新卒の子がお休みにはいった

私の班には、Aさんという新卒の女の子がいる。
柔らかさや穏やかさ等、私にはないものを沢山持ってる可愛らしくもしっかりしている印象を受ける子。

「Aさんは1ヶ月ほどお休みします。」

課長が6月頭に皆にそう言ってから、1ヶ月が経った。

先日また課長から「Aさんは、まだしばらくお休みします。」と。

皆どこか やっぱり、という気持ちがあったようだった。
私も難しいのではとも思っていた。
来られるようになったら自分に何ができるだろうか、その何かを自分は実行にうつせるのだろうかなどという、謎のプレッシャーを勝手に感じていた。

だから、そのプレッシャーから少し解放された僅かな安堵が自分の中にあった。あまりにも自分のことばかり考えていることに気付かされ、また少し自分に失望する。

「新卒の子が入社早々に長期休暇に入った」

この事実に対して自分が何かを考えているのか、実は捕えきれていない。
このnoteを通してだらだらと考えられたらいい。

確かな後悔が2つ。
私もこの四月に今の部署に異動となった。
異動して早々に残業の日々。
1分1秒を惜しまないといけない状況、自分の業務の進捗状況がはっきりとわかる、同時に周囲の進捗状況もわかる、過度なプレッシャー
はっきり言って私もかなり追い込まれていた。
ストレスで悲しいと思っていないのに涙が流れ続ける。
同じタイミングで異動してきた皆様は優秀でなんなくこなしている(ように見えた)

とはいえ、私の笑いのツボな人が多くて、人間関係はこれまでの3年間の中でもっとも良く、仕事はしんどいけど、職場で腹筋痛くなるほど笑えることも多く、楽しくないわけではなかった。
(家が他の人よりも遠いため、身体的疲労が大半)

人間関係が良いおかげでなんとかぎりぎり堪えていたところがあったが、私が新卒でここに来たらそれこそさっさと辞めていたのではないかとさえ思った。

だから、早くから新卒の子を心配をしていた。
ランチも行こうと誘った。誘ったけど、誘っただけだった。
実際に行かないままお休みに入った。
ランチに行っていたら、何かが違っていたなんて思うほど傲慢ではない。
ただ、心配に思うだけで行動が伴わないのは何の価値もないなと思った。
これが1つ目の後悔。

2つ目は、軽口で「私が新卒ならやめちゃうほど辛いよー!w」とAさんに言っていたこと。なんの影響も与えていないことを願いたい。
どうして私がそういう事を口にしたかというと、私だったらその言葉に救われたからだ。

先輩に「しんどいです」といったときに
「でも、みんなやってる」とか「最初はつらいよね、でもがんばろうね」とかいう言葉より
「いやまじ、しんどい、私もつらいw」って言ってくれた方が泣き言言いやすいから。思ったことそのまま漏らしてもいいんだって一つ肩の荷が下りてくれたらと思ったけれど。

少し過激だったのかなあ、と後悔。
自分、1年未満で新卒で入った会社やめて、転職してるから
今の職場にいる周囲の人よりは転職に対してのハードルが低い。

だから、このまま辞めて転職することも別段悪い選択ではないと思う、けど
どうか休んでいる今この瞬間も、自分を責めないでいてほしいと思う。

課長も係長級も正直人の面倒を見るという面ではド級のポンコツだと思うのだけど、悪い上司ではなく、ましな環境ではあると思うから戻ってきてくれたら、とも思う。

そう思うのに、いないことが日常にもなっていっていたのが怖い。
結局は関心が薄いのだろうか。

聞くところによると夜も眠れずに、食事も摂れなかったと。
そこまでになっていたなんてわからなかったな。
私も他者から決してそうはみえないほど、泥沼に堕ちるタイプで
周囲はわかっちゃいないな~~とか思うけど、
私もわかっちゃないし、人はやっぱりわからないから。
分かった風なことを言ってはいけないな。

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