【読書メモ】落合陽一『超AI時代の生存戦略』

落合陽一さんの新刊が出るので、その前に前の本を読んでおこうと思って読んだ。

グッときたところをメモ。

社会構造が多様化してきて、私たちはそれぞれ違う方向に淡々とやることが重要になってきた。つまり、全員が全員、違う方向に向いていっても生産性を保つことができ、社会が成立するということだ。/今、私たちは多様化した社会に向かって、違う方向に生存戦略を進めている。たとえば、研究でもそうだが、全員が全員、違う方向に向かってやっていることに広い視点で意味がある。音楽業界でも、ミュージシャンそれぞれが何かで1位をとっていれば、全員が違う方向を向いて全体の多様性が担保されていくわけだ。それらは、特定の一個のパイを奪い合うのではなく、パイをどうやって広げようか、という超AI時代の人間全体の生存戦略だ。

コモディティ化と向き合い、人類の価値を拡張していく。そうした中では、先ほども述べた「淡々とやること」というのが、すごく重要になる。つまり、相対的な順位争いではなく絶対的な価値。わかりやすく言うと「自分は自分の道を信じてやらないといけないし、他人は関係ない」ということだ。/今まで言われてきた「自分は自分の道を行く」というのは、競争の上でどういうキャラクターを付けていくかということだった。しかし今、その意味ではまったくなく、全員が全員、違う方向に向かってやっていくことを当たり前に思うということだ。
今、この世界で他人と違うのは当たり前で、他人と違うことをしているから価値がある。もし、他人と競争をしているならば、それはレッドオーシャンにいるということだ。つまり、競争心を持つということは、レッドオーシャンの考えで、そうではなくて一人一人がブルーオーシャンな考え方をしなくてはいけない。
「競争をする」というゲームが決まると、データさえあれば機械のほうが強くなる。これまで言われてきた競争心、つまりレッドオーシャンな考え方は捨てて、自分で信じた道を淡々とやっていって、その中で自己実現もしくはストレスフリーな環境をいかに実現していくかということが重要になってくる。
なので、サーベイはこれから先、ビジョンと同様に大事だ。たとえば「今、誰が何をやっているか」ということをインターネットで調べれば、だいたいすぐにわかる。今、この世界で誰が何をやっていているのかを調べ続けるという作業が、絶対に必要だ。自分がやっていることに近しい分野のことは、よく知っておかなくてはいけない。
だから、「先を越されたから」とか、「先を越されそうだ」ということを考える癖は根本からなくしていこう。サーベイをして同様の事例があれば、そこから先に自分がどういう価値を足せるかのかを考えるというマインドセットでいけばいいだけだ。
「ヒマなとき何する?」が大事
「一番やりたいことって何か?」といえば、「すべてのタスクから解放されたときに、最初にやりたいこと」
「ドキドキするもの」と「報酬がある」というのを組み合わせると、人は「テンションが上がる」
今後の「仕事」では、自分でゲーム的なフレームワークを考えて「遊び」にしていくことが重要になってくる。小さい遊びとして仕事を生活の中にたくさん詰めこんでいくと、豊かな人生になるのではないかということだ。
報酬とは、射幸心としての「ギャンブル的な報酬」と、収集欲としての「コレクション的な報酬」、より体感的な「心地よさの報酬」。これら3つの報酬が、物事の継続性を生む。
これからの知識の付け方
あらゆるものを「ググればわかる」というレベルの状態で頭の中に保持しておく知識の付け方が重要。そのためには、「一度は自分で解いてみたことがある」という状態がベストで、「ただ、頻繁に使用してはいないから、あまり詳しいことはわからないんだけど……」という状態が理想


超AI時代の生存戦略

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