見出し画像

1人で過ごす年末年始から思うこと

2020年がスタートし、早4日目となる今日、年末年始に対する気持ちの変化を書いてみる。


年末年始は多くの人が帰省し、家族や地元の友達との親睦を深かめ合う。

年越しそばや、すき焼き、母の作るおせち料理などご馳走をたらふく食べ、忘年会やカウントダウン、親戚の集まりで餅つきをしたりお年玉をあげたりなどなど、、楽しいイベントも盛りだくさんだ。

そして新年からの新しいスタートに向け、しっかりと充電する。


が、今年の私は一切それをしなかった。

去年は仕事を辞めたし、忘年会をするような友達もいない。カウントダウンもせずいつものように22時に布団に入る。初詣もしていないし、おせち料理も食べていない。

いつもと何も変わらない日常、、



私は家族の関係がよくなく、実家に帰ることができない。結婚もしていないので家族がいないのだ。

20代の頃は友達の家で過ごさせてもらったり、極寒のカウントダウンライブに行ったり、祖母の家に泊まったりして過ごしていた。年始には友達と初売りに参戦する予定を立てた。

これらは楽しかったのだが、居心地の悪すぎる実家に無理やりいたこともあった。

何とかして1人で過ごすことを避けたかった。皆が盛り上がる最中、1人で過ごすことの寂しさ。辛さ。

普段は日常のあれこれで紛れているが、年末年始は自分にはそういう場所がないということを嫌でも思い知らされてしまう。


だけど30歳を過ぎてからは、周りも結婚しついに1人で過ごすしかなくなった。

去年まではあえて年始に引越しの予定を入れたり、年末に一人旅をしたり、1人でも何かしらの予定をそこに合わせ、忙しくしたりもした。


自分でも理由はわからないけど、今年はふと、何もしないをやってみたくなった。

年末年始は楽しまないと!とか家族を大事にしよう!というしがらみから解放されたかった。

特別なことをせず、周りに流されず、ただ生活を続ける。1人でいても罪悪感を感じずに私は私でいたかったのだ。

もちろん寂しさはあるし、自分もいつかは“らしい”ことをしてみたいという憧れもある。

だけど今までみたいに何とかしようとするのではなく、ただ流れに身を任せ、自分の生活を自分で送る。それができるようになりたかった。


やってみて思ったのは、

いつもと同じ、、(笑)

そう、当たり前だが起きたら年はちゃんと明けていた。なんだか安堵した。気づいたら3日過ぎ、世間も日常に戻っていく、、

今までの妙なしがらみが自分を自分で苦しめていた。

家族と無理にでも繋がりを持ちたい。せめて年末年始だけでも。たとえ邪魔に思われていても。私も“みんな”のような日々を送らなければならない。年末年始に会える友達がいないのは惨めなこと。恥ずかしいこと、、

こんな思いに潰されながら過ごす。結局何をしていても心から楽しめたことはなかった。

それは、世間の様子と自分を比べ、その違いに苦しんでいたから。いつのまにか自分で自分のことを寂しい人にしていた。

大袈裟かもしれないけれど、自分はそれほどまでにこの季節にとらわれてしまっていたのだ。自分の価値は何ら変わらないというのに。


辛い理由はそこだった。

どんな状況でもみな平等に年は明けるし、自分の価値は決まらない。

それぞれの状況の中で、自分らしく過ごせばいい。それだけだ。


***

年始にしいたけ占いを読んだ。星座は蟹座♋︎

なんだか分からないけどいろいろやってみた2019年→夢が具現化していく2020年

になるそうだ。

そのために、

・真面目から脱却する

・直感に従う

・海外に関係する人やくだらない話ができる人との縁を大切にする

・新しい世界を見に行ってみる

ことが大切だということが書いてあった。

単純だがなんだかわくわくしてきた。2020年今まで以上に楽しみたいと思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?