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深セン・老街の夜散歩とサービスアパートメントのススメ【香港・深セン旅 #03】

香港・深セン旅行記、深セン編の続きです。

活気あふれる繁華街、老街へ

宿泊先にチェックインして、ひと休みしていると、日はあっという間に暮れ……。晩御飯を食べる場所を探しつつ街をブラブラしてみようということで、深センの繁華街、老街(Lao Jie/ラオジエ)へタクシーで向かいました。

ホテルで呼んでもらったタクシーや街中で拾ったタクシーの支払いも、もちろんWeChat Payで決済できます。深センのタクシー料金は日本と比べてかなりお手頃なのですが、燃油サーチャージが別途1~2元ほど(時期によって変動)かかるようなので、メーターと料金が異なっていても、食って掛かったりしないように(もちろん別途レシートがもらえます)。

深センの街を走るタクシーは、その半数くらいがEV車でした。ちなみに、原付き(バイク)もガソリンエンジンがついたものは全くといって見かけず、その代わりによく見かけたのが電動スクーター(電動自転車?)。自転車みたいにペダルがついたものがほとんどだったのですが、あれはバイクというのか、自転車というのか、どっちなんでしょ。

ちなみに歩道を平気で走ってくる上に走行音がほぼないので、気をつけないとぶつかります。結構、怖いです。「スクーターはほとんど電動なのかー!さすが深セン、進んでいるなあ!」と関心したのですが、実は電動スクーターは免許が必要ないらしい(笑)。

電気スクーターは便利だがデメリットも多い移動手段だ。
無免許で乗れ、運転マナーも良くないことから多くの事故が発生していた。また、車検やナンバーの仕組みがないことから粗雑な製造やメンテナンスによる発火事故なども多く発生し、深セン市はついに電気スクーターを建物内で保管することを禁止する条例を出すに至った(どの程度の人が守っているかはわからないが)。- 中国の自転車シェアブームの裏には社会の「実験と激動」があった – DIAMOND ONLINE より

その危険性が叫ばれはじめ、代替手段として登場・浸透したのが、シェアサイクルだったというのも面白いですね。

閑話休題。タクシーを降りようとすると、物乞いが寄ってきたりして(そういえば香港ではまったく見かけなかった)治安を少し心配しつつ、街中へ。

噂では“物乞いがQRコードを差し出してくる”なんて話も訊いていたのですが、残念ながら(?)そんな人を見かけることはありませんでしたね……。

とにかく建物のスケールは大きいわ、ホコ天のようなひろ〜〜い道路は若者でごった返しているわ、お店はどこも賑わっているわ……とにかく街に活気が溢れていて、歩いてるだけでもこちらも元気を貰えるような、そんな感覚に陥りました。

高度成長期やバブルの頃は日本の繁華街もこんな感じだったのですかね?(一応、生まれてはいた世代だけれど、当時は幼稚園児、さすがにその様子を知る由もない)。今も経済成長の真っ只中にある都市の空気ってこういうものなのかと、個人的にとても鮮烈な体験でした。これは行って、肌で感じてみないと、わからないやつ。

雑に積まれた売り物のバッグ(野外)。

しかし「MINISO」はどこにでもありますね。コンビニより多そうでした。

雑に積まれたデニムの山は、ユニクロにて。ちなみに、ほとんどの商品にカラーバリエーションとして日本には(おそらく)無い、赤色の商品がラインナップされているのが印象的でした。街を歩いていても、赤い服を着ている人をよく見かけた。

こちらは老街にある「東門町美食街(东门町美食街)」。小吃(シャオチー)という、蒸し物や串焼き、麺類といった軽食を扱っている屋台が2フロアに渡って延々と続いています。みんな何かしらの食べ物を片手に歩いてました。

臭豆腐のお店がある一帯には、かぐわしいにほひが……。

で、結局入りたいと思えるお店が全然見つからず……さんざん歩き回った末に、宿近くで見つけた閉店直前のマクドナルドへ。

ここでちょっとした事件が……。

注文を済ませて、WeChat Payで支払おうとすると「レジを閉めてしまったので、キャッシュしか使えない。」とスタッフのお兄さんから衝撃の一言。深センに到着したばかりの日だったこと、そしてここまで一度も現金を使わなければいけないシーンに出くわさなかったこともあり、我々は中国人民元を一円も持っていなかったのです。

歩き疲れたし、お腹はすいたし、外は寒いし、どうしよう、と途方にくれていると、そのお兄さんが「WeChat Payで送金してもらえれば、代わりに僕が現金で払っておくよ」とのことで、お兄さんのアカウントに商品の代金を送金することでなんとか食べ物にありつくことができました。機転の利いたお兄さんの対応、グッジョブすぎる……(そして、お兄さんがかろうじて英語を理解してくれる人で本当に助かった)。個人間送金が当たり前になっている街ならではの出来事だったのではないでしょうか……!

しかし、深センの人たちは私たちのような外国人に意外と(?)優しくて、スマホ片手に歩いていると「何か探してる?」「大丈夫?」みたいなニュアンスで(しかし中国語がわからないので、あくまでもニュアンス)話しかけて助けてくれようとする人が多かったです。若い人が多いということも関係しているのかもしれない。

コンビニに寄って、お酒や軽食を買い込んで、宿に戻り、ひとやすみ。

サービスアパートメントのススメ

今回宿泊先に選んだのは「Fraser Suites Shenzhen(深圳辉盛阁国际公寓)」。

去年オープンしたばかりの出来立てほやほやのサービスアパートメント。目の前が大きな公園なので景色が開けていて眺望◎、今回の旅の一番の目的地である電気街、華強北(ファーチャンペー)にも徒歩10分ほど、すぐ近くにコンビニもいくつかあって、文句なし!の宿でした。むしろもっとここでゆっくり過ごしたかったくらい……。

お部屋からの夜景。これはタイムラプスを撮りたくなりますね……(撮った)。

景色が開けていて、朝も気持ちがよい。

最近、海外に行く時はホテルではなく、サービスアパートメントを選ぶことが多いです。ホテルよりも部屋が広くて割安、そして洗濯機が付いているのが個人的にポイント高し。ここはエレクトロラックスのものが設置されていました。洗濯機と乾燥機は分かれているタイプの方が、乾燥機をかけるものとかけないものを分けるのも楽だし、よく乾くので、憧れる。

この時は寒くて利用している人はもちろんいませんでしたが、ルーフトップにはバーとインフィニティプールもありました。真夏に来たらとても良さそう。

旧正月のお飾り(?)。みかん。

さて、翌日はいよいよ、世界一の(?)電気街、華強北(华强北/ファーチャンペー)へ向かいます。

続くよ!

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