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与える情報量は、相手の”胃の大きさ”に合わせる

子どもの胃の大きさと、大人の胃の大きさって違います。

新しい情報を得るときも同じようなことが起こります。
初心者の段階だと一度に理解できる情報量は微々たるものです。

そこからジワジワッと新ジャンルへの胃袋を広げていき、
少しずつ理解度が高まっていきます。

知れば知るほど一度に収められる情報量が増えます。
僕らの意識がそのジャンルに順応していて、
十分な受け入れ態勢ができているからです。

ブログやSNSなどでノウハウを提供したり
個別やセミナーなどで教えたりするときに注意したいのは
相手の理解度やレベルに合わせてコンテンツ量を調整することです。

一度に咀嚼できる量を想定して
相手に合わせたサイズを提供することが大切です。

相手のサイズを超えてしまうと理解が追いつかなくなり
思考が止まってしまいます。ちんぷんかんぷんになります。

まあ、「わかるやつだけついてこいや!」
というテンションで望んでいるなら
構わず盛りだくさんでお届けしていいと思います。

あくまでターゲットの頭がそうなっていることが多いので
「想定はしておいた方が良いよ。」って話です。


これ、ブログや講師業だけではなく
頼みごとをしたり教育したりという場面でも
応用できる技術です。

子どもや新人スタッフにガミガミ言っても伝わらない場合、
一度に与える情報量が多すぎている可能性があります。
多すぎると耳をふさいでしまいます。

思い出してみてください。

親や先生、上司の説教を食らっていた時、
相手の話を聞こうとしているより、
(あー、早く終わってくれよ。)とか
(あと5分位かな。)くらいにしか思ってません。

お腹いっぱいの状態で押し込もうとしたって
ムリなものはムリです。

「何度言ったらわかるの!」と言っているときは
言いすぎているからそうなっている可能性があります。
じゃんけんでいうグーしか出してないようなものです。
同じ食材を同じ量で同じように与えたら、そりゃ飽きます。

何がわかっていて、何がわかっていないのか。

結び目を解くように1つずつ確認して
できることを増やしてあげればいいです。

相手に合わせた適量をあげること。

できることが増えてきたら
次第に吸収できる情報量も増えるので
コツをつかんで来たようなら
そこで初めてボリュームアップしても良いです。

最初から与えすぎないようにしましょう。


与える情報量をコントロールしていくと
ネタも尽きないですし、
1つのネタを詳しく掘り下げることもできます。

プリンを食べるには小さいスプーンの方が良いように、
場合によって器を使い分けることが
ものごとをわかりやすく伝えるときも重要です。

つい張り切りすぎてしまうと
相手が「ウッ」となってしまうので
気をつけていきたいですね。

以上です。お互い頑張っていきましょう。


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