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荻上チキ・Sesssion22→いまからでも聞けます

TBSラジオ「荻上チキ・Sesssion22」に水俣病センター相思社の永野三智が出演、水俣病が特集されました。聴き逃した方、いまからも聴けます。9月に出版された本、「みな、やっとの思いで坂をのぼる」も朗読されました。質問が15個くらい書かれた台本が、机の上には用意されていました。だけどほとんどの疑問や質問は、会話のなかから生まれました。難しい言葉が理解できなくて「分からない」と言うと、荻上さんは、易しい言葉に言い換えてくれました。質問の答えを考えて悩んでいると、待ってくれました。だから、納得ができる時間のなかで、心から、話ができました。

水俣病の相談業務のこと、考証館やまち歩きのこと、自分自身のこと。必死の一時間半でした。この10年の間に心の吹き溜まりにたまった感情や、幼い頃から見ないようにしてきたことが見えた時間でした。
避けることで私が何を守っていたかを知りました。そこで、相思社で出会った患者さんの言動や行為と、自分自身がつながりました。分からないと思っていたことは、分かりたくないと、思っていたことだったのかもしれません。
患者さんの話を聴くとき、いつも自分の立ち位置を迷ってきたことにも気が付きました。立ち止まり、それを誰かと分かち合えたことは、よい経験だったと思います。

インターネットでは、放送後にアーカイブ(TBSラジオCLOUD)で、無料で聴くことができるそうです。

ちなみに、録音をした日のオープニングでも水俣のことが放送されたよ、とTBSラジオの記者の崎山さんが教えてくれました。こちらから探してみて下さい。 https://radiocloud.jp/archive/ss954/

荻上チキさんは評論家だそうです。

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