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箸にも棒にも 【転機】

先日、詭弁論部をテーマにした記事を投稿したのですが、2名の方から苦情を戴きました。それぞれの主張は以下の通りです。

「蚊帳の外みたいで寂しかったです」
「なぜ私が登場しないの?アホなの?」

アホって・・・。読んでくださった方なら共感して戴けるかと思うのですが、文中に登場するという事はネタ扱いです。

そこに参加したいとは全く理解できませんが、よろしい、ならば書きましょう。

1)一撃

渦中のお2人に触れる前に、僕の判断基準を決定付けたエピソードに触れておく必要がありますね。

実は1度だけ女性noterさんを「詭弁論部に入部させよう」と画策した事があるのです。

いや、だって師匠に代官、それから先輩、正直むっさいでしょう?息が詰まります。華が欲しいではありませんか。

その方は、時折、師匠や名人なみに気の利いたコメントを披露なさるのです。もちろん、ご自身の投稿記事でも、レベルの高い文章を展開してらっしゃいます。

実は文章を書く際のお手本にしているのですが、ご紹介できないのが残念です。

その方から、ある日コメントを戴きました。

恥ずかしいからやめて下さい

まさしく一刀両断。清々しいな、おい。

この時の胸中をご理解いただけますでしょうか。例えるならこうです。

娘の参観日に備えて意気揚々、準備も万全、さて行ってみようか。その矢先に告げられます。

「恥ずかしいから絶対に来ないでね」

如何です?常人ならもう立ち直れません。この後、しばらくnoteでの活動休止も致し方なし、まさに転機と言って差し支えないでしょう。

そういうわけで、詭弁論部に女性noterさんが参加する事に臆病、もとい慎重になった次第です。

2)来訪

まず1人目は yokoさんですが、付き合いは長く、7月から欠かす事なく拝読しています。

ご自身の人生を振り返りつつ、書き綴っていらっしゃるのですが、とにかく誠実で頑張り屋さん。そしてどこか危うい所もあるのです。

想起ですから、今更とやかく言っても意味がありません。それでも「周りの人に相談した方が良いのでは・・・」と、思わずコメントしたくなるのです。


夏も終わり秋らしくなってきた頃だったしょうか。その yokoさんがコメントをくださいました。

アンチュウさんに詭弁論部広報担当に任命されました。認めていただけますか?

広報? 詭弁論部は名前のみで実態などありません。あえて言うなら、部員同士が敬称で呼び合うくらいでしょう。

そもそも、僕は師範などと呼ばれたくないのです。

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先述したポリシーに従い、丁重かつ、やんわりとお断り申し上げました。

言うなれば、これは思いやりです。汚されることなく、いつまでもキレイな yokoさんでいてください。

心を鬼にして、肩を落としトボトボ立ち去る後姿を見送ったのです。

3)告白

2人目はメイさんですね。

投稿してらっしゃる記事をご覧いただければ、純粋で、思い遣りに溢れたお嬢さんである事が分かります。大切に育てられた事は想像に難しくありません。

更新頻度が高くないため、時折訪れては、コメントの遣り取りを楽しんでいたのです。言うなれば、心のオアシス、あるいは隠れ家でしょうか。


そんなメイさんに、こう告げられたのです。

私、モサック星人なんです

さすがにこれはお手上げです。返答のしようがありません。

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途方に暮れていると、心の中のリトル kojuroがこう囁きました。

リトル『時には、必要です、引くことも。そう思います』

僕  「そうやろか?」

リトル『はい、師範は、頑張りました。本当に』

kojuro先輩がそう仰るなら間違いありません。心は決まりました。

そうして、僕は清水師匠から授かった伝家の宝刀「完全無視」を抜刀したのです。南無。

4)追尾

時を同じくして、生真面目なはずの2人がトチ狂ってしまいました。何か理由があるはずです。これは捨て置けません。

そういえば、2人のコメントには、忌まわしい単語が含まれていましたね。お気づきでしたか?

そう、アンチュウモサック

・・・・・・・。犯人が分かったような気がします。

さっそく調査に向かいました。まずはyokoさんのページです。予想通り、コメ欄にはアンチュウが湧いてやがりました。

次は、メイさん。こちらでは、モサック星人が残したコメントを発見したのです。

モサック 「メイちゃん、今日から君はモサック星人だ」

何を言い出すのでしょうか。いや、ドラゴ○ボールのナメック○人みたいで、ちょっと笑ってしまいましたけど。

メイさんは純真無垢な乙女です。悪ノリはやめて差し上げろ。

とはいえ、コメントは過去のものです。僕の叫びなど届きません。無慈悲にも話はどんどん進んでいきます。

メイさん 「え?モサック星人ですか?」
モサック 「そう、モサック星人」
メイさん 「はい、分かりました」

もういいや。星へ帰れ。

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5)結末

黒幕は確定しました。こうなったら yokoさんだけでも救出しなくてはなりません。

僕はその足で本丸に乗り込んだのです。

なんと!そこでは美辞麗句が並び、詭弁論部が栄えある集団のように称えられているではありませんか!

そのうえで、庵忠代官が部員を勧誘していらっしゃったのです。

新手の宗教かな?

正直、関わりたくありませんが、身内の不始末にはケジメをつけるべきでしょう。頼みの清水師匠は本業がご多忙につきnoteは休止中です。

kojuro先輩と2人で何とかする以外にありません。そして、詭弁論部の実態を誠心誠意、説いて回ったのです。ですが・・・。

誰も聞いちゃいねぇ。

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こうして、奮闘努力の甲斐もなく、yokoさんは詭弁論部広報担当、メイさんは女史に祀り上げられてしまいました。

2人にとっては、まさしく転機だったと言えましょう。

特筆すべくは、庵忠代官の強大な御力でしょうか。怖い人やで・・・。

(おしまい)

追記 2020/12/28
yokoさんが、ご自身の視点から記事を書いてくださいました。僕も把握していない事が記されていて興味深かったです。文章の完成度も高く読みやすいので是非に。


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