終わりよければ全てよし

 秋が来ると、わけもなく悲しくなりますね。ども、ながやんです。現在修羅場の真っ最中で、原稿を書きまくってます。でも、三食ごはんを食べて、ちゃんとゲームもしてます。他のことは全部滞ってますけど。
 11月になったら少し、ペースを落として骨休めする予定ですね。

 ここ最近、応援してた漫画が何本か簡潔しました。good!アフタヌーンに掲載されていた「小路恋唄」と「はねバド!」ですね。どっちも大好きな漫画だったので、少しだけ……それはそれとして、両作品の作者様、麻生みこと先生&濱田浩輔先生、本当に連載お疲れさまでした。素晴らしい物語をありがとうございます。

 俺はものづくりする人、創作家の人には是非「小路恋唄」を読んでほしいです。できれば前作「路地恋花」から読んでほしいですね。京都にある、アーティストや職人だけが集まって暮らす長屋があって、そこにはフラワーアレンジからろうそく職人、美容師に製本屋、靴屋、小説家なんかがいてですね。みんな「ものづくり」と「恋」に生きている。眩しいですよ、本当に。
 俺は、その中でもスランプになった小説家の物語が、一番のお気に入りです。
 俺も小説を書く人間として、すっごく救われた気持ちになりました。
 作中の「苦しいなら、その苦しいことを小説に書けばいいとちゃう?」ってセリフ。そうだ、それなんだ!って思いました。フッと気持ちが少し、軽くなったのを今でも覚えてます。陰翳礼讃って言葉も知って、とても好きになりましたね。
 まあ、その小説家のおっさん、若い女の子とフランスに行っちゃうんだけどね。
 そして、その後破局するんだけどね(笑)

 ながやん、割とスポ根ものが好きなんですけど、昔から精神論が嫌いでした。近代スポーツでは、論理と技術、科学的なトレーニングとメンタルマネジメントが必要不可欠です。努力はやりかたを考える、根性は使いどきを誤らない、本当にアスリートって凄い人たちだと思います。
 でも、ながやんは後ろ向きな人間で、ポジティブなキャラは苦手です。
 突き抜けてたり尖ってたり、ポジティブ極めてるとまた別ですけどね。
 なんていうか、好きなことに打ち込む人間の「それを好きでいられる」という素養が憎らしいんですね。クソが!やめてやるぜ!ってなるのが普通だと思う。
 そういう意味で「はねバド!」の主人公、羽咲綾乃が好きです。彼女、性格がねじ曲がってます。マザコンをこじらせすぎて、バドミントンに対して母とのコミュニケーションツール以上のことを知らなかった子なんです。小さく痩せてて、体格的に弱い。凄い技術と才能があるけど、フィジカルが弱い。負けない戦いができても、勝てない。そんな彼女の成長を、ずっと見守ってきました。ここにもやはり、名ゼリフがありました。
 コーチの「バドミントンに対してリスペクトを持て」ってセリフがあったんです。
 その時、主人公の中でバドミントンが「手段」ではなく「目的」になった気がした。
 面倒くさい嫌な女の子で、そこが俺は好きだったけど……そこからどんどん変わっていった。相変わらず歪んでいたけど、それも含めて、歪みを抱えたまま抱きしめて、強くなっていった。リスペクトを持つことは、だからなんにでも大切なんですよね。

 歳を取ると、涙腺がゆるくなるんですよね。
 よく最近、漫画やアニメで泣いてしまいます。
 音楽を聴いてても、突然涙が出たりしますね。
 もともと情緒の不安定さには自信があったけど、感受性高すぎィ!

はじめまして!東北でラノベ作家やってるおっさんです。ロボットアニメ等を中心に、ゆるーく楽しくヲタ活してます。よろしくお願いしますね~