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多拠点居住

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マレーシアのロングステイビザ「MM2H」、エストニアの電子国民制度「e-Residency」、神奈川県三浦市のシェア別荘、栃木県日光市で運営しているコワーキングカフェ「カフェとき… もっと読む
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#多拠点居住

タイのパタヤで移住可能性を探ってみた

私はマレーシアのロングステイビザ「MM2H」を持っているので、近い将来のマレーシア移住を考えています。 2021年8月に、審査基準厳格化の話を聞いて、2028年11月に予定されている私の更新にも影響が出るのでは、と思い、タイをはじめ、他国での移住可能性について模索した時期もありました。 ただ、昨年8月にマレーシアに行った際、ビザを取得した代理店の担当者の方に聞いたら、旧条件で取得した人は、各年ごとのビザの取得金額が上がった以外は変更なしだそうで、ホッと一安心。 その後の政

飲食店勤務経験ゼロからカフェを立ち上げるまで/はじめに

これまで多拠点居住を中心テーマにnote記事を執筆してきたAtsushi Nagataです。 いつも記事をお読みいただき、誠にありがとうございます。 突然ですが、2023年3月19日、栃木県日光市にコワーキングカフェ「カフェときどき」をオープンしました。 普段お読みいただいている皆さんの中には、「え、海外を含めた多拠点居住生活について書いてきた人がなぜ、日本国内でカフェを始めることにしたの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。 私の中ではこの二つは繋がっているの

飲食店勤務経験ゼロからカフェを立ち上げるまで/きっかけはコロナ禍

以前、下記のような投稿をしました。それからだいぶ経ってしまいましたが、その続きを書きます。 これまで、下記のような多拠点居住を中心テーマにnote記事を書いてきましたが、それと繋がる話となります。 私は2018年11月にマレーシアのロングステイビザ「MM2H」を取得し、人生のどこかのタイミングでマレーシアに軸足を移した多拠点居住生活を送るべく、準備していました。 その構想に暗雲が立ち込め始めたのが、2020年4月の緊急事態宣言の後、2020年の7月辺り。 コロナ禍に伴

飲食店勤務経験ゼロからカフェを立ち上げるまで/食品衛生責任者資格の取得

「飲食店勤務経験ゼロからカフェを立ち上げるまで」シリーズの3本目となります。 これまでの経緯は以下のリンクを。 食品衛生責任者養成講習会についてホームページがリニューアルされていて驚いたのですが、下記のサイトにあるように、「食品営業許可施設及び食品営業届出施設の営業者は『食品衛生責任者』を選任することが 食品衛生法で定められています」。というわけで、調理師免許などをお持ちの方は改めて養成講習会を受ける必要はありませんが、そうではない場合は、各都道府県で開催されている「食品衛

多拠点居住と喫茶店計画とメタバース

私の多拠点居住(海外移住)計画と「喫茶店をやりたいな」という計画 とメタバース(VRChat 内での「ラジオ好き集まれ!集会」)とはつながっているのですが、それを解説していただいているようなインタビュー記事がテックメディア「CNET Japan」に載りました(多拠点居住についてはあまり説明していないけれど)! 今回のお話の肝の部分はここかな、と。 ↓ あとは、ここの部分について、 という面はあるものの、メタバースでも「格好良いアバターが作れる」「すごく大規模なワールドが

MM2H新基準についての日本語サイトにやきもき

こちらの投稿をして約半年。 この間、マレーシアの内務相から、MM2Hを更新する人には新規申請ほどの厳しい条件は適用されず、適用されるのは、①ビザ1年分の金額がRM90(RM1=約27円)からRM500に大幅増になることと、②1年間に90日間以上の滞在が必要、ということの二つだけ、という趣旨の発言があり、ニュースになっていました。 ここでの課題は、②の方。 「90日間以上の滞在」について、2028年11月にビザを更新する前の年(もしくは更新年)に90日間だったら、それに合わ

千曲市とその周辺でのワーケーションが面白い

はじめに先日、「北陸新幹線沿線が面白い」という投稿をしました。 その後、北陸新幹線沿線を巡る旅の一環として、上越市の町屋の空き家活性化の取り組みについての投稿もしました。 今回はその旅の第2弾。 長野県千曲市とその周辺編です。 千曲市ワーケーション千曲川が流れ、多くの絶景ポイントと優しいお湯の温泉街がある千曲市では、ふろしきやという企業の主催で年数回、「ウェルカムデイズ」と題したワーケーションイベントが開催されています。 直近では2021年11月に開催され、次回は22

上越市の町屋の空き家活性化の取り組みが面白い

はじめに先日、「北陸新幹線沿線が面白い」と題した投稿をしました。 horizon Workrooms内で開催された、地域活性化をテーマにしたVR会議に参加した際、参加者の居住地が、 と北陸新幹線沿線ばかりで、しかもその各地で様々な地域活性化の取り組みがなされていることが分かり、「これらの地域をつなげて何かできるのでは」「多拠点居住の拠点の一角を、北陸新幹線沿線に持つのも良いなぁ」などと興味深く感じました。 でも、「ただ耳で聞くだけではなく、直接現地に行かないと本質は分か

宅地建物取引士資格試験、合格しました!

今年一番合格したい資格だった宅地建物取引士(宅建士)試験、何とか無事に合格しました! 今年に入り、 食品衛生責任者 2級ファイナンシャル・プランニング技能士(AFP) 日商簿記3級 3級知的財産管理技能士 2級知的財産管理技能士 日本紅茶協会認定ティーアドバイザー に続く七つ目の資格(ひとまず、一定の条件の下で2級ファイナンシャル・プランニング技能士試験に合格したらなれるAFPは、数えないでおきます)。 ちなみに、11月に受けた賃貸不動産経営管理士という試験も、自己採点

北陸新幹線沿線が面白い

今夜はhorizon Workrooms内で開催された、地域活性化をテーマにしたVR会議に参加しました。 参加者が、 と、長野県を中心に北陸新幹線沿線で集中していたのですが、長野は色々と地域活性化の取り組みがなされているんですね。 これらの地域をつなげて何かできるのでは、などと興味深く感じました。 多拠点居住の拠点の一角を、北陸新幹線沿線に持つのも良いなぁ。

horizon Workroomsの使い方

はじめにFacebookが力を入れているVR、AR、メタバース領域。 VR世界も多拠点居住の1拠点になるのでは、という問題関心とともに、ZoomよりもスムーズなVR会議システムはないものか、と模索していた私も、かつてこんな投稿をして、新たなVRSNSとなるとされていた「Facebook Horizon」のリリースを今か今かと待っていました。 それが先週、突如β版としてリリースされたのが、VR会議システムの「horizon Workrooms」でした。 私の持っていたOcu

MM2Hの審査基準厳格化を聞いて一夜明け

マレーシアのロングステイビザ「MM2H」の審査基準厳格化の情報が入って(詳細はnote参照)、一夜明けたところ。 私の懐では新基準をクリアするのは難しいので(マレーシア政府の方針はコロコロ変わるし、近く総選挙もあるので、仄かな期待は残しているものの)、MM2Hでのマレーシア移住の可能性が遠のいたところがあるのですが、「人生設計が狂ってショック」という気持ちはあるはあるものの、そこまで打ちひしがれていない、というか、「では、どうするか」を前向きに考えるマインドにシフトしている

私はVR世界をリアルの世界に内包された世界として見ているので、VR世界での悩み相談でリアルの生活が多少なりとも和らげば

食品衛生責任者の講習会を受けた際、「1月中に二つ資格を取りたい」と書きました。 1月に受検して、先日合格発表があったのが、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP技能士。いわゆるファイナンシャル・プランナーの資格ですね)の技能検定だったのですが、自己採点の通り、無事に合格できました。 なぜ受験したのか、というと、9月のある眠れない夜、facebook上である友人が3級FP技能士を受験した、というのを目にして、「あれ?FPって、お金まわりが詳しい人、ということは知って

「いま、台湾で隠居してます ゆるゆるマイノリティライフ」を読んで

友人の土井大輔さんがDANROに書いていた大原扁理さんの台湾隠居生活の本、面白くて一気に読んでしまいました。 前の著書「20代で隠居」の台湾版みたいなところがあるので、そちらを先に読んでいると、「あぁ、日本でも台湾でも同じことをやっているし、それは実は可能なんだな」と感じます。 30歳までのワーキングホリデーのビザで渡航し、その後はビザなし滞在許可90日間の枠を使って、日本と行き来することで台湾に住み続けるという。 読んでいくと、「ん、これ、書いちゃって大丈夫なの?」と思