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全12話アニメ脚本をエブリスタのコンテストに投稿する 製作日誌編10/05−08

製作日誌の10月5日分から8日分を掲載しています。

本日の報告内容:
10/05 ドラフトのレヴュー、構成プロット関連の準備
10/06 構成プロットのフロー図、タイトル決め等
10/07 構成プロットの1話から5話作成
10/08 構成プロットの6話から12話作成

10/05の製作日誌

本日は以下の作業を行いました。

・ドラフトのレヴュー
・各種設定リスト作成
・構成プロットの準備

ドラフトのレヴューは、先日までに書き上げた1話、3話、6話、11、12話のドラフト(試し書き)に関して、全体的な流れの面からの評価と考察、補足などを行います。
各段階に進む前に、必ずこうしたレヴューを行うのですが、もし大きく変更したり、次の段階に進むのに引っかかりがある場合は、スケジュールにもよるのですが、なるべくもう一度やり直した方が良いです。問題の先送りというのは、後になればなるほど修正が難しくなります。

実は物語や設定が抱える問題というのは、作成中に気づくのは難しいものもあります。それは作者の脳が「その作品仕様」になってしまっているからであり、なかなか客観的かつ白紙状態で評価するというのは難しいのですね。
ただ問題に気づいた時、それを次の段階で修正すればいいや、ということを繰り返していると、首を絞める結果になります。なるべく早い段階での修正が望ましいです。

各種リストというのは、登場人物や舞台、小道具、時系列などのことです。構成プロットの段階では名前や簡易紹介くらいのもので良いので、ガイドを作成しておきます。

短編や単発ものでない限りは、構成プロットといっても結構準備が必要となります。
全部で何話にするか(決まっているならその割り振りとか、バランスを考えておく等)。
内容をどの程度書き込む必要があるか。
タイトルなど、共通したフォーマットを用いるのか。

構成プロットの段階で、できれば全体に共通する演出やモチーフを想定しておくと、色々と後の製作が楽になります。

10/06の製作日誌

本日は以下の作業を行いました。

・構成プロットの簡易フロー図作成
・各話タイトルの考案

構成プロットのそれぞれの話を書く前に、まずは簡単なフロー図を作成しておきます。何があって、次に何が起こって、というイベントの発生に矢印を付与したものです。
ここでは全12話の中の細かいフローは考えなくて構いません。全体の、特に大事な部分のイベントを書き込んで、それを矢印で繋いでいくだけです。

話のタイトルはバラバラでも構わないし、何かある一定の規則に従うものでも良いです。それは作者の好みだし、作品に合う合わないというのもあります。
ただ、この時点で一度考えておくことをお勧めします。またタイトルを考えることで、話の内容、雰囲気が掴みやすくなるというのもあります。

実際の資料を見てもらうと良いのですが、今回はギリシャ神話や星座から名前等を取ろうと思っています。
最終的にその案は捨ててしまうかも知れませんが、これがベースになることは間違いないでしょう。

余談ですが、設定や名称を決めることが、すんなりいかない工程の一つだと思います。特に大量に登場人物が出てくる場合など、その名前を決めるだけで沢山時間を浪費してしまいがちです。
しかし名前を与えないままだとのっぺらぼうな感じになってしまうので、なるべく苗字だけでも良いので、考えてあげることにして下さい。彼らも作品の中ではそれなりに生活しているのですから。

10/07の製作日誌

本日は以下の作業を行いました。

・構成プロットの1話から5話まで作成

10/08の製作日誌

本日は以下の作業を行いました。

・構成プロットの6話から12話まで作成

構成プロットの1話から12話までを、なんとか書き終えました。これをレヴューし、必要なら再度書き直します。

連続した話で各話を作る前に、一つポイントとして、最初にざっと「ラストシーン」だけメモしてしまうことです。

どういう終わり方をして次に続くのか、というのが連続ものでは一番のポイントとなります。人間は「次がどうなるだろう?」という知的好奇心を常に持っています。予測不可能というのが一番良いかも知れませんが、ある程度予測できたとしても、二つや三つくらいの可能性がある方が、見る方は楽しみにできるでしょう。

そうやってラストシーンを12話分作ったら、次は各話、ポイントになるイベントを書き込んでいきます。

これで12話分のメモが出来上がります。

あとは1話から順番でもいいですし、好きな話からでもいいので、まずざっと内容について書いてみて下さい。多少分量が多くても少なくても構いません。
とりあえず、メモを膨らませて最後まで書いてしまいましょう。


沢山掲載しましたが、ある程度作業が落ち着いたところでまとめて更新となりますので、このようにざっと製作日誌を掲載することになると思いますが、ご了承下さい。

凪司工房


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