り「多元宇宙」へ一気に引き込んでくれるオープニングに相応しい楽曲。スモークから登場した7人の衣装がめちゃくちゃかわいい、そして綺麗!

華やかで上品なモチーフがついたピンク衣装に負けない顔面も大好きです。

新曲に既存曲や細かい演出を織り交ぜて拡張解釈していくようなセットリストで1本の映画や舞台をみているかのような統一された世界観がバトンを繋ぐかのように変化していく、幅広さにただ圧倒されました。5周年目ツアーでこの幅広さ、楽曲制作陣と全てのコンセプトを完璧に消化して表現していくメンバーたち、恐るべし。

「原因は君にもある。」「シェイクスピアに学ぶ恋愛定理」の盛り上がるナンバーが続き、「GOD 釈迦にHip-Hop」めっちゃ楽しい〜!!C&R曲がこんなにお洒落で難解そうなのがげんじぶ感あって好きです。シンプルに音も楽しい。

雰囲気を一転させて、吉澤要人さんの演技パートからしっとり大人っぽい「ダイヤモンド・リリー」「キミヲナクシテ」「貴方に溺れて、僕は潤んで。」と続きます。手紙がふっと舞台袖まで飛んでいく細かな演出などが随所にあって、机、椅子、カーテン、本といった小道具と大道具とビジョンを効果的に使っているのが全体的に演劇っぽくて印象的でした。
「美しい人」がはじまると同時にカーテンが開き、出てきた椅子!演出!!!大優勝!!!欲を言えばもう少し椅子が高めだとよかったんですけど、要人くんが有り余った足を高く振り上げてから澄まし顔で組むのが美しすぎました…最後の潤くんのフェイクも最高すぎました…
続く「In the Nude」ジャズっぽいコンセプトも難なく表現してしまう品の良さに浸るも束の間、「推論的に宇宙人」「チョコループ」はポップでキュートな手振り曲!光咲くんのソロパートのときに隣の凌大くんがちょっかいかけまくってて超かわいかったです。

MCは基本的に平和な空気感の中でもちゃんと面白い!光咲くん、凌大くん、雅哉くんがたこ焼きの何味か当てるゲームしていた話が仲の良さが伺えてよかったのと、4月末なのにエイプリルフールの話をしだす武藤潤さんがとても良かったです。
凌大くんの「シークレット同盟」、和人くんの「君とゆきて咲く」の番宣も終始メンバーがのっかるわちゃわちゃ感がとても素敵でした!

「545」の流れから「ラベンダー」もピアノアレンジバージョンになっていたのが個人的にテンション上がりました。ピアノの音色がしっとり響くバラードのクオリティも高いとか敵なしすぎでは…?
ダンスブレイクからの「ケイカクドヲリ」ヒップホップやラップからのボーカロイドの系譜もしっかり出来てしまうのが原因は自分にある。の個人的B面。研究生時代のストリート楽曲の下地があるからなのでしょうか?
2着目の衣装も、個々のキャラクターやスタイルにぴったりすぎる。
要人くんが長いストールを操って踊るダンスがあまりにも美しかったし、凌大くんのハーフパンツもよかった、光咲さん潤くんの大正解すぎる衣装もとてもとてもよかったですね…

最も衝撃だったのは客降り!!かなり多い!1階の端から端と2〜4階にもメンバーが足を運んでくれるし顔がめちゃくちゃ良い………近くでみるとスタイルもめちゃくちゃ良い………もうここが天国でした。
ファンサガチ勢みたいな人は周りにおらず、基本お手振りメインで平和すぎる世界…むしろ推しメンきたよ!と肩を叩いて教えてくれるとてもとても親切な方が左隣の席でした。右隣のお兄さんは杢代さん推しだったんですけど指ハート確定ファンサービスもらっていて崩れ落ちていました、よきおこぼれでした。

後半メドレーでライブの定番曲もメドレーで披露していてこれまでの軌跡も辿れる素敵なセットリストだったしラストナンバー「灼けゆく青」とともにスモークで消え去りアンコールなしで終わるのも、ふと夢から醒めた時の浮遊感とか喪失感に似ていて「架空のアウトライン」の儚さが感じられる世界観を統一することに一切の手加減なしの攻めた構成だな~と感じました。

パフォーマンスに関しては、本当にいい意味で裏切られるクオリティの高さ。全員生歌強い。ボカロ曲でテンポも早いし歌割りも細かいのにめちゃくちゃ歌うしめちゃくちゃ踊る。でもスタミナの消費を感じさせないのがシンプルに体力すごいな〜!と大尊敬してしまうほど。楽曲の世界観に合わせてコロコロ変わる表情や歌声、台詞と楽曲と楽曲をMCではなく演出で繋いでいくのですが、その演技、表情の変化がとても様になっていて見ごたえがあるのはやっぱり俳優としても活躍しているからだなと。
各メンバーの細かい部分は後述させていただきます。(これからさらに長くなるので)
活動開始してからほとんどの期間をコロナ禍で過ごしたグループだからこそ?「魅せる」パフォーマンスのクオリティが高い。それでいてC&Rや手振り、クラップなどで盛り上がれる曲では会場の一体感がきちんと伝わる素敵空間!
げんじぶ独特?EBiDAN独特?で初めてのお作法だったのは推しメンの歌唱パートでペンライトを8の字に振る文化。会場アナウンスでは胸の高さを推奨されていたので正解かどうかは分からなかったですが、これ、推しの歌唱パート把握していないとできない至難の業ですごいな〜と感心しました。
アイドルあるあるの合いの手やコールとかはそこまで多くなく、公式さんとメンバーが【応援方法】としてコールやペンライトの振り方を事前にアップしてくれていたので初心者でもとても楽しめました!


○生で見たメンバーの感想


今回のフェニーチェ堺の座席運がとてもよく1階席の客降り通路のほぼ目の前でメンバーのご尊顔を拝みまくったのでパフォーマンスとその感想を記していきます。

武藤潤さん

もう…………推しです。
骨格ハンサム、目も鼻も口も顎も眉もすべてのパーツが綺麗で超素敵!
歌声が本当に伸びやかだし、高音もストレート、ダンスもシャカリキ&キレキレ。
音楽を身体で一心に浴びて、表現することが好き!っていうピュアでストレートな気持ちが伝わってくる、サビでソロパートが来た時の盛り上がり方、温度がひとつ上がる感じが推し。それでいて熱量にも歌声にもブレがないのも最高でした。
客降りの時に2階席から「フェニーチェ堺のフェニーチェって、何か知ってる!?」「知らないなら、教えてあげよう!」「フェニーチェはイタリア語でフェニックス!そう、不死鳥!何度でも、蘇る、まるで、この俺、武藤潤!」「俺は、フェニーチェ 潤だ!!!」って叫んでいたのがとても意味がわからなくて大好きになってしまいました。


大倉空人さん


目が大きくてかわいくて丸くてかわいい!
小顔のザ・犬顔でした。
とにかく声量花丸満点!優しい歌声・エッジの効いた熱いラップができる表現・表情のギャップがすごい!彼の存在で広がる楽曲の幅がありました。MCでは気配り聖母になりファンには子犬のようにお手振りをする、かわいいのにかっこいい要素もきちんとあるし本当にいい意味で「見られている」意識ができるプロアイドルだな…と。そしてペンライトの数がすごい!俳優やバラエティ、SNSでの発信力をはじめとする広告塔としての活躍とファンへのホスピタリティの賜物だなと感じました。


小泉光咲さん

とにかくかわいい、白い、かわいすぎる。赤ちゃんみたいなナチュラル無垢さと透明感そのままに儚さと凛々しさと美しさも持ち合わせるまさに奇跡。
はじめてシマエナガとかエゾオコジョを知った時の気持ちを思い出すくらいの白さと可愛さでした。
MCやふとした仕草はゆるふわマイペースなんですけど、歌やダンスがしっかり芯があってブレない。
特に歌声の安定感がすごくてソロパートで空気感がすっと変わるし、MCでもふわっと空気を変える、ある意味ムードメーカーだなと感じました。
あと足が長かったです。


長野凌大さん


ホログラム?アニメからそのまま出てきたみたいな顔面!もはや骨格と作画が優勝している。顎が小さい目が大きい肌が綺麗、青いカラコンと金髪の違和感がなさすぎる。
ダンスが本当に軽くて身軽!リズム感があって音数が多い曲でも少ない曲でもバチっと音をハメてくる気持ちよさがありました。
先頭でメインを張るセンターというより、空間の中心にいて支配する0番。彼にしかできない表現があって、原因は自分にある。がある。
客降りの時のど真ん前で、近くの人とはあまり目を合わせにいかないけれど、視界には入ってるの感じなのが人見知り発動している(?)四方八方に向かって微笑んでくれました。かわいい………



吉澤要人さん

生で見る破壊力がいちばんすごかった。
顔小さい首長い肩幅広い脚長い、キャプテン翼とかそういう漫画でしか見たことない嘘みたいなスタイル。気品溢れる雰囲気を纏って色気のある低音ボイスで繰り出すメロディとラップとか嫌いな人いなくない?っていう沼沼沼。高音が綺麗に出るメンバーが多いからこそ、オク下の音の幅広さが際立っていました。そしてバレエ!長い足が上がる!!身長が大きいのでしなやかさと色気とダイナミックさが相まってとてもとても美しかったです…
客降りの時に目の前の柵みたいなところに腰掛けて歌ってくれていた時、中世ヨーロッパ絵画でも見てるのかな?と思いました。
バレエ、低音、ラップ。吉澤要人さんがこの強みを持ってこそ広がる世界観があるし、大人っぽい落ち着きを持つリーダーっていう所が、げんじぶの個性を光輝かせる原因なのかなと思いました。


杢代和人さん

顔がちっっっっさい、シャープすぎ、芸能人オーラすごい。まだ10代という衝撃。
ていうか冷静に考えて仮面ライダー俳優が所属しているアイドルグループって強すぎでは?
キメ顔レベチイケメンとはまさに彼のことすぎて、生で見てこんなにキャッチコピーの説得力が持たされることあるんだ…って衝撃でした。
オーラが凄過ぎるんですけど、ファンの方にも比較的フランクに接してくれている感じが好印象でした。お隣もそうだったんですけど、女性ファンはもちろん男性ファンの方も多かったです!
曲の決め台詞がめちゃくちゃ決まってて、歌もダンスも上手いとか下手とかのベクトルじゃなく、やりきるかっこよさ、パワーにとても惹かれました。メンバーといるときにわちゃわちゃ楽しそうにノってツッコんでしてるの結構ギャップだった、これはわりかし全員に言えるかも。


桜木雅哉さん

めちゃくちゃお洒落なお顔立ちのイケメン!
初見が最年少っぽくないクールな印象だったんですが、実際に見てみて無邪気さにめっちゃ心掴まれました!
金髪ストレートが海外の男の子みたいでめっちゃ可愛かった〜!どアップでモニターに抜かれている時に、自分で沸いてるとは分からずに困惑しているのも気付いた時に「ストレート挑戦してみました!」って言ってさらに沸いてるのにニコニコが止まらないのも可愛かったです……
歌もダンスもさらっとこなしてしまう上手さがあるんですけど、その中でもとても素直でやわらかい歌声が大好きで、チョコループの「イントロが好きなタイプなんだ」の部分とか「545」の歌い出しとか、つい何度も聴きたくなってしまうパートを歌っている印象がありました。


「新解釈アイドルグループ」というキャッチコピーの通り、これからもいろんなコンセプトの楽曲をみてみたいと思わせてくれる高いパフォーマンス力と若いエネルギー、可能性を感じたライブでした!


最新曲のMania、こちらもコンセプチュアルで最高の作品。

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