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一つのことに集中できる時間は贅沢

「ながら」作業は得意な方だと思う。
いわゆるマルチタスク。

せっかちなので、一つのことだけをのんびりやるよりも、いくつかの作業をパズルみたいに組み合わせていかに時間内に終わらせるかを考えて実行するのが快感だったりする。

昔からこうだったわけではなく、とにかく忙しい職場でいかに効率的に働くか試行錯誤してこういう感じになっていったわけですが。

マルチタスクのコツとしては、「同時にやろうとしない」こと。

矛盾しているようですが、大きなタスクをパズルのピースみたいにそれぞれ細分化して、作業量や待ち時間ごとに組み合わせて「一つずつこなす」という意識でやると焦らず同時進行することができます。

「自分は1人、手は2つ、それでできること以上のことは人間にはできないんだ」というのが昔の上司にもらった言葉。

同時進行、マルチタスクと呼んではいるけれどあくまで作業は1つずつこなすという意識が大事。

私としては細かい作業を「1つずつ着実にこなすのみ」という感じでやっているのですが、側からは現場がバタついている中で冷静に淡々と仕事しているように見えるらしく「なんだこの冷静さは・・・」と非常に感心されました。あざます。
でもマルチタスクは「慣れ」だと思ってる。

そんな同時進行系作業に定評のある私ですが、先日「キャパオーバー」を経験しました。

というのも、転職してから職場ではいつも耳にはインカムを着けるようになっていて必要に応じてコールが入るのですが。
先日は
①作業中に電話対応が入り作業を中断
②電話対応中にインカムにコールが入る
③その最中に急ぎの案件のメモがデスクに置かれていく
というカオスな状況になりまして。結果デスクに置かれたメモを見落としました。
メモを置いた人は「渡したよ」と言っていましたが、渡されたことさえ覚えていませんでした。死。

(余談ですが、作業中の相手に対して「今話しても大丈夫?」というワンクッションを入れるのはマナーとして大事。本当に大事にしたい。切実に。
親しくなるほど気が緩んでいきなり本題をぶん投げがちだけど、受け取る準備が出来てなきゃ受け取れないよ。)

「マルチタスクは得意」とは思っていたけど、「自分は1人、手は2つ、脳みそも1つしかない」「自分にできる範囲のことしかできない」ということに改めてぶつかったように感じます。
私は聖徳太子にはなれぬ。優先順は本当に大事。

あと、「マルチタスクは得意」とか言っているけれど、今やりたいこと1つに集中できる時間は贅沢だなと改めて思いました。
情報過多って本っっっっっっ当に疲れる。
最近の疲労の原因は絶対コレ。

デスク周りを断捨離してスッキリさせておくとか、必要なもの以外は片付けておくとか、いらない情報は目に入らないようにする。気持ちが落ち着くものを置いておくとか大事。

まあ、今もYouTubeでお気に入りの動画をBGMにしながら記事書いているので一つのことだけしているわけではないですが、のんびりした気持ちでいられる時間は大切にしたほうがいい。

心の余白が持てる時間は本当に贅沢。
私は1人、あなたも1人、出来ることは有限です。
忘れがちだけど、忘れちゃいけない。

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