東京で生きるということ。

ちょうど20年前の今頃、夢と希望とほんの少しの下心を胸に僕は上京した。

タリーズをチュリーズ、マルイをオイオイと読み、渋谷のスクランブル交差点を見て「今日はなんか祭りがあるん?」と友人に聞いて笑われた。

あれから20年。まだ東京にしがみついてなんとかサバイブしている。

大学生の頃の自分が今の僕を見たら眩しく感じるんだろうか。

少しは東京人のフリが出来ているだろうか。


こうしてiPhoneにテキストを打ち込んでいる間にも京王線は快調に西へと向かっている。車窓に目をやると見慣れた駅を通過するところだった。

芦花公園。上京したての頃は読めなかった駅。

溜池山王、馬喰横山、清澄白河あたりも初見の田舎者にはハードルが高い。

でも今ならしっかりと声を出して読める。

ろ・か・こ・う・え・ん。

そう、今日の目的地だ。

座席に深く座り直しゆっくりと目を閉じる。芦花公園に特急は止まらない。

ゴーという電車の走行音が一段と大きくなった気がした。

少し油断するとコンクリートジャングルはまだまだ田舎者には冷たかった。

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KEI

コメント3件

私も30年前に16才のころ上京しました。ホームレス寸前でフラフラしてて、どこかのデパートで「新しい元号は平成」って流れていたのを覚えてます😀
16才の頃は将来のことを何も考えずサッカーして漫画読んでオールナイトニッポンを聞いていました汗
てっきり有料ノートかと期待してきたら無料でしたw
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