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市販薬odから処方薬odへ


金パブ24時間90超えの生活を
毎日送っていて
もはや、金パブを飲むために生きている
という状態になり
身体はぼろぼろだった。

だから一度
緊急で入院をした。
スーパー救急病棟の、保護室で
医療保護入院というかたちで。
もちろん
保護室である必要も、医療保護である必要も
なかったけれど
1日も早く入院を、と
主治医がこじあけてくれた入院だった。

金パブをやめたこの入院期間に
常に消えなかった胃痛も、背中の痛みも
嘘のように消えた。

なのにわたしは
退院してすぐまた金パブを飲んだ。

でも
頭のどこかで
このままだと、この繰り返しなる
と思う自分がいた。

だからある日
処方薬をODしてみた。

あんなにも
カフェインとエフェドリンで眠れなかったのが
嘘のように眠れた。
その後も金パブを飲む日はあったけれど
いつしか
金パブより処方薬のODのほうが増えていった。

金パブのような
アセトアミノフェン中毒の心配はない。
でも
処方薬にした弊害もある。
同じ状態で眠り続けてしまうため
褥瘡ができてしまう。
身体が硬直して、目が覚めたとき動けない、動かない。
歩くとき関節が痛い。

それでもわたしは
何かに依存していないといられない。
処方薬のODを頻回に続けていたら
腎臓の数値は
一般人の60倍まで跳ねあがった。
それでも、やめられない。
主治医が処方を辞めたとしても
きっとわたしは別の方法でその薬を入手しようとすると思う。
そのくらい、いまのわたしには
その薬がなくてはならないもの。

金パブから処方薬に変わって
よかったことは
カフェインとエフェドリンで過覚醒にならなくなったことと
アセトアミノフェン中毒の危険がなくなったこと
吐き気がなくなったこと
下肢にできていた湿疹がなくなったこと
そのよっつくらいだ。
いまの処方薬による害は
褥瘡ができる
関節が固まる
腎臓と肝臓の数値が悪くなる
だから、金パブとどっこいどっこいな感じだ。
むしろ
腎臓の数値が60倍まで跳ね上がり
ALT/ASTも100を超えているいまを考えると
金パブを飲んでいた頃のほうが健康的だったように見えてしまう。

何が正解かなんて誰にも分からない。

わたしにも
飲まないこと、がいちばんいいのは分かるけれど
金パブか処方薬か、と問われたら
どちらがいいのかは分からない。

もちろん
飲まなくなる未来は思い描き続けたい。
その気持ちだけは忘れたくない。

それでも
わたしの処方薬ODはしばらく続くと思う。
一度手にしてしまった“楽な道”を
手放すのは簡単ではないから。

正直に言えば
本当は処方薬ODはやめたい。
やめたいけど、飲むことをやめられない。
コントロールがきかなくなっている。
だからわたしは主治医にお願いした。
「入院させてほしい」と。
その結果
どうやら通う精神科ではなく
内科と精神科を併設する病院に
紹介状を書いてくれることになりそうだ。

その入院で
処方薬ODがとまるとは思っていない。
薬への依存がそんな簡単になくなるとは思えない。
でも
わたしの肝臓や腎臓は休まると思う。
手遅れになる前に内臓を休ませたい。
そもそも入院が正式に決まったわけではない。
それでも今回は「入院は嫌だ」「スマホ使えないの嫌だ」などとわがままは言わないで、入院を受け入れようと思う。

少しでも“健康”な時間をつくりたい。
たとえそれが束の間であっても
いまは、生きていたい、と思うから
休息の期間をつくりたい。
もちろん、いつ多臓器不全になってもおかしくないから
遺書は書いてある。

でも、
その遺書が必要になる日は
来ないといいな、と思っている。


ひさしぶりに自分に買ったお花。カンパニュラが可愛くて


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