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お蔵入りした初作品 「黒岩さま」

秋元さんの無茶振りから数ヶ月。
いよいよ出番の日が迫ってきましたが、創作はなかなか進みませんでした。
だってね、ボクはずっとフォークソングとかニューミュージック(死語か?)、歌謡曲なんかをガチャガチャ我流で弾き語りしたり、カントリーのバンドでライブ活動していただけで、「お話の弾き語り」なってやったことないんですから。

それでも知恵を絞って構成を考え、まず短いテーマソングを作りました。
その歌から入って、お話の合間に歌を入れて、最後はまたテーマソングで締める。
よし、この方針でいこう!

ですから最初の「黒岩さま」は、「お話そのものにメロディーをつける」という形にはなっておらず、場面ごとにオリジナルの歌を作って語りの間に挟む、という流れになり、トータルで25分の長い作品となりました。
(現在のリメイク版は10分です)

岐阜市主催の民話ライブ。
会場は西別院の香光殿。(いまは改装してこの建物はありません)
2月8日の本番は、途中から雪がコンコンと降りはじめる寒い日となりました。
客席には隣接する岐阜幼稚園の子どもたちが100人くらいと保護者の皆さん。
友人の絵描きさんに描いてもらった紙芝居風のスライドの助けもあって、初演はまずまずの好印象でした。
(この絵描きさんについてはまた別のどこかで)

「なかなか面白いかも」
ボクの心にそんな気持ちが芽生えていました。
でもこのときはまだ、この創作活動が続いていくとは全く思っておりませんでした。
そして初作品「黒岩さま」は、数年後にリメイクするまでお蔵入りとなるのでした。(その理由はまた次回)

↑ぎふチャンラジオに出演した録音です。「黒岩さま」のさわりを披露しています。

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