あの世で逢いましょう

少し認知機能低下は出て来ているけれど、旦那さん亡き後なんとか一人暮らしをしているおばあちゃん。

この数ヶ月、家にこもりがちで活動性が落ちて来ていたので、心配をしていました。

「心身のためにも、何か予定を作って1日1回は外に出ませんか?」

「デイサービスとかどう?あとヘルパーさんに来てもらうとか」

「紅葉が綺麗な季節ですよ」

などなど、あの手この手で外の社会と繋がるよう提案をするも、

「元々人付き合いが好きじゃないし、もう新しいことは億劫でね… 独りで静かに暮らすのでいいですよ」と乗って来ない。

あんまり言うと外来にも来なくなっちゃうかもなと思い、最近は他の話をしていたのだけれど、先日突然あちらから「やっぱりデイサービス行ってみようかしら」と。

こちらも驚いてその心境の変化の理由を聞くと、こう一言。

「あの世に行った時にお父さんに笑われないよう これ以上呆けないようにしなくっちゃね」

予期せぬ不思議な返答だったけれど妙に納得して少ししんみり。

ご高齢の方とのやりとりの中で何かを超越したような 時々どきっとするような気づきをもらうことがあります。

そんなお話。

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KEI

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