見出し画像

富士フィルムの高級コンパクトデジタルカメラ「FUJIFILM X100VI」の値付けおかしくないか?

2024年2月に富士フィルムは、高級コンパクトデジタルカメラ「FUJIFILM X100VI」を発表しました。
店頭予想価格は281,600円です。
これは、思いのほか高いと感じました。
円安の影響か?
この価格は、妥当な値付けなのか、考察してみます。

X100F
1,299ドル
為替 113円
ドル換算で146,787円相当
日本発売価格、118,555円と28,232円も日本国内の方が安い。

X100V
1,399ドル
為替 109円
ドル換算で152,491円相当
日本発売価格、148,050円と4,441円も日本国内の方が安い。

X100VI
1,599ドル
為替 150円
ドル換算で239,850円相当
日本発売価格、256,000円と16,150円も日本国内の方が高い。

X100VIは、初めて海外よりの国内販売価格が高く設定された。
値上げ率をドルと円で比較してみます。

X100F → X100V → X100VI
ドルでの値上げ
1,299ドル → 1,399ドル → 1,599ドル
値上げ率
107% → 114%

日本円の値上げ
118,555円 → 148,050円 → 256,000円
値上げ率
124% → 172%

ドルベースの値上げ金額(為替レート換算)
100ドル(日本円で10,900円UP) → 200ドル(日本円で30,000円UP)

日本販売価格の値上げ金額
29,495円 → 107,950円

結論
富士フィルムは、日本人向けの販売価格を、とんでもなく高く設定している。
円安を考慮してもそれはそれはおかしいくらいの値上げをしている。
ドル換算で、全モデルのからの値上げ金額を200ドル、現在の為替で日本円で30,000円UPにしか過ぎないのに107,950円も高くしている。値上げ率にして172%にもなる。

日本人に対しては、金をむしり取ってもかまわないと考えているのかもしれない。

参考
X100F
2017年2月23日発売
¥128,040(税込)8%
¥118,555(税抜き)8%
1,299ドル
為替 113円

X100V
2020年2月27日発売
¥162,855(税込)10%
¥148,050(税込)10%
1,399ドル
為替 109円

2024年2月22日発売
X100VI
¥281,600(税込)10%
¥256,000(税込)10%
1,599ドル
為替 150円

励みになります。