「citrus」最終巻(10巻)に見る漫画と街のコントラストについて | 感想・聖地巡礼
漫画『citrus』が最終話、最終巻(10巻)を迎えました!
約6年に渡る連載のフィナーレです‼️
2012年11月 から連載され、アニメ化もされた有名な作品ですが、私は、今年になってから知り、圧倒的な熱量でドハマりした漫画です。
色んな結末が想定されましたけれど、無事ハッピーエンドでゴールテープを切ってくれてました。最後は笑って終わりたい派なので、これで良かったなと、一安心です。
今回は、最終巻の発売を記念して、そんな『citrus』を、メイン舞台である東京の豊洲の街と共に徹底的に語り尽くそうと思います。
題して、「citrus」に見る漫画と街のコントラストについて、です!
(漫画はコミック百合姫本誌を人数分、コミックス、電子版と購入し応援させていただいております。比較画像などの出典を、ご紹介用としてお許し頂ければ幸いです。)
もくじ
1. citrusってどんな漫画?
2. citrusの魅力を語ろう
- リアルな感情描写
- リアルな風景描写
3. 進め、魅惑の舞台は豊洲!
4. 聖地巡礼!citrusにおける豊洲の景色
5. 最終巻(10巻)はリアルな風景描写に更に拍車が掛かる展開!
-38話 地方から来た双子の姉妹を迎えにいくシーン。
-39話 主人公とその親友が、それぞれ特別な告白をする場所。
-40話 地方から来た双子の姉妹を送りにいくシーン。
-41話 オールラストを飾る、藍原姉妹の結婚式場!!!
5. 「非現実的なストーリー」と「現実的な街並み」
6. 漫画と街のコントラスト
citrusってどんな漫画?
そもそもcitrusって何?って思う方もいらっしゃると思いますので、 まずはその辺りから。
citrusは、サブロウタ作の月刊誌「百合姫」に掲載されていた百合漫画です。百合漫画です!
いきなり、ぶっ込んでしまいまして、すいません。
そう、女の子が同性を好きになる、あの百合です。
右: 藍原柚子(姉) 左: 藍原芽衣(義妹)
高校1年生の女の子、藍原柚子が、親の再婚によって、同じ学校の、同じ学年の妹ができるといった、ちょっと漫画では見慣れた展開から始まる物語。
ただ見慣れた展開はここまでで、姉妹関係なった途端、夢にまで見た大切な大切なファーストキスを妹である藍原芽衣に奪われてしまい、妹に心奪われて、戸惑い、妹を一途に求めるといった怒涛の展開の姉妹恋愛物語です。
最近では、LGBTって言葉も定着してきたので、百合と言ってもそんなに珍しい事では無いのかも知れないませんが、最初は取っつきにくさも有ったことも、正直にお話しします。
citrusの魅力を語ろう
取っつきにくさを感じた、と申し上げましたが、
すぐに払拭されてしまうほど、魅力に溢れてた漫画、アニメなのです。
生活ごと持ってかれるほど引き込まれてしまった。今まで漫画もアニメも声優さんもそんなに知らなかったのに。そんな方もいらっしゃるのではないかしら。
その魅力は、圧倒的な『リアルな感情描写』と『リアルな風景描写』。
これについてお話ししていきたいと思います!
『リアルな感情描写』
「citrus」のストーリーには微妙な心の動き、気持ちの変化、というものが万遍なく散りばめられています。
特に主人公の藍原柚子は、感情豊かという表現がぴったりの女の子です。漫画のページをめくるたびに、何遍も自分の気持ちごと持っていかれました。
何というか、「共感力」っていうものなんでしょか。
「うん、分かるよ。そのもどかしさ!」
「そう、どうしたらいいか迷うよね」
って事の連続で、気付いたらすっかり、ドップリハマっていくのです。
野村寧音/柚子への熱い憧れを抱く明るい後輩。百合カップリングの妄想癖あり。
『リアルな風景描写』(←ようやく本題です!)
もうリアル過ぎて、あたかもその場所に登場人物が本当にいるんじゃないか?って真面目に思ってしまうほど、この作品は実在の風景とリンクしています。
進め、魅惑の舞台は豊洲!
豊洲六丁目第二公園/アニメ第6話で柚子と芽衣パパの翔さんが語り合うスポット。
この作品のメイン舞台は、東京都江東区豊洲。
至る所に豊洲の風景が溢れています。
まさに聖地というべきではないでしょうか。
豊洲は、ひと昔前までは、工場と空き地ばかりの寂しい街でした。
15年位前までは、夜になると真っ暗でもう寂しい場所。
当事、車の免許取り立ての私は、夜中の真っ暗な豊洲を走行中にタイヤがパンクするっていう大惨事に見まわれ、パニックに陥りました笑
そんな苦い思い出のある寂しい街 豊洲ですが、隣接するお台場エリアの発展に伴い、また都心部へのアクセスも良い事から、土地の価値が見直され、今やタワーマンションとららぽーとの街として、有名な街にまで発展しました。
それに加えて、今流行りのグランピング場や、フットサル場、大型のライブハウスなどオシャレな施設もドンドン増えてきている注目な街でもあります。
更にこれから、新しい東京の市場も出来ますし、
「常に新しい価値観を生み出す街」
と言っても過言ではないのではないでしょうか。
水沢まつり/大井町駅のホームで「遊んでくれてありがとう」と本当の笑顔を見せる。
聖地巡礼!citrusにおける豊洲の景色。
「新しい価値を生み出す街」豊洲の街並みは、この作品の至る所に登場します。
・主人公達が住むマンションの前の道
・主人公が転んだ人工の水溜り 豊洲フロント前
・駅までの通学風景 東京メトロ豊洲駅1C出入口
・夜のお買い物に行く ローソン 江東豊洲六丁目
等々このように、漫画やアニメで描かれる風景は、実際に豊洲にある風景ばかりです。
最終巻(10巻)はリアルな風景描写に更に拍車が掛かる展開!
最終巻はそのリアルな風景描写に、更に拍車が掛かっておりました!
1. ■(1)主人公が、地方から来た友達を迎えにいくシーン。
⇨東京メトロ有楽町線 豊洲駅
床のタイルも、案内板の位置も、完全一致です!
…
これより先は、本日発売の漫画のネタバレ要素を含みますので、興味を持っていただけた方は、本サイトのほうで続きをご覧ください!(無料です。)
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