友達AとBがうちに来た。ふたりは大学の頃からの付き合いだ。引っ越したばかりで新居がきれいにととのっている今のうちに、誰かに見てほしかったのだ。

A、Bとは1～2ヶ月に1度は会っていたのだけれど、このところ転職や引っ越しが忙しくて、なんと半年ぶりの集まりなのだった。

夕方ごろから三軒茶屋のわが家で宅飲みの予定だったけれども、昼過ぎには3人とも集まれるということで、軽くランチでも、ということになった。
そういうわけで、前から行きたかったロス·タコス·アスーレスへ。

ランチ時間真っ只中を避けたにもかかわらず、店の前には3組の待ちが。ウェイティングボードに名前を書いて待っていると、あれよあれよといううちにどんどんと列が伸びていく。後で聞いたところによると、今日は桜のシーズンで花見にいく人が多いので、かなり待ちが少ない方なんだそうだ。恐るべし、三茶のおしゃれ飲食店。

さて、ようやく店に入ることができ、まずはワカモレを頼む。もちろん美味しい。

そして今日の主役、タコス。

まずはもちもちとした生地。そして中の具材も他では食べられないような味わいかつ、とても美味しい。次々と食べてしまう。

ぱくぱくとタコスを口に運びながら、競うように半年間の積もる話をする。仕事のこと、家族のこと、彼氏のこと、など。
共感されれば安心するし、それは違うんじゃない？といわれると、新しい視点を得て前向きになれる。
わたしは元来人と関わるのが億劫に感じる方だった。けれども結局のところ、人生は他人と遭遇することで前に進んでいくのだとこの頃は思う。

まだまだ不安の多い4月。それでも、そんなに悪いことは起きないんじゃないか。春の陽気も手伝ってか、気持ちが前向きになった日曜日だった。