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全12話アニメ脚本をエブリスタのコンテストに投稿する 製作日誌編「企画中止説明」

エブリスタのProject ANIMAのアニメ脚本コンテストの企画について、長らく放置状態だったので、ここで一旦中止にしました、という説明を簡単に掲載しておきます。

上記コンテストは2018年11月15日に締め切られました。

一応アニメ脚本は投稿したのですが、同じ内容の作品の小説版も企画して、エブリスタ内の別のコンテストにも出品した為に、こちらの企画は終盤にグダグダになってしまい、どう収拾をつけたものかと悩んでいる内に、他の作品の製作に追い込まれて、何も告知できない状況が続いていました。

年内には何とか書いておこうと思い、今回、中止の告知と説明を、簡単にですが行っておきます。

企画失敗の要因

失敗の一番の要因はなんと言っても「見切り発車」です。

小説を書く時にもそうなのですが、最後まで考えずに書き始めると高確率で途中で頓挫します。それでも強引に書き切ってしまうことも可能でしょうが、そういうことをする為には、何も準備しなくても書き切る為のそれなりの経験を積んでいる必要があります。これは何度も作品を最後まで仕上げることにより、自分の脳内にどうやって作品を書いていけばいいのか、どういう展開をさせればいいのかのストックが出来ているという状態ですね。それを利用するということです。

また「見切り発車」と同じく失敗の要因となるのが、「(作業)量の見誤り」です。

自分の可能な作業量というのは、最大値と最小値があり、またそれらはある程度の経験により変動するものですが、現在どの程度までなら作業が出来るのか、例えば一時間で何文字書けるのか、等といったことですが、そういったものの見積もりの見通しを間違えてしまうと、企画は頓挫し易いです。

なので、常日頃から自分の能力の限界値と平均値を知っておく必要があります。

これはただ単に経験から考えるのではなく、ちゃんと何らかの記録を取っておきましょう。経験から「だいたい1日で原稿用紙何枚分は書けるな」という思い込みは危険です。何故なら自分は自分自身に甘くなりがちだからです。そういった時に実際にどれくらい書くことが出来たのか、またそれはどんな状態の下でだったのか、といったことをメモでもいいので記録しておくことと、一日だけのことではなく、一週間通しての作業量や、一ヶ月間の作業量というものを、目で見えるように記録して、自分はどのくらい書けるのか、というのを目安として覚えておくようにすると良いでしょう。

それから、一日にどのくらい作業時間が取れるのか、一週間、一ヶ月間ではどれくらい取れるのか、ということも目安として考えておいて下さい。

作業量がある程度分かってくると、そこから逆算して、どれくらいの分量のものをどれくらいの期間で仕上げられるか、という目安が分かってきます。

今回は単体の作業量ではなく、途中で他のものの作業が割り込んできて、全体の作業量を増やしてしまったことが、何よりの失敗でした。

テストが近づいてくると、他のことに興味が移ってしまうという、アレですね。人間は目移りしやすい生き物です。目の前のことを一つ一つしっかりと片付けていくことを、肝に命じておきましょう。あれこれ手を出してしまうのは、身を滅ぼします。

現在、作品の小説版を執筆中ですが、こちらも書きながら、少しずつ作成方法が変わってきています。当初使っていた長編、連続ものの書き方とは、また違った観点のものが必要になったり、今まで使っていたものをより使いやすくしたり、ポイントが変わったり、しています。

またいつか、時間を取って、これとは別に長編を書く際に参考にできそうなコラムを何か書きたいと思います。

何だか本企画は中途半端な感じとなりましたが、ここで一旦幕引きとさせていただきます。申し訳ありませんでした。


  凪司工房


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