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【胞状奇胎①】

妊娠7週で、胞状奇胎を除去する手術受けてきました。
一泊2日でした。

まてまて、胞状奇胎ってなんやねん?
と、お思いでしょう。
私は思いました。

ほうじょうきたい。

異常妊娠に分類されるのですが、

I、受精卵の卵子側に核がない、もしくは受精後に卵子の核がなんらかの要因で消失した場合、もしくは、
II、一つの受精卵に二つの精子が受精した場合、
精子由来の細胞が繁殖して絨毛の上にどんどん育っちゃう状況。

つまり、受精卵と精子のバランスが悪くて精子のほうの遺伝子由来の細胞が繁殖しちゃう状態。

500妊娠に一人の可能性だそうです。
若年または高齢妊娠に多いそう。

私の場合、はじめて見てもらった時から、胎嚢が見えづらく、先生たちが「う~んう~ん」と長いこと内診に時間をかけていました。正常妊娠の胎嚢であれば、たぶんすぐ見てわかるんだと思います。
あと、妊娠ホルモンHCGがやたら高い。

私の場合、5w5dの検診の日、朝9時ごろに16000→12時頃には25000くらいに上がってたんですが、今思えばあの時、HCGがロケット上昇気流にのっちゃってたわけですね。手術した日(7w5d)は、HCGは「12万」ありました。

ちなみに妊娠検査薬はhcgが「50」を超えると線が出ます。あんなに待ち望んだ検査薬の線も、「50?へっ。チョロいな。」って感じですね。

部分胞状奇胎と全胞状奇胎と2パターンあって、HCGが「0」に戻り、完治状態になるまで6カ月。完治まで、妊娠禁止です。じゃじゃーん。そう、妊娠禁止。。。なぜかというと、妊娠した時にはまたHCGが上がりますが、まだ胞状奇胎が完治していない場合、どちらが育っているかわからないから。だから完全に根絶させないと安心して妊娠できない、ということのようです。

また、全胞状奇胎だと、1-2割の可能性で、肺や体に転移してしまい、抗がん剤治療になってしまいます。なので、完全に治すことが大切!

そんなわけで、いわゆる子宮内除去手術、流産手術を受けることになりました。中身を病理検査に出すしか、胞状奇胎なのか流産なのか、断定できないとのこと。

私の場合、金属器具を使った掻爬手術は絶対に受けたくなく、というか先進国で掻爬手術を行っているのは日本くらいで、欧米はほとんど電気吸入法という、子宮に傷がつかない方法がとられてます。

産婦人科後進国にいるせいでなんで私が被害受けなあかねんと思い、掻爬手術と言われたら別の病院に行くことも考えていた私。

先生に術法を聞いたところ、電気吸入とのことでした。それは良かったな。

次回は手術の話!


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