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壮大なコントを支える多くの人たちの愛と気概と寛容さ(南九州移住ドラフト会議2019 指名会議を終えて)

みなさまこんばんは。

鹿児島でまちづくり芸人をやっております永山です。

昨日10月6日、無事に今年の南九州移住ドラフト会議の指名会議を終えることができました。

2016年に鹿児島で始まった移住ドラフト会議は、2018年に宮崎、2019年の今年は熊本を加えた南九州3県での開催に。

<開催の意図や経緯はこちらをご覧ください>

キャプチャ


今年は例年以上に苦しかった

思えば、移住ドラフト会議の運営は、毎年血まみれになりながらの格闘でした。

全く手探りで、ある種の社会実験として取り組んだ1年目。

会場を鹿児島の最上級ホテル「城山ホテル鹿児島」に移し、今の原型(全員指名するスタイル)が確立された2年目。

宮崎リーグが加盟し、クライマックスシリーズまでの流れを作ることにチャレンジした3年目。

4年目の今年はこれまでの積み上げに加えて、①熊本リーグの加盟、②スカウトシステムのブラッシュアップ(スカウト面談メモフォーマットの大幅入れ替え)、③北海道移住ドラフト会議との連携、などの新たな取り組みにも着手しました。

が、今年は自身の業務量が限界を超えていたこともあり、この8月・9月は毎週のように誰かに謝っていた気がします。。。(関係各位、本当に申し訳ありません)

ようやく整ってきた体制

そんな中でも、大やけどすることなくどうにか指名会議までこぎつけることができたのは、スタッフのみんなの頑張りのお陰でした。

副代表でもある宮崎リーグコミッショナーの田鹿さん、初参戦熊本リーグのコミッショナーを引き受けてくれた宮原さん、2名のリーダーがぽろぽろこぼれていく永山のタスクをきれいに拾っては投げ、炎上手前での火消しに奔走。

キャプテンの高橋を筆頭に、スタッフのみんなも本当に頑張ってくれていて、たぶん私が一番仕事してない感じで、もうひたすらに申し訳ない感じです。

代表は仕事しないくらいがちょどいい、とか言いますが、それは体制の整った状態での話。今回のように体制を整備しながらの運営では、本当に迷惑をかけました。

みんな、本当にありがとう。みんなが移住ドラフト会議にそそいでくれた愛が、あの場でのドラマを実現してくれました。

びぇー、びぇーびぇーびぇー!

今年いろいろ挑戦したなかで、これだけは書いておきたいのが、オープニングアクトのスペシャルサプライズ。今回、サプライズゲストとして登場いただいたのが、細かすぎて伝わらないモノマネでおなじみの、そうすけさんでした。

今年、JCさんにいただいた大きな賞でゲットした賞金の残りは全額をこの人をお招きするのに使いました。

プロ野球のドラフト会議をモチーフにした壮大なコント企画のオープニングアクトに、プロの芸人さんにお越しいただくという、この贅沢。

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そうすけさん、最高でした!ありがとうございました!

これは役得ですが、私はそうすけさんを帰りに空港まで送り届けるというスペシャルな時間を過ごさせていただきました。車中でそうすけさんからお聞きしたお話は、おそらく一生忘れないと思います。40歳でプロ野球に挑戦した男の生き様と覚悟、しかと受け取りました。


移住ドラフト会議の本質は、寛容さにある

そして今年の会議でも、直前まで準備は混迷を極めました。選手の最終確定がずれこみ、すべての資料は当日の朝。球団の皆さんにとっては、最後の最後まで指名戦略を確定できないやきもきした状況だったと思います。

(球団・地域のみなさん、本当に申し訳ありませんでした!!)

選手の皆さんの航空券の手配に関してもいろいろと段取りのミスが相次ぎ、鹿児島ではこの2日間大きなフェスがあった関係も影響して、一部の方には帰り便を鹿児島空港からの飛行機がとれず、まさかの宮崎空港経由でお帰りいただくという大失態も。

(選手の皆さま、本当に申し訳ありませんでした!!!!!!)

それでも、球団の皆さんも、選手の皆さんも、嫌な顔ひとつせず、前向きにご協力いただきました。本当に、本当にありがとうございました。

(もちろん、来年度以降、しっかり改善してまいります)

この寛容さ。

このやわらかさ。

この壮大なコントは、みなさんの柔らかさに支えられて成立しています。

本当にありがとうございます。

移住ドラフト会議の目指すもの

今回、取材でお越しいただいたある方から、「最初、内輪ノリが激しくて、入りづらさを感じました」というコメントをいただきました。

取材をお受けする中で、「移住ドラフト会議は、指名会議のみではなく、そのプロセス全体を通してコミュニティを作ろうとしているんです」とご説明すると、内輪ノリ=身内感の背景をご理解いただけたようでした。

運営サイドとして反省すべき点はありつつも、ある種の身内感はこれからも残るように思います。

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やはり、移住ドラフト会議という仕掛けは「人口減少社会を、明るく楽しく乗り切る!」という覚悟を決めた人たちによるコミュニティによって運用されている壮大なコントなんです。

メインスポンサーのソラシドエアさんも、メディアパートナー&スポンサーのMBC南日本放送さんも、MRTさんやインタークロスさんやキャンプファイヤーさんや多くのスポンサーのみなさんも、そしてスタッフも、地域を取り巻く環境がこれからどんどん厳しくなっていくことはよくわかっています。

球団の皆さんも、もちろんわかっていて。

それでも、そこを乗り越えていくようなエネルギーを、この場に求めていて。

だからこそ、この場をこれからも守っていきたいなと、改めて思う1日でした。

移住ドラフト会議は、鹿児島で始まり、いまでは宮崎・熊本も加盟して舞台は南九州へと広がっています。

北海道でも同じように運用されていて、来年からは四国でも開催の準備が進んでいます。

この熱量を、この愛を、この寛容さを、この覚悟を、少しずつでも広げていくことは、おそらく私がこの時代にこの国に生きる中で見つけた使命のようなものなんだなと、感じるようになりました。

「ライフスタイルやチャレンジに応じて、住む場所を選べる未来」「挑戦したい人と、挑戦を応援する地域が前向きにつながる場所」をつくるために、もうしばらくは私自身もチャレンジを続けようと思います。

南九州移住ドラフト会議は、いよいよクライマックスへ

さて、指名会議を終えて、いよいよ各球団は指名した選手と最初の一歩を踏みだす段階に入ります。

最終決戦は、12月のクライマックスシリーズへ。

まだまだ戦いは続きます。

選手・球団の皆さん、引き続きガヤ5割増し!で、頑張っていきましょう!

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