大森渚

販売促進コンサルティングのオージュ・コンサルティング代表。ガーナ生地×日本縫製のアパレ…

大森渚

販売促進コンサルティングのオージュ・コンサルティング代表。ガーナ生地×日本縫製のアパレルブランド「Cherry et Cacao(チェリエカカオ)」オーナー。ライフワークは世界の展示会調査。中小企業診断士。

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ガーナの子どもたちのためのチャリティー企画、スタート!

ガーナに恋をしてしまってはや5年。 ガーナに対して私が役に立てることは何だろう?とずっと考えてきました。 この年齢になるまで世界の諸問題に目を向けてこなかった自分に反省しつつ、そんな私でもできることは何だろう?と考えてきました。 そして、とても複雑に絡まったアフリカの諸問題の中で、どの部分を支援するのがベストなのか、という点にも悩んできました。 考えて考えた結果、私にとっては「子どもたちへの教育」なのかな?という結論に至りました。 ガーナである村を訪れたことがありま

    • 私とアフリカンファブリックとの出会い②一歩前に踏み出すこと

      ガーナ生地を使ったアパレルブランド「Cherry et Cacao(チェリエカカオ)」を運営している大森渚と言います。 前回も読んでくださったみなさん、ありがとうございます。今回初めてお会いしたみなさん、初めまして。数ある記事の中からたどり着いていただけて、嬉しいです。 前回、アフリカンファブリックとの衝撃的な出会いの話をしましたが、その後数年間はそれまでと変わらない生活をしていました。 しかし、30代後半になった私には悩みがありました。 結婚して5年以上経っていまし

      • 私とアフリカンファブリックとの出会い①自分のルーツを愛すること

        こんにちは。ガーナ生地を使ったアパレルブランド「Cherry et Cacao(チェリエカカオ)」を運営している大森渚と言います。 この記事を見つけてくれて、そして読んでくれて、本当にありがとうございます。 みなさんには、心の中で大切にしている「ふるさと」はありますか? 私のふるさとは自分が育った山口です。その次は、両親が育った関東。 そして、私にはもう一つふるさとがあります。 私の祖父母が生まれ育った、私のルーツでもある沖縄です。 私の祖父母は沖縄の首里で生まれ

        • 地味な父が「素晴らしい人生」を送った理由

          美しく華やかな母と比べて、私の父は地味だった。 決して美男ではなかったし、小柄で口下手だった。 中堅の化学会社の研究員だった父は、母との初めてのデートに自分が研究している薬品の試験管を持ってきた。 夜遅くまで仕事をして帰ってくる父からは、いつも何かの化学薬品の匂いがした。 しかし、地味な外見に反して、父は人生に成功した。決して派手ではないけれど、昭和時代の典型的な成功とも言える人生だった。 わかりやすいのが家の大きさだ。 私たち家族は、私が小学生の頃、集合住宅の社宅

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          QUEENのライブを観て、後を継ぐものの美学を考える

          天才的な創業社長と、創業当時から苦楽を共にした専務と常務がいる会社があるとします。 創業社長は40代で若くしてこの世を去り、その後20数年、専務と常務が代表を兼務したりしながら、どうにか会社を切り盛りしてきました。 そんな時に、彼らの息子世代の社長適任者が見つかり… 会社に当てはめたらこんな感じなのかもしれません。 QUEEN+アダム・ランバート東京公演@さいたまスーパーアリーナ、 最高でした! 高校生の時から大好きだった曲をライブで聴けること、 ブライアン・メイとロジ

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          もてる人のコミュニケーションは会話の中心点が違う

          コンサルタントという仕事柄、 人のコミュニケーションの仕方がとても気になります。 最近、その人のコミュニケーション力って会話の中心点がどこにあるのかでわかるなぁと思うようになりました。 「自分本位」なコミュニケーションをする人の場合、 会話の中心点はだいたい自分寄り。 自分が興味があること、 自分が好きなことに寄っています。 でもこれはまだまだ可愛げがあって。 相手はふんふん、と聞き上手に徹すれば良いのです。 (ちなみに化学の研究員だった父は、母との初めてのデート

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          研修の競合、どう考える?コンサルタントvs元CA・元秘書

          中小企業診断士(…というか経営コンサルタント全般)のひそかな悩み。 ビジネスマナー研修の仕事が元CAさんや元秘書さんと競合してしまうことについて。 私、実は4月になると新入社員向けのビジネスマナー研修をよくやっているのですが、ずっとモヤモヤがあったんですよね。 ビジネスマナー研修って元CAさんや元秘書さんの方が絶対得意だよね。中小企業診断士がやってもいいのかな。 この前こんな経験をして、そのモヤモヤがちょっと晴れました!

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          これだけは見ておきたいルーブル美術館7選|超個人的なコメント付き

          はじめにとっても広くて1日ではとても見きれないルーブル美術館。運良くアフリカへのトランジットで昨年・今年と2回ルーブル美術館を訪問することができたので、これだけは見ておいた方がいい超有名な作品を、ごく個人的なコメントを付けてご紹介します。美術の専門家ではなくあくまで一般人目線でのルーブル案内ですのでご了承くださいませ。 ① 鍛えています!「ミロのヴィーナス」 想像以上にアスリートな体つきの彼女。ジムのインストラクター並み、整体に行ったら「なんかスポーツやっていますか」と絶

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          コンサルタントの私がアパレルブランドを立ち上げるまで

          はじめにこんにちは。大森渚と言います。 コンサルティング会社を経営しながら、西アフリカの国・ガーナの生地を使ったアパレルブランドの運営をしています。 女性向けの通信販売会社で商品企画やWebディレクターとして勤務した後、8年前、コンサルティングの資格取得とともに、販売促進専門のコンサルティング会社を立ち上げました。 そんな私が、なぜアパレルブランドの立ち上げを決めたのか、どのような想いで運営しているのかなどをお話できればと思います。 コンサルタントとしての葛藤 8年

          コンサルタントの私がアパレルブランドを立ち上げるまで

          フジロックで体を揺らしながら「スモールビジネスはどうあるべきか」を考える

          フジロックフェスティバル2019、初日行って参りました。 有名どころでは、KING GIZZARD & THE LIZARD WIZARD、ケミカルブラザーズ、トム・ヨーク、良かったです。BLOODEST SAXOPHONE、Venue Vincent、キウイとパパイヤ、マンゴーズ(後述)、チャラン・ポ・ランタン、TAMTAM、勝手にしやがれ、好きですね〜。 さてさて、私も初のフジロックだったのですが、まだ行ったことがない!という方のために。 フジロックには大小16種類

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          大森渚の自己紹介(2019.7.17更新)

          はじめにこちらのnoteでは、販売促進コンサルタントとアパレルの2つの事業を掛け持ちする私が、日々の仕事や生活の中で気づいたことを書いていきます。映画・アートネタも多めです。 ▶︎私がコンサルと服屋を掛け持ちする理由 ▶︎アパレルブランド立ち上げによる、本業へのちょっといい影響 プロモーションの仕事プロモーションと制作の会社、株式会社オージュ・コンサルティングを経営しています。もともとは中小企業診断士として8年前に独立したのですが、もともと通信販売会社で商品企画やW

          大森渚の自己紹介(2019.7.17更新)

          私がコンサルと服屋を掛け持ちする理由

          平日はコンサル、土日は服屋をする生活を始めて、3ヶ月が経ちました。 体力的にはなかなか大変なのですが、自分の中でさまざまなバランスが取れてきたと感じています。 ここで、私がなぜコンサルという本業がありながら、自社ブランドの服屋を始めようと思ったのかという経緯についてお話しようと思います。 プラス方面の理由については、以前の記事でも書いたので、今回は必ずしもプラス方面とは言えない理由についてです。 8年前に、猛勉強の末国家資格を取得し、コンサルタントとして独立しました。

          私がコンサルと服屋を掛け持ちする理由

          キウイとパパイヤ、マンゴーズ「会いにいくよ」

          はじめて聴く人は不思議な歌詞だと感じると思います。 「君」とは誰なのか。 「君」はどこにいるのか。 「君」と「僕」はどういう関係なのか。 「君」は本当にこの世に存在するのか。 この曲が生まれたのは12年前。 当時私は若い主婦向けの通信販売の会社で働いていました。 その会社で、お客様から大切な人へのメッセージを募集し、 それをクリスマスソングにする企画がありました。 子どもたちへ、旦那さんへ、両親へ。 あたたかなメッセージがたくさんありました。 その中で、一定数あった

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          おしゃれは人の意識も、時代も変える

          池袋を歩いていた時のこと。明るい色の服を着てにこやかに談笑している女性たちがいた。 綺麗な人たちだな、と横目で見ていたら、スクールバスが止まった。 特別支援学校のバス。これまた可愛いメガネの女の子がニコニコと車椅子でバスから降りてきた。 一人のお母さんが「また明日」とお辞儀して、女の子と一緒に帰って行った。 そんな様子を微笑ましく眺めながら、時代は変わったと思った。 私が子どもの頃、ウン十年前も、障害を持つお子さんのお母さんたちはいた。 当時の障害を持つお子さんの

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          「模倣」をしそうになった時に考えるべきこと

          コンサルティングの仕事をする際に、できるだけ事例を多く挙げるように心がけています。 理論だけを話しても相手はなかなかイメージできないものですが、具体的な事例があると頭の中で像が浮かびあがり理解しやすくなるからです。 しかし、時々、世の中にある成功事例をご紹介すると、「うちも同じことをすればいいんですか?」とおっしゃる方がいます。 そんな時、もちろん自分の説明不足を反省するのですが、同時に「この人は危険信号だな」と感じます。 事例を事例のまま受け止めてしまう方は、潜在的

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          見える見えないを超えたところにあるもの | 映画「ナイトクルージング」

          1.はじめに「全盲の映画監督が映画を撮る」様子を追うとともに、制作スタッフ側から見た「全盲の映画監督と映画を撮る」体験も味わえる映画だと思う。 「ナイトクルージング」は、生まれつき全盲の加藤秀幸監督が、各分野でのプロフェッショナルと協力し合いながら映画を撮っていく姿を追ったドキュメンタリーである。 晴眼者の世界では世の中をどのように認識しているのか、全盲の方の世界ではどうなのか、お互いが探りながら、お互いの意見を丁寧にくみ取りながら一つの作品を作っていく。 大学教授や研

          見える見えないを超えたところにあるもの | 映画「ナイトクルージング」