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2年間も待たせやがって・・・「シンフォギアライブ2020→2022」に行ってきた話

2020年9月13日、本来であればこの場所で開催されるライブが中止になった。メットライフドームで開催される予定だった「シンフォギアライブ2020」である。この9月13日というのは暁切歌役の茅野愛衣さんのお誕生日でもあり、立花響の誕生日という記念すべき日であった。
しかし例のアレによってライブは中止。当日はキャストを集めた記念番組が放送された。

それから2年経った2022年11月20日、その日はやってきた。「シンフォギアライブ2020→2022」が開催されることが決まったのだ。会場の名前はメットライフドームから「ベルーナドーム」に名前を変えていた。
惜しむべきは雪音クリス役の高垣彩陽さんが産休によって不在であること。
しかし10月に出産したばかりなので無理はさせられない。こればかりは仕方がないだろう。

開演まで

前日となる11月19日、私は名古屋駅西口から夜行バスに乗り込んだ。往路で夜行バスを使うのは約10年ぶりぐらいだろうか。独立3列シートだったことも手伝って以外にも快適で睡眠も少し取ることができた。

そしてライブ当日となる20日朝。予定より少し早くバスタ新宿に到着した。
この時点で朝5時15分。あまりにも早すぎる。
私はバスを出る際に前にいた方がシンフォギアのグッズを身に付けていたので声を掛けた。早くも「第一適合者」を発見した瞬間だった。

あまりにも早い到着に多くの店舗などが開店前だったが、運よく新宿南口のウェンディーズが5時から開店していたのでそこで朝食を取った。

その後は所沢・・・ではなく何故か渋谷へ。
渋谷にはBリーグの本拠地が2ヶ所あるのでこれらを散策することに。

サンロッカーズ渋谷の本拠地である青山学院体育館
アルバルク東京の本拠地である国立代々木第一体育館

その後はTwitterのフォロワーと合流するため池袋へ移動。合流してすぐに昼食へ。このお店は浦和レッズのユンカー選手がおススメのお店らしい。

昼食を取った後は西武池袋線と西武狭山線に乗って西武球場前駅へ。いよいよ会場に向かうときである。

そして会場に到着。ベルーナドームという名前になってからは初めて、球場自体には3年ぶりにやってきた。
まずは物販会場へ・・・すると物販に長蛇の列が!
「事前物販って知ってるか?」
そう同行者が言うのも無理はない。今回は事前物販があったはずだ。私も事前物販で買っていたので並ぶ必要はなかったので問題はなかった。そして物販会場の隣にあるパチンコ台。スポンサーは大事である。

その後我々はもう一つの物販会場へ向かった。埼玉西武ライオンズのグッズショップである。

ライオンズ チームストア フラッグス

ここで同行者はひたすらユニフォームの話をしていた。なんならユニフォームを購入していた。あれ?今日野球観戦だっけ?

そしてグッズショップを出たあたりから予報通りの雨が降り出した。さらに入場ゲート前の混雑と早めの入場を促すアナウンスにより規制入場の時間より早く入場することになった。
一部の飲食売店は営業しており、少しだけ誘惑に負けそうだったがそのことよりとにかく寒さが勝った。
そして座席へ。アリーナ後方ではあったがセンターステージのおかげでそこまで悪い席ではなかった。何より通路側の席だったのが幸いだった。
開演までに何度かスポンサー様のパチンコのCMが流れる。この日はベルーナドームで一番パチンコのCMが流れた日かもしれない。

開演

開演前には恒例の影ナレがあった。色々な予想があったが、今回は響と未来の夫婦での影ナレであった。そして待ちに待ったシンフォギアライブが始まった。

まず最初に登場したのはシンフォギアシリーズのOPを歌っている水樹奈々さん。衣装はライオンズフェスティバルズ2022のユニフォームみたいなデザインだと思ったが、後日見てみるとあまり似てなかった。
そこから「METANOIA」など3曲を披露。奈々さん本人の単発ライブでも開幕3曲がここまで過酷だったことは過去なかったと思う。実際2019年の奈々さんのライブではシンフォギア曲はライブ中盤~終盤に歌われている。

その後登場したのは未来役の井口裕香さん。今回の未来さんの歌からはいつも以上に「優しさ」を感じたが、ライブ翌日のラジオを聴く限り本人もそこを意識していたらしく解釈一致で嬉しかった。

井口さんが退場後にVTRが流れる。今回産休のため不在となった高垣彩陽さんからのビデオメッセージである。相変わらずの面白さと本人から溢れ出す真面目さが伝わってきた。会場が真っ赤に染まり適合者が彼女の想いを背負った瞬間でもあった。

あらためてステージに演者が戻ってくる。南條愛乃さんが登場し、後から茅野愛衣さんが登場する展開。「今回はステージが上がるタイプのやつか・・・!」とここで察した。2人のユニゾンは相変わらずの美しさであり、今回の衣装も南條さんデザインで2人の仲の良さを改めて感じた。

そして個人的に推しであるマリア役の日笠陽子さんが登場。シンフォギアライブでの日笠さんは本当にかっこいい。普段はボケまくってるだけに特に。
歌手活動を大分前に休止しており歌う機会は限られているが、やはり歌の上手さを再確認した。井口さんもラジオで「ひよっちの歌好きだからもっと歌ってほしい」と言ってくださっているが、そればかりは本人の意思を尊重したいと思う。
一度退場した後会場に「30秒前でーす!」というスタッフの声が響いたが、その後は黒衣装に早着替えして再登場。「烈槍・ガングニール」を披露した。あたらめて我が推しかっこいい・・・と思った瞬間であった。

※バイクで登場したわけではありません

その後は日笠さんも敬愛する水樹奈々さんが翼さん衣装で再登場。赤色のラインは今日不在のクリスのカラーを取り入れたらしい。さすが気遣いの人である。実はシンフォギアXVのキャラソンで一番好きな「空へ・・・」を聞けたので満足。
しかしMCでクリスの話をしていた結果、マリアを呼び込む際に
「それでは来ていただきましょう!クリス!」
と言ってしまう。
「マリアです・・・」
と気まずそうに日笠さんが再登場。2人のコラボ曲である「Angelic Remnant」を披露した。

二人の次に登場したのは出演者の中では最年少となる水瀬いのりさん
前回シンフォギアライブに出演したときは2016年とまだ20歳になったばかり。それから6年の時を得てかなり大人になった印象を受けた。キャロルとしての表現もとても上手くなっていた。「tomorrow」での伸びが特に印象に残っている。間違いなくこれからの声優界を引っ張ってくれる存在でしょう(何様目線なんだ)

奏者として最後に登場したのは「座長」悠木碧さん。シンフォギアシリーズの歴史は彼女と共にあると言えるだろう。響の曲は声出しも含めて完成すると思っていましたが声なしでも「魂」で共鳴した。
そして突然モニターに映像が流れだし・・・

サンジェルマン役の寿美菜子さんが登場。声出しNGでしたがさすがにここだけは声が出てしまう適合者続出。
4年前は2日目にしか行ってないと聞けなかった「花咲く勇気 Ver. Amalgam」を聞くことができ初日しか行っていない私はこれでようやく救われた気がする。

4年前初日しか行けなかった人が救われたときの様子(イメージ図)

ここからは3人曲ゾーンに突入。水瀬いのりさんが再登場して3人で「聖剣のレクイエム」を披露。
そして次はFIS組の曲だが・・・
なんと近くのサブステージに茅野愛衣さんが!
背を向けてたとはいえあんなに至近距離で見えるとは思わなかったので思わず固まってしまった。ちなみにそのとき南條さんは反対側のサブステージ、日笠さんはメインステージに。その後トロッコが動いて3人が合流。この3人は年末に忘年会をするようだ。相変わらずの仲の良さ

再び悠木さん、奈々さんが登場して5人となったところで「六花繚乱」を披露して本編終了。はけた後にすぐさまアンコール代わりの手拍子が起こった。

そして再び映像が流れ始める。
「シンフォギア 新プロジェクト始動!」
開始時期が20XX年と書いてあったので遅くとも2099年までには開始する予定だ。頑張ってあと77年生きるしかない

そしてアンコールも気づけばあっという間に終了。
南條さんの「碧ちゃんが座長でよかった」という言葉が印象に残っているがあの場にいる皆が同じ気持ちだっただろう。

終演後

そしてライブが終わった。
帰りの夜行バスの時間まで余裕がありそうだったので慌てずに規制退場まで席で待機する。アリーナからの登り坂がちょっときつく感じた。
駅前は案の定大混雑。しかも途中から雨も強く降り出した。
それでも粘って改札を通過して電車の中へ。足が痛かったが所沢駅まで粘った。所沢駅で西武新宿線に乗り換え。一気に人が減ったおかげで座ることができ、ようやく一息つくことができた。
新宿にも到着してバスタ新宿へ。途中コンビニであんぱんを探したが残念ながら売ってはいなかった。

そして帰りの夜行バスへ。帰りも行きと同じ独立3列シートのバスだったが、疲労が故にバス酔いを起こしてしまった。名古屋駅に到着したころには心身ともにボロボロになっていた。その回復には数日間費やすことになってしまった。ブログを書くのに1ヶ月費やしたのは単純に忙しかったから
また、マリア役の日笠さんも翌日は現場にいたものの週の後半で体調不良となり生放送とイベントの計2本をキャンセル。現在は回復しているが、演者にとっても過酷な環境だったことは間違いないだろう。

しかし2年2ヶ月待っただけのことはあり数週間経った今ではいい思い出になっている。新プロジェクトも動き始めたので、今後も奏者や適合者達と絶唱できる日を心待ちにしたいと思う。