梅雨、宿題、理科、晩夏、叙事の彼女、時間ばかり抱く輸出(回文49)

読解

横たわり、横たわり、横たわる。
雨が降り、雨が降り、雨が降る。
亀が死に、亀が死に、亀が死ぬ。
助けても、助けても、助からぬ。
時が経ち、時が経ち、時が経つ。
夏が過ぎ、夏が過ぎ、夏がゆく。
理科社会、国語算数、理科社会。
彼女好き、彼女好き、彼女嫌い。
横たわり、横たわり、横たわる。
傘ひらき、傘ひらき、傘とじる。
穴を穿ち、穴を穿ち、穴を穿つ。
鯖を焼き、鯖を焼き、鯖食べる。

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長崎 朝

回文集 ‐制約と展開‐

自作の、一言で終わらない回文を集めました。どんどん更新していきます。それぞれの作品には、小話風の「読解」が付され、二度おいしい中身となっております。
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