仕事で成功する秘訣(覚悟編)

これまでに仕事選びには下記をお勧めしていました。

①好きな事

②得意な事

そこでどちらか、又はどちらも当てはまるものが囲碁だったとします。
囲碁で食べていきたいなぁと思ったら…。

まずはプロ棋士を考えるでしょう。しかし、年齢制限の都合もあり、年齢が高くなればなるほどその可能性は低くなっていきます。

では、他にはどのような仕事があるだろうか。

【囲碁教室】

・インストラクター
・アシスタント
・受付兼対局調整相手など
以下省略

【囲碁サロン、碁会所】

・経営者
・受付など
それ以外もたくさんあるので省略

【IT関係】

・ネット碁
・ホームページ
・キュレーションサイト
・動画、メルマガ

【その他】
たくさんあるので省略

99パーセントの人がここを考える事にたどり着くと思います。

しかし、次のステップはどうでしょう?逆に99パーセントの人が囲碁を仕事にする事を諦めるでしょう。
「あー、囲碁の世界って稼げなそう」とか「リスクたかそー」と言いながら。

そう思う気持ちは分かります。この部分については前に「お金と幸せ」や「お金と仕事」などで見解を述べているので省略します。

ここからは囲碁を仕事にする!と「実際に動き出した」時の話をします。

インストラクターを例にしましょう。
自分が通ってきた道なので、説明しやすいです。

自分が長崎にある実家の仕事で就職したのが20歳ジャスト。
3年半くらいは経理をしていました。
実家は神社や社会福祉法人を経営していたので、後継ぎとしてやっていればそこそこ安定していたでしょう。
(お給料は月に手取り13万くらいでしたが・・・(笑))

しかし、正直なところ、これが自分の性格にはとっても合わなかったです。

仕事内容の良し悪しではありません。あくまで合うか合わないかです。

それで、丁度良いタイミングでの声掛けもあり、えいや!で昔の院生仲間(プロ棋士含)と一緒に会社を設立して起業をしました。

インストラクターで成功する為には、この起業をするまでのプロセスにポイントがあると思っています。

会社設立だけなら簡単にできます。専門家の人に30万くらい払えばあとは簡単に会社を設立してくれます。
それでも、周りには会社を作るというのは思い切った事で簡単にはできないと言われます。なぜでしょうか。

それは決めた分野で仕事をして、生活していくという覚悟が必要だからです。

会社設立や起業は誰でもできます。できない人は「できない」のではなくて「しない」のです。

成功するかどうかを考えるよりも、この分野を仕事にしたいと覚悟を決めるほうがよっぽど大事です。
好きだったり、得意な分野だったら覚悟も決めやすいですよ。
多少のつらい事があっても、耐えられますからですね。

これが、嫌いだったり、不得意な分野だったらどうでしょう。
自分が実家の仕事から逃げ出したように、持って3年です。世にいう入社3年で約3割が退職するという最近の流行りですね。

でも、自分は囲碁が得意だし、囲碁でやっていく覚悟が決めたので、幾多のつらい事を経験しても、逃げ出さずに約10年も囲碁の仕事を続けられています。今後も長く囲碁で仕事をしていくでしょう。

どれくらいの覚悟だったでしょうか。

・両親の後継ぎ期待(兄はいるが)を裏切る
・新しく作った神奈川の子供道場の二階で男3人で同居。(プライベートは一切なし)
・休日は週1日程度(特に休んだ記憶なし)
・開始から2年ほどは給料なし(貯金を切り崩し)
・その後1年は年収60万
※家賃と食費は会社負担
・ちょっとしたイベントを翌日(当日ではない)に控え、姉の結婚式(千葉)をキャンセルしようとした。(結局は30分だけ顔を出した)
・兄の結婚式は長崎まで日帰りで

まぁ、そのほかにも数えきれないくらいありますが、分かりやすいのはこんなものでしょうか。

いわゆる下積みの時代ですね。
ここで大事だなと思うのが、人にやらされている下積みはあまり意味がないということ。

よく「企業に就職し、経験を積んでから起業する」

自分に言わせると、色んな意味でただのダジャレにようにしか思えません。(笑)
起業の後押しをしてくれる企業ならいいですが、そんな企業は数少ない事でしょう。
サラリーマンというものは会社にずーと貢献してもらうものであって、辞めるためのものではないというのが常識的です。

もちろん、全く経験にならないというわけではありません。
ただ単に、濃密さが違うということです。

「まずは3年間は勉強してから、経験してから」のほうが成功する確率が増えるとか言ってる方はよくいますが、確かにそのとおりです。

しかし、3年間という若さを失うのはそれ以上に失敗する確率がアップすると考えます。

覚悟というのは若いうちのほうがやりやすいです。
フットワークが利くのも若いうちです。
失敗にめげずに立ち直りやすいのも若いうちです。

インストラクターを例に上げましたが、他の世界でも同じだと思います。

ウダウダと堂々巡りしていたり、前に進んでいるつもりでも遅い歩みだったり。
そんな方には「とにかく覚悟を決めましょう」と言いたい。
大事なのは「「好き」又は「得意」な分野を選んで覚悟を決めることだけ」です。

とても簡単な事だと思います。

技術なんて後からでもつけられます。

とにかくシンプルに考えましょう。

これを3年やってほしいとは言いません。

下積みは1年だけでもいいです。

「覚悟を決めましょう」

今後は動画配信に力を入れていきます。 永代囲碁塾は囲碁に関することなら何でも活動しています。 囲碁アイドルも永代囲碁塾でプロデュースしています。