社内でユーザビリティテストを行いました

こんにちは、レタスです。
今回は、先日社内で行なったユーザビリティテストについて書きたいと思います。
去る2018年1月、弊社では一度、株式会社ISAOさんに依頼をして「デザインスプリント」のワークショップを開催したことがあります。その際に「検証」プロセスとして学んだユーザーテスト。
これまでなかなかその経験を活かせずにいたのですが、実際に担当プロダクトで導入できるタイミングがきたので、ここぞとばかりに実践してみました。その様子についてご紹介します。


テストを行った経緯

現在携わっているプロジェクト、jopus scoutは2月にリリースされた外国人スカウトサービスです。
求職者向けの広告も回り出し、アカウント登録数も伸び続け...数値も順調に思えました。このままいけば1ヶ月で登録者300名も軽々突破といったペース。

しかしうまく行っているように思えたのも束の間。

当初、求職者の新規登録画面は離脱を防ぐために入力項目を最低限のものだけとし、チュートリアルも任意でスキップできる仕様にしていました。
リリースから1ヶ月後の3月、営業も含めたプロジェクトのMTGで大きな課題となったのは「これではお客様に売ることができない」というものでした。
登録人数は伸びたのに一体何が起こっていたのか?
それは、求職者の入力するレジュメが想定していた以上にスカスカ、これではいくら件数があっても採用担当者がスカウトの打ちようがない...という問題でした。
そうなってしまったさまざまな要因はありますが、登録画面の必須入力項目が少なく、かつ、一度ログアウトしてしまうとシステムに帰ってくるフックがない(=エンゲージメントの点が存在しない)のはかなりの痛手となってしまいました。ともかく、スカウトサービスなのに充実したレジュメがないというのは大問題。「新規登録画面の更新」が改善すべき最優先事項となりました。
最初にターゲティングやサービスの全体フローが描けてないと、ボディブローのようにじわじわと響いてきます...。それを身をもって実感したのでした。


新規登録画面の更新

離脱率が上がるのを引き換えにしてでも、最低限レジュメとして成り立たせる項目を入力必須としよう。と全体で判断し、営業の意見や他の人材紹介サービスも参考にしつつ必須項目を設定し直しました。(それまでは任意の項目含め15だったのが必須項目33と、数が倍に)
そのように大幅に更新された新規登録画面。そこで「ユーザーはスムーズに情報の入力とアカウントの登録を終えることができるのか?」という検証のために行ったのが今回のテストです。

ユーザビリティテストの方法には思考発話法と回顧法が存在します。今回は思考発話法でユーザーが操作をしながら思ったことを口に出していってもらいました。観察者は行動と発話を観察、記録、分析します。
テスターは本サービスに触れたことのない3人。2名は日本人ですが、1人は外国人メンバーです。実際のユーザーに近い人の反応を確かめるため、依頼しました。

別の部屋にカメラを設置し、手元とテスターの表情を写しながら、観察者はポジティブ、ネガティブの両方気づいたことを書き出していきます。
手前の二人はプロジェクトのエンジニア。彼らにも参加してもらい、使われる様子を一緒に見てもらうことに。
デザイン部だけで実施するのでなく、できる限り部署をまたいで共有し、テスト方法そのもののナレッジもシェアしていきます。

いっぱい出てくる〜(※被る内容もたくさんあります)

同じ内容のものは近くに貼ってグルーピング。ポストイットの量で指摘が多い箇所が明らかに。
ブルーは「職歴」「ビザについて」など、入力項目のカテゴリーです。「新規登録画面」の1画面だけでも入力項目が多いため、それぞれのカテゴリーで引っかかったポイントや、UIの要改善点、見落としていたエラーなどを書き出しました。

最後に、参加者にシールを配り「改善が特に必要だと感じる点」にマークをつけていきます。サイレント投票によって、意見の強い人や他者の干渉を受けずに判断できます。どこに票が集まっているかもヒートマップのように視覚化。

ああ〜改善点、いっぱいあるなあ...。と思いつつ、そこから優先度をあげて対応した方が良いことがわかりました。
実際にこのテストを通して外国人ユーザーが「職歴って日本の経験のこと?母国の経験?」と戸惑う点や、職種リストの選択のしにくさ、オートコンプリートでの入力がわかりにくい...などの使い勝手の悪さなども明らかに。現在はそのように気づいた点から対策を立て、順番に対応しているところです。


できることから変えていく

先日は営業同行して直接お客様から困りごとを聞いてみた件についても書きましたが、これまでとは違って1プロジェクトを貼り付きで担当になった分、「変えていきたいんだけどな〜」「導入したいんだけどな〜」と感じていたことをグリグリ実践できている気がします。まだまだ試行錯誤ではありますが。この登録画面をアップデートしてから数値(離脱率など)もどう影響したか、随時追っていこうと思っています。その点でもちょっと前進。

これまでとは違うことも、提案さえすれば周囲のヘルプをもらえたりトライできる環境です。小さなことからサービスをよくすることに取り組もうと思います〜〜。

では!

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レタス

ITベンチャーでUIデザインやっています。アナログなアート畑からデジタルなデザイン畑に来て2年。日々試行錯誤。

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