木曜会レポート20180301

本日、以下のとおり勉強会をおこないました。

20:00〜22:00 実技練習
22:00〜23:00 類経輪読

類経輪読では、前半に各脈証に応じてあらわれる病症について、後半では検脈したときの身体の上下や内外での虚実とそこで起こる病症について学びました。

今回は、後半部分に焦点をあてて考えてみたいと思います。

まず、条文に【推而外之内而不外有心腹積也】とあります。
これは、診察したとき(問診や体表観察をした時点)は外に病気があるけれど、実際には心腹の積によるものなので内の病気に起因していると書かれています。

身体に積がある場合、浮いた脈(=表病)をしていないことが多いです。むしろ、脈を確認すると沈遅をあらわしています。これは病の本体は内側にあり、その寒熱の波及によって症状が外側にもたらされていることが推察できます。

具体的な例をあげると、帯状疱疹などの湿疹がそれにあたります。
帯状疱疹は見た目にも派手で、病の原因は一見して外側にあるように思われやすいです。
しかし、現代医学的にも身体の疲れやストレスといった要因が考えられるように、東洋医学的にもその原因を身体の内部で起こる虚実によるものとしてみます。

その機序の一例としては、肝の虚によって太陰経の気の停滞がおこり、そのまま発散できずに滞った部分が熱をもつことで、肌を蒸らし発疹があらわれたと考えられます。

治療としては、気を巡らす作用のある金穴で復溜・中封を補い、場合によっては陽経から瀉法をします。根本的な身体の元気(内側)を立て直してから、病の生じている部分(外側)を治療するように考えるとよいでしょう。

ただし、いくら内側に原因があったとしても、急性期など外側の症状が強く出ている場合はそちらから対処する必要があります。
今回の学んだ内容で大切なことは、脈証から身体の中の状態を想像し、それから適切な対処を心掛けることです。私も治療の中で改めて肝に銘じたいと思います。

以上、木曜会レポートを終わります。

https://note.mu/projectk/n/n59e8815a224f

毎週木曜日は以下の勉強会を行っています。
20:00〜22:00実技練習
22:00〜23:00類経輪読

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