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コロナになって経験できた色んなこと

皆さま、こんにちは。
今回、新型コロナウイルス感染症になり経験できた色々な事がありましたので、ここでみなさまに共有をさせて頂きたいと思います。

まずは、京都市におけるコロナ感染確定から療養終了までの大まかな流れはこのような感じでした。
医療機関でのPCR検査→医療機関から保健所への登録(HER-SYS)→厚生労働省からCOCOAへの陽性情報登録通知→京都市保健所からMy HER-SYS登録通知→京都市保健所フォローアップセンターから自宅療養終了予定日の連絡(このSMSで支援物資の送付申込・パルスオキシメーターの貸与申込が可能?)→パルスオキシメーターの配達→支援物資の配達→保健所からの最終健康観察連絡→療養解除→生命保険会社への入院給付金受給手続き
このような感じでした。
それぞれの項目について、もう少し具体的に書いていきたいと思います。

・厚生労働省からCOCOAへの陽性情報登録通知

私は、8月22日の9時に発熱外来にて唾液によるPCR検査を受診し、13時過ぎに陽性確定の連絡がありました。
そこから2時間後の15時18分に厚生労働省からSMSにて接触確認アプリCOCOAへの陽性情報登録の案内が届きました。

厚生労働省からのCOCOA陽性情報登録のSMS

SMSに記載のURLをクリックするとCOCOAが起動して陽性情報の登録画面が表示されます。
現在の症状を選択した上で同意内容を確認する事で陽性情報の登録が可能になります。
この登録後、一定の時間が経過後に検査受診後2日前以降に接触があった人(スマートフォンのBluetooth通信が行われた端末に情報として送信されます)
なお、処理番号欄には8桁の数字が記載されていますがあえて消しております。

接触通知アプリCOCOAの陽性情報登録画面

・京都市保健所からMy HER-SYS登録通知

COCOAへの陽性情報登録通知とほぼ同タイミングで京都市保健所からSMSにてMy HER-SYSの登録通知が届きます。

京都市保健所からのMY HER-SYSの案内SMS

記載のURLをクリックするとMY HER-SYSの画面が表示されますので、まずは「新規登録」をタップします。

MY HER-SYSの初期画面

新規登録画面(属性入力)が表示されますので、姓名・生年月日・HER-SYS IDを入力し、内容確認を行います。

MY HER-SYS属性入力画面

MY HER-SYSに初回ログインすると、以下の画面が表示されますので「健康調査回答フォーム」をまずは記載します。

MY HER-SYSログイン後画面

健康調査回答フォームでは「生年月日」・「電話番号」・「体重」・「身長」・「既往歴」・「コロナに関する服薬情報」・「コロナ以外に関する服薬情報」・「アレルギー」・「ワクチン接種歴」・「重症化リスク因子」・「その他気になる情報」・「同居人」について回答をすることになります。
ここから毎日決まった時間にその日の情報を入力する事が可能になります。

MY HER-SYS健康調査回答フォーム画面1
MY HER-SYS健康調査回答フォーム画面2
MY HER-SYS健康調査回答フォーム画面3

・MY HER-SYSへの健康情報入力

MY HER-SYSには毎日基本的に決まった時間に定期的に情報入力が必要になり、この情報を保健所は日々チェックをして容体が急変したなどの情報確認に使っています。
日々の入力項目は「体温」・「酸素飽和度」・「表情・顔色」・「咳・鼻水」・「息苦しさ」・「全身倦怠感」・「嘔気・嘔吐」・「下痢」・「意識障害」・「食事困難」・「排尿がない」・「その他保健所への連絡事項」を入力していきます。

MY HER-SYS健康情報入力画面1
MY HER-SYS健康情報入力画面2

・京都市保健所フォローアップセンターから自宅療養終了予定日の連絡

陽性確定して3日後の8月25日10時39分にようやくフォローアップセンターからメールが届き、自宅療養終了予定日の連絡がありました。
厚生労働省から療養期間の規定が提示されているので自分の療養解除予定日はなんとなく判明していましたが、このSMSでしっかりと保健所からの日程通知があったので、ホッとした感じです。
このSMS通知後すぐに京都市のサイトから支援物資の申込を行いました。

京都市保健所フォローアップセンターからのSMS1
京都市保健所フォローアップセンターからのSMS2

・支援物資の申込

京都市では支援物資の申込をWebサイトを通じて行うことになっており、京都市のコロナ特設サイトから辿り行います。
(高齢者にこれはできるのか不安ではありました)
必要事項を入力し、申請登録を行うと数日後に物資が届きます。
私は8月25日10時46分に申請を行いました。

「生活支援物資」電子申請入力フォーム1
「生活支援物資」電子申請入力フォーム2
「生活支援物資」電子申請入力フォーム3
「生活支援物資」電子申請入力フォーム4

・生活支援物資の到着

生活支援物資の申請を行なって3日後の8月28日13時56分に生活支援物資が届きました。
支援物資が思いのほか充実していて、内容物としてはコモパン3点、ポカリスエット(粉末タイプ)3点、ゼリー1点、フルーツ缶詰1点、カロリーメイト2点、スープパスタ1点、レトルトご飯3個、レトルト食品数点、マスク、消毒液、スープ5点、パック牛乳2点、パック野菜ジュース3点、食品缶詰数点など非常に豊富な物資が届きました。

自宅に届いた支援物資

・保健所からの最終健康観察連絡

高齢者や重症化リスクのある人に関してはフォローアップセンターからのSMSのタイミングで電話による連絡があるのですが、私の場合はそのどちらにも該当しない軽症者のため、療養解除前日に電話で最終確認が健康観察員から行われました。
電話では日々のMY HER-SYSの入力内容を確認された上で、現時点で症状が出てないかどうかの確認がありました。
最終的に、保健所の判断で療養解除をしても問題ないと判断され、翌日から通常の生活に戻っていただいて問題ありませんとの連絡をいただきました。
これで、翌日から通常の生活に戻る事ができます。

・療養解除からの入院給付金の受給手続き

ここは加入している保険内容によって変わる部分は大きいですが、私自身が加入している生命保険では新型コロナウイルス感染症で入院・宿泊施設療養・自宅療養になった場合は入院給付金が出るということで手続きを行いました。
手続きに必要なものは保険会社所定様式の「治療内容報告書」と「給付金請求書」、新型コロナウイルス感染症に罹患したことがわかる保健所・自治体が発行する証明書ということで、保健所等の証明書は請求して1ヶ月以上かかることもあり、代替書類として認定されているMy HER-SYSの「療養証明書」を提出することにしました。(療養期間が11日以内であったため、療養証明書が使用できるため)

My HER-SYS内の療養証明書

・日々の生活について

今回のコロナ感染については我が家では私と同居している80代の母親の2名が同時感染した(母の感染源は間違いなく私)ので、日々の生活は基本隔離状態でおこなっておりました。
食事は3食共に別室で行うとともに、基本的には母の居室であるリビングには長時間滞在しないことを心がけ、リビングに行く際にはマスクをつけて徹底的家庭内感染対策をおこなっていた事がよかったのか、母も私も中等症や重症になる事なく、発症から数日の熱以外は基本的に平熱状態を維持できていました。

・最後に

2020年1月16日に日本で初めて新型コロナウイルス感染症が発見されて2年半以上が過ぎました。
今回、自身の感染を受けて発症してから療養終了するまでの1週間にわたり色々なことを考えました。
現在、感染症法上の類型見直しや全数把握の見直しなどが議論されています。
自身の感染で医療機関や保健所スタッフの皆さまにどれだけの負担をかけたのかを考えると本当に申し訳ない気持ちになり、療養終了日前日に保健所スタッフからの電話の最後に「ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした」という言葉が瞬時に出たぐらいです。
私自身、今回はどこで感染したかわからず経路不明で不安な部分はあったのですが、それだけどこにでいててもコロナに感染する可能性があるということがわかり、より一層基本的感染症対策を講じる必要がまだまだあると感じています。
これをご覧の皆さまも是非とも接触通知アプリ「COCOA」を入れていただくとともに、基本的感染症対策を講じて頂ければと思います。



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